5ちゃんねる ★スマホ版★ ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50  

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

サクラ大戦Xの九条昴萌えスレ3

262 :新次郎×昴:1:2005/08/29(月) 22:04:31 ID:???
主よ 御許に近づかん
のぼるみちは 十字架に
ありともなど 悲しむべき
主よ 御許に近づかん


 仮縫い合わせに杏里に呼ばれて僕は衣裳部屋で暗い色の布をまとう。
「はい、ピッタリですね。動かしづらいところってないですか?」
「いや、だいじょうぶだよ」
「じゃあこのまま本縫いにはいっちゃいますね…あ」
 杏里の携帯通信機が呼び出し音を鳴らした。
「ごめんなさい、昴さん。売店にお客さん溢れちゃったらしくて…」
「ああ、構わないよ。いっておいで」
 プラムの呼び出しに彼女は部屋を飛び出したが「きゃあ」と悲鳴が聞こ
えた。
勢いあまって廊下で誰かとぶつかったらしい。
「もうっ! 大河さん、なんでそんなところにいるのよっ!!」
 犠牲者は大河か。彼女はやたらと彼を敵視している。
 愛憎は表裏一体。恋愛感情に幼い彼女が、大河への好意に気付いて
しまわなければいいと思う。
 何故なら、彼は昴のものだからだ。
「え…だって、杏里くんがこれ運んでおいてって」
「だったら、とっとと置いといて! 忙しいんだからっ」
 パタパタと駆けてゆく足音と大河の溜息が聞こえる。
 ご苦労様、大河。
「えっと、失礼しまーす」
 半開きのドアを肩で押して布地を抱えた大河が衣裳部屋へはいってきた。
 僕を見つけると、その場に立ち尽くす。
「あ……」
 泣きそうな笑い出しそうな、表現しがたい顔で僕を見つめる大河。
どうしたというのか。
「大河…?」
「…あ、あの……それ、今度の衣装ですか? …昴さん」
「ああ、戦乱中の国で貧しい人々を救った修道女の話だ。いい脚本だよ」
 まだ仮止めの糸が残ってはいるものの、ほぼ完成した形の修道服に大
河は眩しいものでも見るような目だ。
「そうですか…楽しみにしてますね!」
 さっきの反応はなんだったのかと気にとめたが、いつも通りの笑顔に戻っ
た大河に単に驚いただけだろうと結論した。


491 KB
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

★スマホ版★ 掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50

read.cgi ver 05.04.02 2018/11/22 Walang Kapalit ★
FOX ★ DSO(Dynamic Shared Object)