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サクラ大戦Xの九条昴萌えスレ4

381 :新昴凌辱:2005/10/19(水) 05:33:51 ID:???
闇の気配が消えていく……

ここは虚無。
数分前、荒々しくも心地よい鉄の音を幾重にも響かせ、
互いの扇を交えていたのが幻想であったかのように静まり返っている。
――大河は大丈夫だろうか――
信長の放った光に吸い込まれる瞬間、
大河の悲痛な呼び声が遠くで聞こえたのを覚えている。
大河は今一人、どうしているだろうか
一人で戦っているのだろうか
傷など負ってはないだろうか
沈黙を保つ虚無の中で昴は闇の中一人、不安に駆られていた。
(とにかく此処を出なければ始まらない。早く抜け出して大河を――皆を捜さなければ…)
そう思いスターを起動させようと思った矢先。
「昴さん。」

―――全く気配に気付かなかった。
だが見れば確実に昴機の足下で、今一番心にあった人物がこっちを見上げている。
暗い空間の為かスター越しで見る顔ははっきりとは見えない。

「昴さん。大丈夫でしたか?」
彼の相変わらず柔らかい声が通信画面越しに耳を通る。
今思えばもっと警戒すべきだった。
昴は大河なら全てを乗り越え、奇跡をも起こせると過信していた。
ならば今彼が自分の許へ来る事も、至極当然可能な事だと、
ハッチを開けて単身大河の元に駆け寄ったのだ。

まさかこんなに早く合流できるとは。
それだけが心を踊らせ、警戒心や不穏感などは脳の片隅に忘れ去られた。

「大河。君こそ無事で安心した。怪我はなかったかい?」
大河からの返事は、ない。
だが表情を伺えば暗やみの中で笑みを浮かべていると辛うじてわかる。
きっと大河も僕を見つけてホッとしているのだろう。
この日までの大河の性格や行動から勝手に都合のいい解釈を済ませ、
大河からの言葉を待つと、その瞬間昴の視界は一瞬で霞む。

髪がサラリと揺れ、ふんわりとした衝撃に我に返ると、
小さな身体は大河の腕に囚われ、彼の胸に抱き寄せられていた。


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