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レズ声優出張所Part4

1 :& ◆Jx3uuDAUoo :2006/02/17(金) 20:57:19 ID:22IXIXnD
ここは声優板「レズ声優」の出張スレです。
本スレ:レズ声優 Part8
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/voice/1124473961
「この声優は絶対レズだ」とか「レズらせたい」という声優さんを
「エロ話中心で」思う存分マタ?リと語っちゃって下さい。
妄想捏造ドンと来い。
SSも書いちゃって結構です。っていうか、キボンヌ
執筆して下さると言う方はトリップだけは忘れないで下さいね。

私が書き込んでいたら512kを超えたので書き込めませんと出ました。
とにかく新スレを立てておきます。



579 :556:2006/05/22(月) 19:23:57 ID:ZuOzh0xq
>>578 世間一般的には愛ちゃんを攻めさせたり受けさせたりする人は危険人物と思われ。

実は私もエロイ人に聞きたいんですが、誘い受けっていうのは、攻めの一形態なんですかね?
両方向に行けるのが長続きのコツじゃないかと思ってみたり。


580 : ◆cVAdsO2Fdk :2006/05/22(月) 19:42:24 ID:+8e1+L79
>>579
つまり、攻めとか受けとか気にせず二人をイチャイチャさせてればいいってことですね
お答えありがとう

581 : ◆JirmzAivjs :2006/05/23(火) 18:36:06 ID:Q+JiOo2g
最近、投下が多く賑やかで何よりです。
某アニメで盛り上がってるのか謎なカップルですが、自分以外に需要があることを願って投下。

582 : ◆JirmzAivjs :2006/05/23(火) 18:37:26 ID:Q+JiOo2g
アフレコもひと段落し、休憩中のスタジオ内。
「やめてよー、くすぐったいよぉ」
いつもと同じように、一人の女性を中心として華やいだ空間が拡がっていた。
「やめてってばぁ」
口では嫌がりながらも、その表情はなんとも言えなく嬉しそう。
マスコット的な可愛らしさを持つ彼女。
少し大袈裟なぐらいの反応をしながら、今日もやっぱり人気者。
(面白くない)
そんな空間から少し離れ、冷めた目線で見つめる女性の話。

面白くない。
何が面白くないのかは、はっきりと言えない。
だけど、心の中になんとも言えない気持ちがゆっくり染み込んでいくのは分かる。
「やめてよー」
そう言う顔は、私に向ける笑顔と同じ。
いつでも元気、それは彼女の好きなところ。
「やめてってばぁ」
そう言う声は、遊んで貰えて少しだけ嬉しそう。
嘘みたいに素直、それも彼女の好きなところ。
それなのに、なんとも言えない気持ちはドンドン大きくなっていく。

大丈夫だろうか?
今の私は、周りと同じような笑顔を浮かべているのだろうか?

(面白くないなぁ)
これぐらいのことでそんな気持ちになっている自分。
それが一番面白くなかった。

583 : ◆JirmzAivjs :2006/05/23(火) 18:38:42 ID:Q+JiOo2g
やっと訪れた二人きりの空間。
自分の家なのに、何故か彼女はソワソワそわそわ。
一方私は、心のどこかが整理できてない。

「あの・・・お茶飲む?」
「いらない」
「じゃあ、何しよっ」
「ちょっと落ち着いたら」

うーっ、困ったようにちょっと呻いて同居猫に助けを求める未祐。
「にゃー」
部屋の中の微妙な空気を察知したのか、嫌がるように未祐の手から隣の部屋へと消えてしまう。
「・・・あの・・・・ね」
背中から聞こえてきた声。
「何」
振り返ると、丸っこい顔とぶつかりそうになった。

584 : ◆JirmzAivjs :2006/05/23(火) 18:39:32 ID:Q+JiOo2g
「・・・・なっちゃん」
その甘えたような声が私の心を逆なでする。
「だから、何」
さっきまで愛ちゃんに甘えていた声。
「何か怒ってる?」
真っ直ぐに私を見つめてくる瞳。
「別に・・・何でも無いわよ」
それは、さっき愛ちゃんに可愛いと言われていた瞳。
「あの・・・ごめんね」
違う、何もしてないんだから謝らなくてもいい。
「気付かないうちに、また変なことしちゃった?」
謝らないといけないのは、勝手に怒っている私なんだから。
「こんなんじゃ、なっちゃんに呆れられちゃうね」
だから、そんなに優しく笑いかけないで。

「・・・って」
「ん?」
話しかけられて嬉しそうな笑顔。
「何でも無いからほっといてってば」
その表情のまま、未祐の動きが固まった。

585 : ◆JirmzAivjs :2006/05/23(火) 18:42:18 ID:Q+JiOo2g
「ごめんね・・・お風呂入ってくるね」
へへっと笑って、私から遠ざかっていく彼女の姿。
(ちょっと待って)
焦り、後悔、反省。
いろんな感情が私の体を突き動かす。
「なっちゃんは、後からゆっくり入ってね」
静かに聞こえてくる声は、ほんの少し不安定に揺らめいている。
(あと少し)
あと少しの筈のこの距離がもどかしくて、思いっきり手を伸ばす。
「・・・・ごめん」
やっと届いた指先で、私は未祐の震える体を掴まえる。

「ごめんね・・・なっちゃん」
「謝らないといけないのは私でしょ」
いつも笑っている彼女。
それは、誰にも真似出来ない彼女の強さ。
「ごめん。ちょっと八つ当たりだった」
それを傷つけてしまったお詫びもこめて、いつもよりちょっと強く抱きしめてみる。
「あの・・・・なっちゃん」
ふんわりと香る、お菓子みたいな甘い香り。
「どうしたの?」
恥ずかしそうな声に誘われて、また少し腕の力を強くする。
「ちょっと離してほしいな」
耳元に聞こえてくるのは、消え入りそうな小さい囁き。
「まだ怒ってるの?」

答えを知っているのに質問するのは性格が悪いのだろうか?

586 : ◆JirmzAivjs :2006/05/23(火) 18:43:55 ID:Q+JiOo2g
「違うよ、怒ってなんてないよ」
「じゃあ、なんなのよ」
何にせよ、離れてくれ・・・と言われるのは、あんまり嬉しい事ではない。
「あの・・・なんでもない」
「何でも無くても離れて欲しいぐらいに嫌われたんだ」
「違うよ。そんなんじゃなくて」
「はっきり言えば」
「あのね・・・・・鼻かみたい」

「ごべんねぇ・・・きらにびならばいでぇ」
(子供じゃないんだから)
真剣な場面に似合わない光景。
なのに、ドンドン心が暖かくなるのはどうしてだろう?
「何言ってるのか分かんない」
「むーっ」
「ほら、怒るとまた鼻水垂れてるんじゃない?」
「意地悪・・・・ちゃんとかんだもん」
すっかり何時もと同じ、賑やかな空間。
「どうだか・・・ほら、目閉じて」
そこに似合わない涙の跡を静かに拭き取る。

587 : ◆JirmzAivjs :2006/05/23(火) 18:44:41 ID:Q+JiOo2g
「・・・ん」
(何もそんなに閉じなくても)
やっぱり子供っぽい仕草がよく似合う。
(・・・・はぁ)
胸の中の怪しい気持ちを誤魔化すように、少しだけ強引に擦っていた時
「あのね・・・・なっちゃん」
私の左手が、そっと暖かいものに包まれた。

「まだ怒ってる?」
時々考える事がある。
もしこの手を握り返したら、彼女はどんな顔を見せてくれるのだろう?
「もしかして・・・・家来るの嫌だった?」
どうして、こんなに真っ直ぐに見つめてくるのだろう。
この瞳に見られたら、隠している気持ちまで覗かれてしまいそうで少し怖い。
「そんな訳無いでしょ」
「でも」
「大体ね、嫌だったら来ると思う?」
「じゃあ、なんで・・・」
不安そうな表情。
そんな顔は見たくないから、プニプニの頬を攻撃してみる。

588 : ◆JirmzAivjs :2006/05/23(火) 18:45:18 ID:Q+JiOo2g
「もしさぁ、私ともっちーが目の前でイチャイチャしてたらどう思う?」
「・・・いいなぁって思う」
「あのねぇ」
「でも・・・・でもね、ちょっと嫌だな」
プニプニの頬っぺた。
「ちょっとだけ?」
そこが熱が集まってきてるのが、正に手に取るように解る。
「・・・・・凄いやだ」
「そう言う事よ」
「そう言う事って・・・・いひゃい、いひゃいよ」
「はい、お終い」
とぼけた顔になんだか腹が立って、思いっきり頬を伸ばしてから離す。

「さぁ、お風呂でも入ろうかな」
「ねぇ、なっちゃん。今のどういう」
他人の気持ちに敏感な貴女。
「ぼーっとしてる暇あるの」
「ぼーっとしてるんじゃなくてね」
自分の気持ちに素直な貴女。
「ほら、早くしないと一人で入るわよ」
「ちょ・・・ちょっと待ってよぉ」
何時になったら、私の気持ちにも気付いてくれるの?

589 : ◆JirmzAivjs :2006/05/23(火) 18:46:57 ID:Q+JiOo2g
広い・・・とまでは言えないベッド。
けど、もっと有効利用は出来ると思う。
「あったかーい」
「暑いわよ」
「そんなこと無いよ」
耳元を擽る笑い声。
あんまり感じないけど、少しは感じる胸元のふくらみ。
子供みたいに遠慮なしにくっついて来る体。

(少しは考えなさいよ)

本人に自覚は無いと思う。
無いんだろうけど、だからこそ手に負えない。
「へへっ」
「何よ」
「何でも無いよ」
自制心。自制心。
少しでも心を落ち着かせる為に、それだけを繰り返す。

590 : ◆JirmzAivjs :2006/05/23(火) 18:47:51 ID:Q+JiOo2g
「言っても変な子だって思わない?」
「もう充分思ってるから、安心して言ったら」
「むーっ」
「怒ってないで、早く言ってよ」
「あのね・・・・なっちゃんのお肌ってスベスベだね」

ブチッ。
その声を聴いた瞬間、体の中で何かが弾けた。

「きゃっ」
暖かい体を、自分でも驚くぐらいの速度で下敷きにする。
モジモジ動く腕を、彼女の頭の上でしっかりと固定。
「未祐の肌は、苺大福なんだったっけ?」
見る見る赤くなっていく頬は、見る者を誘惑でもしているのだろうか?
「なっちゃん」
「何?」
「苺大福って・・・好き?」
「さぁ・・・・食べて見ないと分かんない」
折角だから、一晩かけてゆっくりと味わってあげる。

終わり

591 :名無しさん@秘密の花園:2006/05/23(火) 19:58:36 ID:+mJX1tyG
GJ!!です。 読んでて何ヶ所も、ここ巧い!と思った。
着眼点もいいですよね、次に来るのは(受けるのは)これかな、と思ってたカップリング。


592 :名無しさん@秘密の花園:2006/05/23(火) 22:42:38 ID:8Q44VX4+
ttp://www.pandora.nu/seiyuu/gbbs/img-box/img20060523205839.jpg

593 : ◆cVAdsO2Fdk :2006/05/24(水) 01:05:46 ID:JfwOgUIN
本スレが盛り上がっている隙に投下してしまおう

本スレ621さんからのリクエストに応える中原清水です
ちょっと意図されたものとズレた気がしないでもないですが……

594 :1/6 ◆cVAdsO2Fdk :2006/05/24(水) 01:06:58 ID:JfwOgUIN

一緒の仕事が多いのは、一緒に歌った曲のプロモーションがあるから。
一緒に出演しているアニメのED主題歌。
一緒にお仕事をするのはとても楽しいし、充実してるって感じられる。
それでも少し憂鬱なのは、きっと投げかけられるだろう質問があるから。
その質問はきっとインタビュアーの人も、そして記事やラジオを楽しみにしている人が期
待する質問なんだと思う。
気になるようなことは、PVのワンシーン。
長時間に及ぶ撮影に、疲労と睡魔が極限状態まで追い込んできた……というのは言い訳の
ひとつでしかないって、本当はわかっているけれど。建前としてそう理由づけている。
それはPVの演出としてもまず普通はしないだろう、女の子同士のキスシーン。
やっぱりインパクトは強いらしくて、どこの取材でもかならずそれに触れられる。
ただ問題は、もうひとつあって……。

朦朧とした意識の中、作り上げていく世界に入り込んでしまった。
そして、深い口づけを交わした……。

それは、演出側としては最高の演技、だったはずのもの。
けれどそれはやはり、人によってはよいものには映らない。
私たち二人は、事務所の人に取材の場で、キスシーンに関することを言わないように、と
きつく言い含められた。
それはあくまで注意というものだったけれど、裏に込められた意味は、二人ともわかって
いた。
違う事務所にいながら、セット売りで扱われる私たち。
一緒の仕事は多かったけれど、今回の件で、下手をすればその機会は二度と失われてしま
うんだろう。

だって、あれは演技だけじゃなかったから。


595 :2/6 ◆cVAdsO2Fdk :2006/05/24(水) 01:08:32 ID:JfwOgUIN
愛ちゃんは純粋な女の子で、それはもうかわいいのだけれど。
実際にその質問をぶつけられると、反応しかかって困惑してしまう。
だから私が、その場は多少強引だったり無理があっても、話を少し逸れた方向へ返すよう
にしている。
事務所の言葉だけじゃなく、まともに受け答えしていたら、からかいのネタのように取り
上げられてしまう。
それは互いの今後の活動に支障が出る、というだけじゃなく、とても純粋な愛ちゃんが傷
ついてしまうことでもあると思うから。


お互いレギュラーのお仕事が何本かあって、朝早くからのお仕事も少なくない。
そんな中、久々に愛ちゃんがお泊まりに来てくれた。
プロモーション活動が続く合間の、数少ない安らげる一時だった。

「むぅ……」
愛ちゃんは難しそうなお顔で、必死に堪えてる。
疲労から来る睡魔と戦っているのは、実はお見通しだったりして。
「今日は早めに寝ようか?」
私の声にぱっと目を覚まして、愛ちゃんは首を横に振る。
「ううん、こうやって麻衣ちゃん家にお泊まりするの久々だし、明日のお仕事朝早くから
じゃないし、大丈夫だよ」
そう言って、明るく笑顔を浮かべようとしてくれる。
その気持ちは嬉しい。私と二人で過ごす時間を大切に想ってくれているのだから。
ただそれでも、愛ちゃんの疲労の原因がなんとなくわかっている私としては、ゆっくり休
んで欲しいという気持ちもある。
でも私のそんな気持ちを押しつけたら、愛ちゃんは少し寂しい思いをするんだろう。
「じゃあ、無理しないでね?」
結局愛ちゃんに甘い私は、妥協案とはいいつつも愛ちゃんを甘やかす選択を選んでしまう。
別に、後悔はしないけど。
「うん」
それだけで嬉しそうに微笑んでくれるって、知ってるから。

596 :3/6 ◆cVAdsO2Fdk :2006/05/24(水) 01:09:31 ID:JfwOgUIN
一緒に夕ご飯を食べて、話しているだけでも幸せを感じられるのを知っていた。
それでも、化粧で隠されているはずなのにうっすら見える目の下の隈が、やるせない思い
にさせる。
「ごめんね」
無意識に、思っていたことが口に出ていた。
「どうして謝るの?」
愛ちゃんは不思議そうに聞いてきた。
私を映すその瞳が、私の言ったことの裏側にある気持ちを、映しているのはわかってる。
それでも、愛ちゃんは私に聞いてくれるの。
じっと私の言葉を待つ愛ちゃん。言おうか言うまいか、迷わないわけがない。
迷って、ずっと気になっていたことを言うのに、これほどいい機会がないことに気づいて、
私はためらいを追い払うように口火を切った。
「私が好きにならなければ、あの時キスしなければ、こんな風に愛ちゃんが苦しむことも
なかったかなって」

あの時。
私たちが、仲の良い友達や親友という線を越えてしまった時。
最初に動いたのは、私だった。
それまでにそんな気持ちを持ったことがなかったかといえば、ないと言えたと思う。
その瞬間、どうしてだろう。唐突に気づいてしまったの。
目の前の存在が愛しいって。
他にどう言い表せばいいのかわからないほど、ただ愛しくて好きだと心が惹きつけられた。
そして私は、その衝動のままに、愛ちゃんにキスしていた。
拒絶されることも、嫌われることも、頭には浮かばなかった。
ただ愛しい、それだけだった。
唇が重なった時の温もりの余韻に浸りながら離れた後、私はさっきと同じ感触に触れていた。
私がキスした後、愛ちゃんからも私にキスをしてくれたからだったのだけど。
互いに何も言わないで、ただ見つめ合って、キスを繰り返した。


597 :4/6 ◆cVAdsO2Fdk :2006/05/24(水) 01:11:03 ID:JfwOgUIN
「いいんだよ。だって、好きになっちゃったのは私も一緒だし。麻衣ちゃんがしてくれな
かったら、私からしていたかもしれないもの」
そう言って微笑むその様子は、それだけ見れば、いつもと何も変わらない、元気な愛ちゃん。
連日の取材で余計なことを言わないようにと、気を張りつめている姿を知っているから、
その健気な姿に騙されてあげることができない……。
元気を装うために、愛ちゃんを余計疲れさせているのに。
それが全て、私のためにしてくれていることなのに。
「麻衣ちゃんだけが背負い込まなくてもいいんだよ。私も一緒にがんばるから。麻衣ちゃ
んから見たら頼りないかもしれないけれど……。インタビューとか、言うことが見つから
なくて、麻衣ちゃんにうまくごまかしてもらってばかりだけど」
へへ、と力なく苦笑する姿は、何も知らなければ可愛いけれど。
愛ちゃんの性格を考えれば、一人で上手く立ち回れないことを悔やんでいたのかもしれない。
そんな愛ちゃんをまた愛しく感じて、抱き寄せたい気持ちと、突き放さなきゃという気持
ちが私の中で葛藤する。
「麻衣ちゃんは優しいから、今からでも私とのこと、なかったことにしようとか、考えて
るんでしょ?」

私の中の葛藤が、愛ちゃんの言葉で全て凍り付く。
愛ちゃんは変わらない様子で、じっと私を見つめている。
やっぱりこの瞳には、嘘をつくことも隠し事をすることもできない。
「気づいてたの?」
だから、ただそう言った。
肯定してるって、愛ちゃんならわかるはず。
「そういうわけじゃないけど、麻衣ちゃんならそう考えるかなって」
そうだ。
私たちは以前から、互いに相手の考えることが、なんとなくわかるんだった。
そんなことも忘れていたなんて。少しだけ、恥ずかしい。
「麻衣ちゃんが私のことを好きじゃなくなったりとか、他に好きな人ができたとか、今の
状況が辛かったりしたら、それでもいいよ。麻衣ちゃんが決めることなら、私はそれを受
け入れるから」

598 :5/6 ◆cVAdsO2Fdk :2006/05/24(水) 01:12:47 ID:JfwOgUIN
まるでマリア様みたいな顔で、微笑みかけてくれる愛ちゃん。
私は別にマリア様なんてよく知らないけれど、聖母ってこんな感じなのかな、と思える。
わがままを言うなら、ずっと私だけのものでいてほしい。
まるで子供じみた独占欲を、抑えられる自信がなくて、目の前の愛ちゃんを抱き寄せる。
愛ちゃんはちょっと驚いたような顔をして、でも私の背中に腕を回してくれる。
「でもそれが私のためを思ってのことだったら、やめて? 私は平気だから。麻衣ちゃん
と一緒にいられることの方が嬉しいから。私なんかじゃ頼りないかもしれないし、麻衣ち
ゃんと釣り合わないかもしれないけれど、一緒にがんばろう?」

改めて考えてみよう。
愛ちゃんが好きで、大切で、傷つくのを見たくない。それはOK。
じゃあ、私は? 愛ちゃんがいなくて、私は耐えられる?
愛ちゃんは? 愛ちゃんは、いきなり突き放されて、悲しまないの?
どっちも答えは『無理』。
どうして、こんな簡単なことも考えられないでいたんだろう。
疲労が溜まっているのは、愛ちゃんだけじゃなかったってことかしら。
やっぱり、愛ちゃんは偉大。
「頼りにならないなんてことないし、釣り合わないこともない」
「そう?」
「そう。だって私、愛ちゃんがいなかったら、ここまで頑張れてないもの」
雑誌のインタビュアーさんの、いつも繰り出される攻撃を、必死でかわしてこられたのも。
ラジオのパーソナリティさんの、どこか期待に満ちた攻撃を、全力で逃げてきたのも。
愛ちゃんがいなくなるのが、怖かっただけだから。

聞こえてくる愛ちゃんの鼓動は、あのPVの撮影で、愛ちゃんのお腹に頭を乗せていた時と
変わらない、私を落ち着かせてくれるもの。
そして同時に、愛ちゃんが好きだって、私を泣きたくさせるもの。
このままずっとこうしていたら、いつの間にか眠ってしまいそう。
ん? 眠る……?


599 :6/6 ◆cVAdsO2Fdk :2006/05/24(水) 01:14:13 ID:JfwOgUIN
はっと気づいて、でもゆっくり愛ちゃんから身を離すと、愛ちゃんはどうやら限界が来た
みたいで、くうくうと眠っちゃってる。
「しょうがないか、疲れてるもんね」
さて、どうしようかな。愛ちゃんほどの腕力があったら、このままお姫様だっこで運べば
いいんだけど、残念ながらそれは叶わない。
ここは、ちょっとだけ起きてもらって、ベッドに移動してもらおう。
「愛ちゃん、愛ちゃん」
完全には起こしてしまわないように、でも目が覚めるくらい……って難しいな。
それでもとろんとした目を開いた愛ちゃんは、一応は私の声が聞こえるみたい。
「ここじゃダメだから、ベッドいこう?」
そう言って愛ちゃんの腕をひっぱって愛ちゃんを立たせて、私のベッドまで連れて行く。
愛ちゃんはベッドの前までくれば、自分からその中に入っていってくれた。
そりゃ、ベッドの方が寝心地いいもんね。

私のベッドですやすや眠る愛ちゃんを見て。さて、色々支度しないと。
愛ちゃんの化粧を落としてあげて、私はどうしよう。
今からお風呂入るのは面倒だから、明日の朝にシャワー浴びればいいか。
化粧落とすだけ落としたら、愛ちゃんの隣で一緒に寝よう。
あの時から、自然と愛ちゃんが泊まりに来る時、お客様用のお布団を用意しなくなった。
私のベッドで、二人身を寄せ合って寝るようになった。
今日はキスもしていないけれど、愛ちゃんの鼓動を聞いて幼子みたいに眠ろう。
プロモーションだっていつまでも続くものじゃないし、今日はゆっくり休んで、明日から
また二人でがんばればいいよね。
とりあえず明日は、今日できなかったあのPVみたいなキスを朝一番にしよう。

END


600 : ◆cVAdsO2Fdk :2006/05/24(水) 01:14:46 ID:JfwOgUIN
ありきたりな感じのするネタですみません
ま、秘密ドールズ発売記念ということで
前のにはたくさんGJやコメントありがとうございました
今回のを読んでくださった方、ありがとうございます

それじゃノルマ達成したので、また秘密ドールズPV見てきますー

601 :名無しさん@秘密の花園:2006/05/24(水) 01:32:36 ID:EeirDpwV
>>600
GJ,切なくなるほどGJです。
秘密ドールズPV見た後だからなおさら良かったです。
愛ちゃん、麻衣ちゃんに幸あれ。

602 : ◆KE2pAIxMAI :2006/05/24(水) 03:58:33 ID:mSzieOXs
>>600 おつかれさま、そしてGJ! この日に間に合わせたのに敬意を表するよ。
実はここ1ヶ月ほどあなたと絡んでるのはほとんどが同一人物>◆cVAdsO2Fdk
勝手に思っとく。コラボに応じてくれてthx.

そして、やっぱり、愛×麻衣に幸あれ。ちゃんと守ってやれよ事務所、だね。

603 : ◆cVAdsO2Fdk :2006/05/24(水) 10:22:50 ID:6BWTzNiW
あの本スレ621さんは◆KE2pAIxMAIさんでしたか
こちらこそ、ご指名いただきありがとうございます
劇場シリーズはとても好きな作品の1つなので、また書いていただけるの待ってます

> 実はここ1ヶ月ほどあなたと絡んでるのはほとんどが同一人物>◆cVAdsO2Fdk
> 勝手に思っとく。
あたりがよくわからないんですが、自演してると思われてるってことでしょうか?
まぁ、こういう場だとそう思われるものなのかもしれませんけど。

>>601さんもGJありがとうございます

604 : ◆KE2pAIxMAI :2006/05/24(水) 10:46:41 ID:mSzieOXs
>>603 完全な私信のスレ違いで申し訳ないが、ここに書くしかないので。
(ネタ出しした当方が)勝手にコラボだと思っときます。の意。
それと、トリを付けてないレスを多用してたし、愛麻衣まとめも私の仕業、って事なの。

愛×麻衣は、どこに行こうとしてるのか分からない(今でもPVは夢だったんじゃないかと思う)けど、つまらない世間の外圧とかに潰されて欲しくないなー。


605 : ◆cVAdsO2Fdk :2006/05/24(水) 10:55:56 ID:6BWTzNiW
>>604
同じく完全な私信書かせていただきます、他の方すみません

いえいえ、十分コラボですよ
◆KE2pAIxMAIさんのネタがなければ書けませんでしたから
むしろ、劇場シリーズの◆KE2pAIxMAIさんとコラボと勝手に浮かれさせてやってください
あと、愛麻衣まとめ、本当に助かってます。今後もよければ更新してください

PVは素晴らしいんですが、今回のキャプ、あちこちに出回っているようですから、
変に騒がれて本人たちに影響が出なければいいな、と思います
(むしろそれでもラブラブを貫き通してくれたりするといいな……)

606 :名無しさん@秘密の花園:2006/05/24(水) 15:05:04 ID:uTZpQSFp
また一方では十年前の真実の元、若き復讐鬼となったゆりしー、すなわち落合祐里香が、
セントアーバーエーと名を変えたバシュタールの地に姿を現す、がしかし

ゆりしー:何
伊藤静:さぁいくぞ
ゆりしー:まて確かこいつは・・・、レズ声優九大天王のひとり、百合爆弾、静かなる伊藤
伊藤静:その通り、そしてこれこそ命(酒)と引き換えにうつ地上最大の百合力、ビッグバン・パンチ

硬く握った伊藤静の拳からエネルギー(酒)があふれ出す

ゆりしー:これが噂の禁断の技!(*><)
伊藤静:その通り、だが今日こそはそれを撃とう、なぜなら女の子好きは私だけではない、
     そう、仁美さんも、麻美子も、明乃も、それにきみきみも、皆自分との戦いだった、
     だが私は御前として誰一人として救えなかった、友として何もしてやれなかった、
     そんな自分に腹が立つ

足から火花を散らして大怪球に向かう伊藤静

ゆりしー:こいつ死ぬ気か!(*><)
伊藤静:その通り、もうこれ以上の犠牲はたくさんだ!!

千葉紗子:ならやめて下さい御前!

伊藤静&ゆりしー:!?

607 :名無しさん@秘密の花園:2006/05/24(水) 18:06:47 ID:IptAEekf
606に便乗投下(もうしません)
清水愛、アニスパ大遅刻の真相。


監督:うお、清水! 何をする気だ!
清水:確かめるんです、この唇で。
監督:やめろ、正気か!
清水:彼女を目の前にして何を恐れるんですか。この台本を書いたのはあなた達です。
監督:後々何を言われるか分からないぞ、待て!
スタッフA:そうだ止めろ、清水を止めろ!
スタッフB:彼女は暴走している!
スタッフC:引き離せ、清水を中原に近づけるな!
スタッフA:何もかも失敗か!
監督:そうだ! この台本は完全ではなかった。無謀すぎる。
清水:もう遅い!
監督:な! 我々はこの場を放棄する!
清水:よろしい、貴様らに百合の創造者たる資格はない!
鷲崎:清水さん・・・。
浅野:愛ちゃん、ああ・・・。
清水:鷲崎さん、頼みます。浅野さんを連れてここから離れて。
鷲崎:しかし、清水さんは!?
清水:構わないで! 世界は待っているんです、このPVの完成を。
私達は一刻も早くこのシーンを作り上げなければならない。その為には何の恐れもありません。
そう、私は彼女と共に生き、彼女と共に死す。今更何のためらいがあろう!
清水の元へ向かう浅野。鷲崎に止められる。
浅野:愛ちゃん!
鷲崎:浅野さん下がって!
清水:後はあなた達に任せました。必ず美しい告知を。
崩壊を始める収録スタジオ。
浅野:愛ちゃん!
鷲崎:もう遅い! 清水さんは何もかも覚悟した上だ!
浅野:でも、このままじゃOAに間に合わない! 愛ちゃん!

608 :名無しさん@秘密の花園:2006/05/24(水) 19:47:28 ID:Mn5v85i+
GRと聴いちゃ黙ってられん!(黙ってろ)

中原:私はね、決してランティスの策略にのるものでもなければ、仕事だからやるわけでもないわ!
だから!このPV、例えどんな裏があろうともこれだけは変わらない!
そう、このキスシーンは監督の都合で好きにさせるものじゃない!
全ては私と愛ちゃんのタイミングでやるものよ!
違うか?違うか!? 違うかぁぁぁっ!?

ねぇ・・・愛ちゃん(Chu☆



609 :名無しさん@秘密の花園:2006/05/24(水) 21:19:11 ID:OUI2gNqN
多村の4試合連続アーチ並みの大爆発だな。

610 :名無しさん@秘密の花園:2006/05/26(金) 00:59:34 ID:65nWLJD/
舞衣ちゃん&愛ちゃんって、オネつぃCDの中では、縦笛を口にくわえて、口から
出し入れして「尺八」とかやってたんだよね。岩田光央と3人で。

気がつけば既に懐かしい思い出…二人の仲はこんなにも、、、

611 :名無しさん@秘密の花園:2006/05/27(土) 09:32:29 ID:wf4ddMLZ
レズ声優 Part18
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/voice/1148664620/

612 :名無しさん@秘密の花園:2006/05/28(日) 22:33:58 ID:zP630G2d
唐突ですが、中原舞衣さんと清水愛さんの百合タッチのPVを発見しました!
http://www.youtube.com/watch?v=Pg_tdVgvaXM

613 :小話「KISS KISS KISS」1:2006/05/28(日) 22:52:26 ID:Jp2UvHBS
中原「愛ちゃん…」
清水「麻衣ちゃん…」
ちゅ〜!
森永「麻衣〜、愛ちゃ〜ん!」
斉藤「私たちも入れて〜」
中原「うん、みんなでちゅーしよ!」
愛「理科ちゃん…千和ちゃん…」
斉藤&森永「愛ちゃ〜ん!」
ちゅーっ!ちゅっ!
麻衣「ねえ、佳奈…」
愛「え?佳奈ちゃん?いるの?」
麻衣「そんなとこに隠れてないで」
植田「…」
愛「…いっしょにやろ!」
植田「麻衣…愛ちゃん…ありがとう…」
ちゅーっ!ちゅっ!ちゅっ!

614 :小話「KISS KISS KISS?」2:2006/05/28(日) 22:53:23 ID:Jp2UvHBS
植田「はい、理科」
森永「んー」
ちゅっ!
斉藤「佳奈〜」
植田「千和〜」
ちゅ〜!
全員「ん〜、んん〜ん〜」
ちゅっ!ちゅちゅっ!ちゅっ!ちゅ〜っ!ちゅ!
高橋直純「な、何やってんだみんな!?」
全員「高橋さん!?」


高橋「ってなことがあってね〜…あいててて」
ギリギリギリ〜!!
清水&植田&森永「いつあったんですかっ!!いつ!!」
スタッフ「………(唖然)」
斉藤&中原「悪質な嘘はやめて下さい!!」
ギュ〜ッ!

615 :名無しさん@秘密の花園:2006/05/29(月) 10:47:50 ID:i70E8LOg
>> 613
素直に面白い。しかし、壮絶な現場やな。

616 :名無しさん@秘密の花園:2006/05/29(月) 23:58:49 ID:LJPNmE/S
ワンダバスタイルのときはアフレコの度にそんなことが行われてたのか(*´Д`*)

617 :名無しさん@秘密の花園:2006/05/31(水) 00:48:05 ID:ogkNlrFg














    肉



食い
    散
らか




618 :名無しさん@秘密の花園:2006/05/31(水) 04:28:53 ID:blGyFkRP


619 : ◆cVAdsO2Fdk :2006/05/31(水) 13:25:00 ID:zzA0Efds
私のものとは全然違うデザインのメガネが、私の家にはある。
それは弟から奪ってきたもの。
別に弟はどうだっていい。弟だからなんだというくらい。
そのメガネは弟に合わせて度の入っているレンズで、私には合わない。
それでも大切に持っている理由は、私の大好きな綾ちゃんに関係してる。
二人でやっているラジオの収録の時にそれを持って行った私。
綾ちゃんはその日メガネを忘れてきてしまっていて、私が持っていたそのメガネについて
話してみた。
綾ちゃんは興味津々で、それが案外綾ちゃんの度に近い、ということで、収録中綾ちゃん
はそのメガネをかけたりしていた。

綾ちゃんからもらったものは、例えペン一本だって大事に取っておいてある。
元々は弟のもの……というのはひっかかるけれど、でも綾ちゃんが使ったメガネってこと
は私にとってとても大切なのだった。
綾ちゃんのメガネは綾ちゃんのものだし、さすがにもらう機会は絶対にないけれど。
でも、こういう形なら、私の手元に置いておける。

あぁ、なんでこんなにベタ惚れなんだろう。
弟のものは、メガネなんてちょっと高価なものであったってどうだってよかったのに。
綾ちゃんがかけたってだけで、すごく愛おしくなる。
メガネをかけた綾ちゃんは見慣れているのに、いつもと違うデザインだっただけで、綾ち
ゃんがいつもとぜんぜん違って見えてドキドキした。
今思いだしてもドキドキする……。

こんなに好きにさせてくれちゃって……、綾ちゃん、責任取ってくれる?

END

620 :名無しさん@秘密の花園:2006/05/31(水) 14:56:00 ID:SjwrUSYN
>>619
能登さん・・・強気にいきましたね〜。

さて、「ぱっくぎ」、「ちばなん」を順次、投下しようと思います。
「ほちゃりえ」もあるのですが現在、製作中。
それでは、ぱっくぎから・・・。

621 :ミニスカのくぎゅん:2006/05/31(水) 15:05:51 ID:SjwrUSYN
朴「う〜ん・・・。」
くぎゅん「お姉ちゃん、どうしたの?」
朴「理恵、ちょっと・・・。」
くぎゅん「も〜、怖い顔しないでよ〜。」
朴「これは、どういう事だ!」
くぎゅん「ん?hm3・・・あ、アイドルマスターのインタビュー。これが、どうしたの?」
朴「こ・れ!ミ・ニ・ス・カ!しかも、マイクロミニじゃね〜かよ〜!」
くぎゅん「あ〜、何となく穿いてみたくなったんだ〜。」
朴「なあ、理恵〜。なんでアタシの前で一度でも穿いてくれないんだよ〜。」
くぎゅん「・・・だって恥ずかしいんだもん。」
朴「頼むよ〜、理恵のミニスカ姿見たい〜、今〜。」
くぎゅん「えー!今ー!」
ギュッ!
くぎゅん「アッ!」
朴「頼むよ、理恵。舞台も終わって久々に時間が取れたんだからさ。アタシのワガママ聞いてくれよ、なっ。」
くぎゅん「・・・勝てないよ、も〜。」

622 :& ◆x2eaGIff5M :2006/05/31(水) 15:06:57 ID:SjwrUSYN
数分後
くぎゅん「き、着替えて来たよ・・・。」
朴「おー!かわいいぜー!理恵ー!」
くぎゅん「・・・も、もー!足ばっかり見ないでよ〜。」
朴「だって理恵はアタシの前で、こんなに露出しないじゃないかよ〜!」
くぎゅん「だって恥ずかしい・・・。」
朴「あー!もう同じ事の繰り返しじゃないかよ!」
くぎゅん「も、もう、いいよね。じゃあ、着替えてくるから・・・。」
朴「ダメ〜!今日1日は、それでいてくれよ〜。」
くぎゅん「や〜だ〜!」
朴「こうなったら力づくでも着替えさせないからな!」
くぎゅん「や〜ん、お姉ちゃん離してよー!」
朴「ダ〜メだ〜!」
くぎゅん「あっ!」
朴「ヤベッ!」
ドスン!
くぎゅん「痛たたた・・・。あ、あれ?お姉ちゃん?」
朴「・・・・・。」
くぎゅん「お、お姉ちゃん!」
お姉ちゃんはアタシの胸にずっぽりと顔をうずめたまま気絶していた。
アタシ、どうしよう・・・。
・・・このままでも、いいかな。
お姉ちゃんとの、こんな時間、いつ以来だろ・・・。
暖かい日差しの中、アタシは眠りに落ちた。

623 :& ◆x2eaGIff5M :2006/05/31(水) 15:07:49 ID:SjwrUSYN
くぎゅん「ん・・・。」
あ、アタシ寝てたんだ。
ん?たしか、床で寝てたんだけどな〜。
アタシ、イスに座ってる?
やけに足元が寒い・・・っていうか股が・・・。
朴「いい、アングル。理恵のパンチラ最高だぜ〜。」
くぎゅん「はっ!」
朴「最高だな〜。」
くぎゅん「・・・お、お姉ちゃん。何やってるの。」
朴「ん?理恵のパンチラ鑑賞だよ。」
くぎゅん「ふ〜ん、お姉ちゃんってば、そういう趣味があったんだ。」
朴「ゲッ!理恵!起きてたんだ〜・・・よく眠れた?」
くぎゅん「お、お、お姉ちゃんのバカー!」
朴「ち、違うんだ理恵!」
くぎゅん「何が違うのよ!変態!のぞき魔!スケベ野郎!」
朴「野郎って・・・。」
くぎゅん「も、もう帰ってよ!」
朴「ま、待てって理恵!」
くぎゅん「離してよ!」
朴「頼む!話を聞いてくれって!」
くぎゅん「離して!離してってばー!」
朴「頼むから!」

624 :ミニスカのくぎゅん& ◆Z2KySTSpOo :2006/05/31(水) 15:09:58 ID:SjwrUSYN
そうこう、もみ合ってるうちに・・・。
くぎゅん「あ!」
朴「ヤベッ!」
ボン!
アタシとお姉ちゃんはベッドの上に倒れ込んだ。
アタシの上にはお姉ちゃん。
しまった!この姿勢になったら、お姉ちゃん有利じゃん!
くぎゅん「降りてよー!お姉ちゃん!」
ガシッ!
アタシは両手を押さえられた。
朴「なあ、理恵。アタシ嬉しかったんだよ。理恵のミニスカ姿が見れて。ついつい興奮して、あんな事しちゃったんだ。」
くぎゅん「・・・お姉ちゃんに見られる事が一番、恥ずかしいよ・・・。」
朴「ごめんよ、理恵。」
くぎゅん(お姉ちゃんの、その悲しい顔。アタシ、その顔に弱いんだよ。)
    「・・・・・。」
朴「色んなレコーディングとか舞台とかがあってさ、長い間、理恵と会う時間が取れない事が、とにかく辛かったんだ。
  久しぶりにこうして会えた事で・・・あんな事しちゃったんだ・・・理恵、会いたかったよ。」
くぎゅん「・・・う、うん。アタシも会いたかったよ。」
朴「理恵!」
くぎゅん「お姉ちゃん!」
ギュッ!&チュッ!
くぎゅん(お姉ちゃんの唇、いつ以来かな〜。)
朴「理恵〜。」
くぎゅん「う〜ん、お姉ちゃ〜ん。」
やっぱり、お姉ちゃんには敵わないよ・・・。
今度からミニスカは、お姉ちゃんの為だけに履こうっかな〜。

おわり

625 :& ◆LMRaV4nJQQ :2006/05/31(水) 15:14:34 ID:SjwrUSYN
「ほっちゃん×りえりえ」、「さくにゃん×りえりえ」は完成次第、投下します。
では何十時間か後には「さえぽん×ゆうか」を投下しますが、長モノなので分割投下になります。
お許しください。

626 :& ◇LMRaV4nJQQ :2006/05/31(水) 22:38:23 ID:ogkNlrFg
怨邪死罰葬悲亡殺滅呪惨苦霊血魔闇首吐骨獄怨邪死罰葬悲亡殺滅呪惨苦霊血魔闇首吐骨
獄怨邪死罰葬悲亡殺滅呪惨苦霊血魔闇首吐骨獄怨邪死罰葬悲亡殺滅呪惨苦霊血魔闇首吐
骨獄怨邪死罰葬悲亡殺滅呪惨苦霊血魔闇首吐骨獄怨邪死罰葬悲亡殺滅呪惨苦霊血魔闇首
吐骨獄怨邪死罰葬悲亡殺滅呪惨苦霊血魔闇首吐骨獄怨邪死罰葬悲亡殺滅呪惨苦霊血魔闇
首吐骨獄怨邪死罰葬悲亡殺滅呪惨苦霊血魔闇首吐骨獄怨邪死罰葬悲亡殺滅呪惨苦霊血魔
闇首吐骨獄怨邪死罰葬悲亡殺滅呪惨苦霊血魔闇首吐骨獄怨邪死罰葬悲亡殺滅呪惨苦霊血
魔闇首吐骨獄怨邪死罰葬悲亡殺滅呪惨苦霊血魔闇首吐骨獄怨邪死罰葬悲亡殺滅呪惨苦霊
血魔闇首吐骨獄怨邪死罰葬悲亡殺滅呪惨苦霊血魔闇首吐骨獄怨邪死罰葬悲亡殺滅呪惨苦
霊血魔闇首吐骨獄怨邪死罰葬悲亡殺滅呪惨苦霊血魔闇首吐骨獄怨邪死罰葬悲亡殺滅呪惨
苦霊血魔闇首吐骨獄怨邪死罰葬悲亡殺滅呪惨苦霊血魔闇首吐骨獄怨邪死罰葬悲亡殺滅呪
惨苦霊血魔闇首吐骨獄怨邪死罰葬悲亡殺滅呪惨苦霊血魔闇首吐骨獄怨邪死罰葬悲亡殺滅
呪惨苦霊血魔闇首吐骨獄怨邪死罰葬悲亡殺滅呪惨苦霊血魔闇首吐骨獄怨邪死罰葬悲亡殺
滅呪惨苦霊血魔闇首吐骨獄怨邪死罰葬悲亡殺滅呪惨苦霊血魔闇首吐骨獄怨邪死罰葬悲亡
殺滅呪惨苦霊血魔闇首吐骨獄怨邪死罰葬悲亡殺滅呪惨苦霊血魔闇首吐骨獄怨邪死罰葬悲
亡殺滅呪惨苦霊血魔闇首吐骨獄怨邪死罰葬悲亡殺滅呪惨苦霊血魔闇首吐骨獄怨邪死罰葬
悲亡殺滅呪惨苦霊血魔闇首吐骨獄怨邪死罰葬悲亡殺滅呪惨苦霊血魔闇首吐骨獄怨邪死罰
葬悲亡殺滅呪惨苦霊血魔闇首吐骨獄怨邪死罰葬悲亡殺滅呪惨苦霊血魔闇首吐骨獄怨邪死
罰葬悲亡殺滅呪惨苦霊血魔闇首吐骨獄怨邪死罰葬悲亡殺滅呪惨苦霊血魔闇首吐骨獄怨邪
死罰葬悲亡殺滅呪惨苦霊血魔闇首吐骨獄怨邪死罰葬悲亡殺滅呪惨苦霊血魔闇首吐骨獄怨
邪死罰葬悲亡殺滅呪惨苦霊血魔闇首吐骨獄怨邪死罰葬悲亡殺滅呪惨苦霊血魔闇首吐骨獄
怨邪死罰葬悲亡殺滅呪惨苦霊血魔闇首吐骨獄怨邪死罰葬悲亡殺滅呪惨苦霊血魔闇首吐骨
獄怨邪死罰葬悲亡殺滅呪惨苦霊血魔闇首吐骨獄怨邪死罰葬悲亡殺滅呪惨苦霊血魔闇首吐
骨獄怨邪死罰葬悲亡殺滅呪惨苦霊血魔闇首吐骨獄怨邪死罰葬悲亡殺滅呪惨苦霊血魔闇首
吐骨獄怨邪死罰葬悲亡殺滅呪惨苦霊血魔闇首吐骨獄怨邪死罰葬悲亡殺滅呪惨苦霊血魔闇
首吐骨獄怨邪死罰葬悲亡殺滅呪惨苦霊血魔闇首吐骨獄怨邪死罰葬悲亡殺滅呪惨苦霊血魔
闇首吐骨獄怨邪死罰葬悲亡殺滅呪惨苦霊血魔闇首吐骨獄怨邪死罰葬悲亡殺滅呪惨苦霊血
魔闇首吐骨獄怨邪死罰葬悲亡殺滅呪惨苦霊血魔闇首吐骨獄怨邪死罰葬悲亡殺滅呪惨苦霊
血魔闇首吐骨獄怨邪死罰葬悲亡殺滅呪惨苦霊血魔闇首吐骨獄怨邪死罰葬悲亡殺滅呪惨苦
霊血魔闇首吐骨獄怨邪死罰葬悲亡殺滅呪惨苦霊血魔闇首吐骨獄怨邪死罰葬悲亡殺滅呪惨
苦霊血魔闇首吐骨獄怨邪死罰葬悲亡殺滅呪惨苦霊血魔闇首吐骨獄怨邪死罰葬悲亡殺滅呪
惨苦霊血魔闇首吐骨獄怨邪死罰葬悲亡殺滅呪惨苦霊血魔闇首吐骨獄怨邪死罰葬悲亡殺滅


627 :ここで休憩時間:2006/06/02(金) 10:05:50 ID:ss8mDevy









ふえ〜ん! あやちゃん、おいてかないで〜!!

     _,, -─-、,,,--、,,,,_
   /        __ ゙'ヽ
  /       ,_,/ /   ヽ
  j ,     ,  i ,, ~`ヽ、  i  が
  i i /--こ/しv' "`ー-' `彡 i   た
 i' ,i  (_)      (_)  i .{
 i {.i  U       U  i }  が
 ゙i  ゙、u   _,,,,,_   u ,イ {   た
  Yvヘ 、__/~゙,;=-:゙~`,、イ {,.、}
    / ! i ( の ) .,! i`'"
     { ゙、 ゙'-ニニニ-' / ,i
  ,__,-{.  ` 、_〉と,,-'"  }`,、__
  !、 ヽ_゙、   .U   __,,''_/ ,ノ
   `'''゜  ゙~"""""""~  ゙`- '

   「あまえんぼうまみまみ」


628 :名無しさん@秘密の花園:2006/06/02(金) 22:26:37 ID:AG0dYiQJ
>625
超期待してます!

629 :名無しさん@秘密の花園:2006/06/03(土) 21:44:36 ID:Jop64WxX
≫624
ぱっくぎ最高ですvv
これからもヒソーリ応援してますヽ(´▽`)/

630 :名無しさん@秘密の花園:2006/06/04(日) 15:04:24 ID:2shLKA0E
>>627
きゃわえええハァーーン

631 :rehab ◆2tjokYoELc :2006/06/04(日) 22:37:44 ID:357j1DCK
なんか色々予告されてるみたいなので、今のウチに書き込んどきます。
やっぱり川澄・能登。
誕生日の話。


能登麻美子が川澄綾子からの本当のプレゼントに気付いたのは、3月30日を過ぎてから一週間後のことだった。

最も尊敬する先輩、そして、最も心を許せる姉のような存在の、川澄綾子。
その彼女の誕生日をどうしても一緒に過ごしたかった麻美子は、
仕事終わりに待ち合わせをし、綾子の部屋で、翌朝の仕事までの短い時間ではあったけれど、
その時間を二人きりで大切に過ごした。

綾子へのプレゼントは、シルバーの指輪。
出会った頃から同じ指輪を付け続けている綾子に新たな指輪を贈ることはおこがましくて、
今までは何となく敬遠していた。
しかし、綾子と出会ってからもう5年が経つ。そろそろ新しい指輪が一つくらい増えてもいいのではないか。
綾子の新しい指輪は、どうしても自分が一番最初に贈ってあげたかった。
綾子の新しい指輪は、自分が贈ったものでなければ、嫌だった。
そんな思いで、麻美子は綾子のちょうど30歳となる誕生日に、
今までは躊躇してきた指輪を思い切ってプレゼントした。

綾子からのお返しのプレゼントは、以前ラジオの収録の際に約束した新しいポータブルプレイヤーだった。
最近まで使っていて遂に故障したCDプレイヤーを、
ディスクも、プレイヤー本体も、更にコンパクトにしたような、録音もできるというMDプレイヤー。
CDプレイヤーと基本的な操作感覚が近いため、機械に弱い麻美子でも直感的に扱うことができてとても重宝している。

632 :rehab ◆2tjokYoELc :2006/06/04(日) 22:38:29 ID:357j1DCK
4月の上旬。
仕事から帰って夕食を済ませた麻美子は、
音響監督に手渡されたCDを綾子からプレゼントされたMDにダビングするため、パソコンの電源を入れた。
Windowsが起動するまでの間に、部屋からヘッドホンを探し出して耳にかける。

綾子からのプレゼントには、そのMDプレイヤー本体のほかに、3枚パックの録音用ディスクがあった。
その内の1枚は綾子の家で綾子のレクチャーを受けながら使用して、
約一週間経った現在では多くのお気に入り・仕事用の楽曲が容量一杯まで入っている。
どれを残して、どれを消去するか取捨選択するのが面倒だった麻美子は、
まだ2枚残っている新しいディスクの内、1枚をMDプレイヤー本体にセットした。

ディスクの回転音が微かに響き、次の瞬間、オートスタート機能により何かの再生が始まった。
「ありゃ?」
新品の空のディスクだとばかり思っていた麻美子が首を傾げる。

ガサガサと衣擦れのような雑音が数秒間続いた後に、
聞き慣れた優しい声がヘッドホンから流れてきて麻美子は目が点になった。

633 :rehab ◆2tjokYoELc :2006/06/04(日) 22:39:03 ID:357j1DCK
「えーーー、能登麻美子さん。
川澄綾子です。
驚いたかな? ごめんね。

いま、自分の部屋で、これを録音しています。
麻美子にどうしても言っておきたいことがあって、でも面と向かっては恥ずかしいので、
こうしてこっそり、メッセージを贈りたいと思います。

えーーー、私はいま、29歳です。
麻美子がこれを聴いている時の私は、もう30歳になっていると思います。
でも、いまこれを録音している私はまだ29歳の川澄綾子です。

明日、麻美子が家に来てくれて、一緒に誕生日を過ごしてくれます。
麻美子からのプレゼントは、私が思うに・・・多分指輪かな?
この間、アフレコの合間に、さりげなく私の指のサイズを聞いてきましたね?
あれ、ものすごく不自然だったぞ麻美ちゃん?
あー・・・でも、こんなこと言って、指輪じゃなかったらごめんね。
何でも嬉しいよ。

えっと、ちょっと話が逸れました。

えっと・・・これから30代を迎えるに当たりまして、
20代の今の内に、やっぱり一度、麻美子にはきちんと話しておきたいというか、
知っておいてほしい私の気持ちがあります。
でもなかなか言い出せなくて、何年も経ってしまって。
いい区切りなので、思い切ってこういう形で伝えたいと思います。
もし麻美子がこれに気付かなかったら、それはそれでいいかなと思います。
でももし気付いてくれたら、最後まで聴いてくれると嬉しいです。

634 :rehab ◆2tjokYoELc :2006/06/04(日) 22:39:37 ID:357j1DCK
何年か前の話ですが、私はあんまり仕事が手につかなくて、休んでいた時がありました。
麻美子にも、事務所の人たちにも色々迷惑をかけてしまって、あの時は本当にごめんなさい。
でも、あの時、仕事は増えていくけど、
どうしてもそれが本当に自分がやらなくちゃいけない仕事なのか分からなくて、
私は私なりに一端距離を置きたかったんです。

あの時、みんな、私のやりたいようにやればいいよって、言ってくれました。
今は休んで、またできそうになったらやればいいし、
ほかの仕事に就いてもいいんだし、気負わなくてもいいよって、言ってくれました。
それは、それで、とても嬉しかったんです。
嬉しかったんですけど、なんだか寂しいなって感じることもあって。
素直に感謝して、素直に休養することができませんでした。
・・・いや、正直に言うと、嬉しくありませんでした。

休ませてもらっておいて、こんなことを言うと酷い人間だと思われるかも知れませんが、
休んだら休んだで、ああ・・・私って休んでいいだ、休んじゃって良かったんだ、
このまま辞めちゃっても、あの人たちはいいんだって思えてきて。
ぜんぜん、休んだ気がしませんでした。
休ませろって言ったのは、私なのにね。

でも、これはね、いま思い返してみて、ようやく言葉にできたことで。
あの時の私は、なんでこんなに良くしてもらっているのに喜べないんだろう、
なんでやる気が起きないんだろうって、イライラしていました。
すごく、責めていました。自分を。

635 :rehab ◆2tjokYoELc :2006/06/04(日) 22:40:08 ID:357j1DCK
そんな時、麻美子だけは、ストレートに声優辞めないよねって言ってくれました。
ごめんね、綾ちゃんごめんねって。
顔を赤くして、俯いて、指を絡めたり伸ばしたりして落ち着かなくて、涙目で。
あの時の麻美子の姿は、今でもはっきり思い出せます。

・・・あの時まで、知りませんでした。
私にプレッシャーをかけないように、
気持ちを奮い立たせるような激励は事務所から止められていたこと。
みんなそれを守って、私に接してくれていたこと。

でも麻美子だけは、約束を破って不安な気持ちを話してくれました。
いつになってもいいから、辞めないでねって言ってくれました。
綾ちゃんがどう思っているかは分からないけど、
私は綾ちゃんと仕事の話ができなくなるのは辛い、それは困るって。
綾ちゃんと同じ仕事をしていたいって。
私が綾ちゃんと一緒にいたいって。
いま、またラジオの話も来てるんだよって。
綾ちゃんと一緒にやりたいからOKしたんだよって。
麻美子。麻美子、覚えていますか?

あの時、私の欲しかった言葉はそういうことだったんです。
辞めないでほしい、いてほしい、一緒に仕事をしてほしいって、
そんな風に、私は求められたかったんです。
麻美子に言われるまで、本当に、気付きませんでした。

636 :rehab ◆2tjokYoELc :2006/06/04(日) 22:40:57 ID:357j1DCK
私は、麻美子のその言葉が本当に嬉しかったんです。
私も、また麻美子と一緒に仕事ができるって知って、嬉しくて。
私にはそれができるんだって思うことができました。
帰る場所があるんだって。
麻美子が待ってくれているんだって。
凄くほっとして、イライラがスゥーッて引いていって、
やっと自分の気持ちが分かったんですよ。
ああ、私はやっぱり、声優を続けたいんだなって。
私は、ずっとこの仕事を続けたいんだなって。
当たり前ですよね。
この仕事を続けたいに決まっていたんです。
仕事が辛いんじゃなくて、仕事ができないことが、辛かったんですね。
だからどんな仕事でも、流れを止めちゃ駄目だったんです。
麻美子のおかげで、私はとても早くそのことに気付くことができました。
麻美子がいなかったら、私の復帰はもっとずっと遅くなって、
戻っても、こんなに長く続けることはできなかったと思います。
周りの人の言葉通り、言われるままに違う仕事に就いて、
きっと泣いていたと思います。

能登麻美子さん。
いま、29歳の私から、改めて、もう一度お礼を言わせて下さい。
ありがとう、麻美子。
私はあなたに助けられました。
私はもう一度、声優になることができました。

明日、一足先に私は30歳になります。
麻美子から貰った、声優としての30代です。
だから、今度は私が、麻美子の20代を支えていけたらなと思います。
何ができるのかは分からないけど、とりあえず、今まで通り付き合ってくれると嬉しいです。
お姉ちゃんぶって、麻美子といろんなことを話したいです。
もっと麻美子のことを知っていきたいと思います。
だからこれからも、川澄綾子をよろしくお願いします。

637 :rehab ◆2tjokYoELc :2006/06/04(日) 22:41:46 ID:357j1DCK
ええっと・・・それでは、明日の晩、会いましょう。
麻美子がこれに気付くのは、いつでしょうか。
ドキドキです。
顔に出さないように頑張ります。

えーーー、ご静聴、ありがとうございました。
川澄綾子でした。

愛してるよ!麻美!
まる!



えーーー、能登麻美子さん。
川澄綾子です。
驚いたかな? ごめんね。

いま、自分の部屋で、これを録音しています。
麻美子にどうしても言っておきたいことがあって、でも面と向かっては恥ずかしいので、
こうしてこっそり、メッセージを贈りたいと思います・・・」

リピート機能が働いて、麻美子の耳元に再び綾子からのメッセージが流れ始めた。
ヘッドホンに手を当て、その声を大切に包み込むように首を傾げる麻美子。
その瞳から、一筋の小さな涙の粒が静かに頬を伝った。

638 :rehab ◆2tjokYoELc :2006/06/04(日) 22:42:59 ID:357j1DCK
「もう・・・綾ちゃん・・・」

携帯電話を手にし、メールの画面を呼び出す。

「どこにいる?」

一行だけの短いテキストを送信する。
それだけで、綾子からの着信はすぐに返ってきた。
ヘッドホンを首にかけ、そっと電話に出る。

「あっ麻美? どうしたの? 今ねえ、普通に家にいるから大丈夫だよ」
何でもない様子の、明るい綾子の声が耳元から流れてくる。
それが先ほどのメッセージの声と重なり、胸が熱くなって上手く返事ができない。
「・・・麻美? 麻美どうした?」
「ごめん、いま・・・いま聴いた」
「いま、聴いた・・・? 麻美ごめん、意味が、よく・・・」
「MDの、綾ちゃんから貰ったMDの・・・いま聴いたよ」
「あっ・・・はい。あ、そうなんだ。うん。どうだったかな。引いて・・・ないよね。
別にあの、そんな真面目に受け止めなくていいからね」
「真面目に受け止めるよ、もう・・・。綾ちゃん、遺言じゃないんだから、大げさ。
私泣かして、どうするんだよ・・・」

639 :rehab ◆2tjokYoELc :2006/06/04(日) 22:44:09 ID:357j1DCK
「ホントに? そんなストライクだった?」
「ストライクだった! もう!」
「やー、三十路が近くなってくるとね、なんかいろいろ考えちゃうんだよ。
何か記念に残したいなって思って、それで。
ホントにね、麻美がいてくれて助かったなって思ってる。それは大げさなことじゃないよ?」
「また、そうやって泣かそうとする・・・。
やっと、ちゃんと綾ちゃんにおめでとうって言える気がするよ。誕生日、おめでとう綾ちゃん。
ちょっと遅れちゃったけど」
「うん、ありがとう」
「ねえ、今からそっち行っていい?」
「いいよ。うん。麻美仕事は?」
「ある。あるから、朝くらいまで・・・平気?」
「もちろん。私は午後からだから」
「ありがとう。じゃ行くね。ちょっと待っててね」
「うん、待ってる。じゃあね」
「あ、待って!」
「んー?」
「私も愛してるよ、綾子!」

照れ隠しにすぐ電話を切って、早速綾子の部屋に行く支度を始める麻美子。

その晩、綾子の部屋の明かりは、夜遅くまで消えることはなかった。

640 :rehab ◆2tjokYoELc :2006/06/04(日) 22:51:41 ID:357j1DCK
終わりですー。
あと、オマケでこんなん書いてみました。
百合ぜんぜん関係ないギャグで。
まるなびのパロディー。
ttp://venus.aez.jp/uploda/index.php?dlpas_id=24986
pass: mamiko

まあ、ホントにオマケなんで。広い心で。

641 :名無しさん@秘密の花園:2006/06/04(日) 23:06:45 ID:xsF1dw7h
>>640
GJ!GJ!
萌えてにやけが止まらなかった。
やっぱ川澄能登いいね。
おまけも面白かった。
こんなことあったら各スタジオが大混乱しそうだなw

642 :名無しさん@秘密の花園:2006/06/05(月) 10:49:49 ID:DvI1RNwu
本スレであがってた、ストパニラジオの空白の時間書いてたが、これから学校なので夜に投下します。

643 :名無しさん@秘密の花園:2006/06/05(月) 11:18:00 ID:9iuMTbU0
wktkして待ってます

644 :名無しさん@秘密の花園:2006/06/05(月) 12:38:22 ID:Rd32KU+j
>>640
面白かったけれど、もう一つの方のファイルの開き方が分かりませんでした。

645 : ◆jP1S1TtNVA :2006/06/05(月) 19:43:02 ID:DvI1RNwu
(野川のハグ発言後)

清水「(ハグ・・・か、そうだよね。麻衣ちゃんは綺麗だし、優しいし、リードしてくれるし、ハグぐらい誰にでも・・・
私だけのものじゃないんだし・・・あ、あれ?私・・・泣いてる?)」

野川「あれ?愛ちゃん?」
中原「愛ちゃん・・・ごめんさくにゃん。ちょっと愛ちゃんと外に行って来るね。」
野川「あ、うん」
中原「行こう、愛ちゃん」
清水「・・・うん。」
中原「みなさん、すいません。ちょっとキスして来ます。」

野川「え”っ!?(公言しちゃうの!?あーでもそうだよね、二人ともPVでキスするぐらいラブラブだもんね、
やっぱり愛し合う二人はキスくらい公言しても・・・あれ?ということは私と理恵ちゃんは・・・)」

646 : ◆jP1S1TtNVA :2006/06/05(月) 19:44:01 ID:DvI1RNwu
・・・・・・・・・・・・・・・・・・

中原「ほら、愛ちゃん泣かないで」
清水「ごめんね、ごめんね。」
中原「私こそごめんね、愛ちゃんの前であんなこと言っちゃって」
清水「麻衣ちゃんは悪くないよ!ゎ・・・わたしが!私がさくらちゃんに・・・」
中原「嫉妬しちゃった?」
清水「う・・・うん」
中原「じゃあやっぱり私からごめんねだよ。愛ちゃんがどれだけ私を愛してくれてるか理解できてなくて・・・」
清水「そ、そんな!」
中原「でも、これだけは覚えておいて、さくらちゃんや、他の人たちとハグはするけど・・・」
清水「えっ麻衣ちゃンッンンン」
中原「ンッ・・・私の唇は愛ちゃん、貴方だけのモノよ。」
清水「麻衣ちゃん・・・」
中原「しばらくこのままでいようか」
清水「うん」

・・・・・・・・・・

その頃の野川さくら
野川「(あーでも、愛し合う私たちはキスだけじゃとどまらず・・・きゃーっ、理恵ちゃんッたら!)」

拙作だけど今朝の宣言どおり投下しますね

647 :rehab ◆2tjokYoELc :2006/06/05(月) 20:45:33 ID:FfdBXRM1
>641
ありがとです。
川澄能登はいいですよね。

>644
もしかして携帯ですか?
携帯だと見れないです。
いや・・・見れないですじゃダメですよね。(;´Д`)
やっぱり面倒くさがらず連投します。
すいません、ダァーッと続きますけどご了承を。

648 :rehab ◆2tjokYoELc :2006/06/05(月) 20:46:34 ID:FfdBXRM1
〜もしも、まるなびのオマケトークがポッドキャストみたいにネット配信されたら〜
元ネタは特にありません。完全フィクション。ただのギャグです。

川澄:こんばんはあ。川澄綾子です。
能登:能登麻美子です。
川澄:この番組は、最新アニメの情報をまるごとナビゲーションしたり、しなかったり、とってもフレキシブルなプログラムです。まる!
能登:しないんだ(笑)
川澄:しません。こっちはまるなびじゃないので(笑)
能登:まるなびじゃないのでねぇ。
川澄:さあ、今週も始まりましたけど何かありましたか?
能登:何かありましたかねえ〜。
川澄:うーん。
能登:仕事してましたねえ、普通に。現場あっちこっち回って。でも、ねえ・・・。そんな話してもねえ。
川澄:そんな話してもねえ。
能登:綾ちゃんは何かありましたか?
川澄:私ですか? 私は、まぁあったと言えばありましたよ。あったんですよ。凄いことが。
能登:おお! 何でしょう。
川澄:もうね、度肝抜かれましたよ。度肝だよ、度肝。
能登:度肝ですか(笑)
川澄:度肝ですよ。普通に生活しててあんまり抜かれないですよ度肝なんて。
能登:そりゃそうだねえ(笑)
川澄:あのさあ、今週のまるなびのほうでも紹介したんだけどさあ、今度[バキューン]のエンディングテーマが出るんですよ、あのう、[バキューン]ちゃんとデュエットで。
能登:ああはい、出ますね。読みました私。私っていうか麻美ちゃん人形が。デュエットなんだよね、あれ。
川澄:うん、そうなんだけど、あれね。あれ、あのう・・・あれなんですよ。
能登:なんですか?(笑)
川澄:レコーディングしてないんですよ。
能登:・・・。
川澄:してないんです、レコーディング。
能登:は?

649 :rehab ◆2tjokYoELc :2006/06/05(月) 20:47:25 ID:FfdBXRM1
川澄:だから、レコーディングしてないんですよ、あれ。
能登:でも、綾ちゃん歌ってたよね。OA観たよ。
川澄:さあOA観てどう思った! あれ聴いて麻美はどう思った?
能登:ええ!? いやー別に・・・。
川澄:正直に、正直に言ってごらん、お姉ちゃん怒らないから。
能登:え〜〜〜? 怒るもん、綾ちゃんムッとするもん。
川澄:ムッとしないから。っていうか話が進まないから麻美ちゃん。
能登:うーん・・・あれねえ、あれちゃんとレコーディングしたのかなあって思いましたけどね。
川澄:でしょう! だからレコーディングしてないんですよ。
能登:でも綾ちゃん歌ってるじゃん!(笑)
川澄:歌ってるけど!(笑) 聞いてよ、あのね。
能登:はい、はい。
川澄:1回目のアフレコの時にね、終わってから監督に呼ばれたんですよ。
能登:監督って[バキューン]さん?
川澄:ううん、[バキューン]さんのほう。
能登:ああ、はい。[バキューン]さん。
川澄:でね。私と[バキューン]ちゃんの2人呼ばれてね、実は、川澄さんと[バキューン]さんのお二人にエンディングテーマを歌ってほしいんですって、言われた訳。
能登:はいはい。え、でも・・・別に普通ですよね。
川澄:この辺はまだ普通なの。急にドーンって来るから。
能登:ドーンって来るんだ(笑)
川澄:別にデュエットで歌うこと自体は別に全然いいの。マネージャーさんからもそういう話が来てますって言われてたし。だから私も[バキューン]ちゃんも普通にOKして。
能登:うんうん。
川澄:でね、デモ歌が出来たから、今ちょっと歌ってくれませんかって言うの。
能登:ええ!?
川澄:とりあえず、イメージを掴みたいから簡単に合わせてもらって、本番のレコーディングは後日行いますからって言われてー。[バキューン]ちゃんとホントに簡単に・・・30分くらいですかね、合わせて。
能登:ほー・・・そういうことは、私はまだないなあ・・・。

650 :rehab ◆2tjokYoELc :2006/06/05(月) 20:48:41 ID:FfdBXRM1
川澄:で、その日はデモ歌もらって、帰った訳ですよ。
能登:はい。
川澄:・・・。
能登:はい・・・え?
川澄:終わりです。
能登:え?
川澄:オシマイです、レコーディングの話は。それで。
能登:え・・・え?
川澄:で、次にエンディングテーマの話が来た時は、もう発売の告知なんだよ!
能登:え〜〜〜!? いやいやいや綾ちゃんそれは、ちょっと、マジですか。
川澄:マジだよ。[バキューン]さんに時間ないので済みませんて頭下げられて。最初にちょっと合わせただけのヤツで発売ですよ。もうねえ。お前らどんだけ時間ないんだよ!
能登:それは・・・それはでも・・・キツいねえ。
川澄:キツいよ!
能登:それはキツい。
川澄:もう泣きそうだよ。
能登:泣くねえ。私だったら泣いてるかも知んない・・・。
川澄:あまりにもあんまりだから[バキューン]さんがスタジオに来てくれてさ、[バキューン]さんに事情とか聞いてさ。
能登:うわうわうわ・・・。マジじゃないですか。
川澄:マジだよ。なんかね、ホントはちゃんとレコーディングする予定だったんだって。でもあまりにもスケジュールが取れなくて。
能登:それは綾ちゃんのスケジュールじゃなくて。
川澄:うん、私のじゃなくて、スタジオ側の。もうどうにもなんなかったんだって。
能登:なるほどねえ・・・。
川澄:もうそれ以来[バキューン]さんも[バキューン]さんもビビッちゃってさあ、あきらかに態度がね、ぎこちないの。他人行儀で。だからこっちもあんまり言えなくてさあ。
能登:[バキューン]さん一体なに言ったんだろう・・・。
川澄:もう久々にパンチの効いた現場ですよ。
能登:パンチ効いてるね、そりゃパンチ効いてるね(笑) 一応私も出てるんだけど、裏ではそんなことやってたんだねえ・・・。分かんなかったなー・・・。
川澄:今度あれ貸してあげるよ、VTR。貰ったから。
能登:何をですか?
川澄:[バキューン]のエンディングテーマの告知で[バキューン]に出た時の。私と、[バキューン]ちゃんと、[バキューン]さんで出たんだよ。

651 :rehab ◆2tjokYoELc :2006/06/05(月) 20:49:30 ID:FfdBXRM1
能登:うんうん。見所が・・・ある訳ですか。やっぱり。
川澄:見所はねえ、ビビりまくっちゃってずっと下向いてる[バキューン]さん。
能登:あははは!(笑)
川澄:もうね、凄いんだよ麻美。一度もカメラ見ないの。ずっと下向いて小っさい声でずっと喋ってて。ビビりすぎだよ! バラさないよテレビで! そんなこと!
能登:あははは!(笑) いや笑っちゃいけない笑っちゃいけない。でもそれ貸してね、綾ちゃん。
川澄:うん、持ってくる持ってくる。
能登:いやー・・・[バキューン]さん凄いねえ。そういう時いつも[バキューン]さんだよね。っていうか、私も1回あるんだよね。
川澄:あれでしょ、私が今やってるスタジオのアニメでしょ。
能登:そうそうそう!
川澄:[バキューン]と[バキューン]と[バキューン]の[バキューン]。
能登:そう!
川澄:一人[バキューン]でしょ?
能登:そう!! 一人[バキューン]ですよ!(笑)
川澄:あははは!(笑)
能登:あははは!(笑)
川澄:ちょっ、ここだけ笑ってても話が通じないから。一応、麻美ちゃん。
能登:そうだね。そうだよね。もういいのかな。時効だよね。
川澄:時効だよ、時効。こういうトークもしていかないと。
能登:あれはねえ・・・あれはねえ、アフレコの時は一人[バキューン]じゃなかったんですよ。
川澄:なかったんだよね。
能登:お姉ちゃんのことで悩んで、苦しんで、葛藤の末に思わず漏れた溜め息なの。台本はそうだったの!
川澄:私も台本見せてもらったけど、そうだった。熱にうなされてとか書いてあった。
能登:そうでしょ。それがOA観たら一人[バキューン]ですよ! ジョ〜〜〜ダンじゃないですよ!
川澄:あははは!(笑)
能登:それで[バキューン]さんがディーンまで行ったんだよ。だから今回私[バキューン]のオーディション受けてないもん。
川澄:・・・そうなの!?
能登:そうなの実は。っていうか受けさせてもらえなかったの。あそこはまだダメって言われて。
川澄:うわ、ホントにー!?
能登:ホントですよ〜(笑)
川澄:そっかあ、そうなんだあ。・・・それじゃあ、だから、代わりに私が何役も受けさせられたのかな?
能登:そうだよ、多分そうだよ。
(こういう会話を1時間)

652 :rehab ◆2tjokYoELc :2006/06/05(月) 20:52:31 ID:FfdBXRM1
まるなびパロディー終わりですー。
あと、ついでに>>356の温泉の話も再掲します。
すいません、もうちょっとダァーッと続きます。


653 :rehab ◆2tjokYoELc :2006/06/05(月) 20:54:20 ID:FfdBXRM1
●SCIENCE-1
箱根温泉郷 宮ノ下

2005年、秋。
紅葉の箱根の山肌を、8人乗りの小さなケーブルカーがゆっくりと降っていく。
窓の外一面には色づいた森が広がり、すぐ隣からは、麻美子の優しい声の鼻歌に流れてくる。

「綾ちゃんほら、なんか見えてきたよ」
「おー凄いね。こんなトコによく建てたよね」
「ねえ」

箱根の山奥にひっそりと佇む温泉旅館。
専用のケーブルカーで渓谷を降りてやっと辿り着ける、本格的な隠れ宿。
本館のほかに、はなれや露天風呂があり、隠れ里と言っていいくらいの雰囲気がある。
宿泊費はそれなりに高かったけれど、麻美子とのいい思い出のためならと、思い切って予約した。

一ヶ月以上も前から計画して、やっと今日の日がやってきたのだ。
計画している時も楽しかったけれど、やっぱり今が一番楽しい。

これから楽しいこといっぱいしようね。麻美。
ずっと親友でいようね。
私はそう決めて、この旅行に望んだのだった。

654 :rehab ◆2tjokYoELc :2006/06/05(月) 20:55:00 ID:FfdBXRM1
●SCIENCE-2
温泉旅館 はなれ ひばりの間

本館から少し離れた処に点在するはなれの内の一つが、私たちの泊まる部屋だった。
到着して早速部屋付きの岩風呂を麻美子と堪能し、
本館にあるエステサロンにも繰り出した。
夕飯は、部屋に運んでもらえる会席料理だった。

何かある度に麻美子とはしゃいで、嬌声を上げて、麻美子との時間を忘れないよう心に刻みつけた。

「麻美、ほら。耳掃除してあげるよ」
夕食後のまったりと流れる時間の中、正座をして膝をポンポン叩いて麻美子を招いた。
何となく、旅行中にしてみたかったことだった。
「えええ?ホントに?」
「いいじゃん。耳掃除、好きなんだよね」
そうだっけ・・・と首を傾げて苦笑しながら、麻美子がトコトコと歩み寄ってきた。
「そうだよ。言ってなかったっけ?」
「うーん聞いたような聞いてないような」
「どっかで言ったよ?」
「うーーーん。まあ、せっかくなんでお願いしちゃおうかしら」
私の膝の上に、麻美子が背中を向けてコロンと横になる。
膝にかかる麻美子の頭の重みがとてもくすぐったかった。
「ふふふっ」
「えっなに? うわっちょっとコレ凄い照れるんですけど」
「ごめん、大丈夫。大丈夫よ。ちょっとくすぐったくて笑っちゃっただけ」
持ってきた耳掻きで、麻美子の左耳をこちょこちょとくすぐるように掃除する。
「ふわ!・・・くっくっくっダメだ私これダメだ綾ちゃん。あははは」
「危ないって危ないって!」
麻美子が背中を丸めてくすくす笑い出すので慌てて耳掻きを耳から離す。

655 :rehab ◆2tjokYoELc :2006/06/05(月) 20:55:42 ID:FfdBXRM1
「危ないって麻美」
「ダメだー。なんだろ、あのね・・・。なんか背中がムズムズしてくれるの」
「えええ〜〜〜つまんないよー」
「だってじっとしてられないんだもの〜」
物足りない気持ちで不満を漏らすも、確かにこれでは危ないかも知れない。
「うーーーん。そんなにダメ?」
「無理無理無理。ほら、鳥肌。鳥肌」
起きあがって浴衣の袖をめくり、奇麗な白い腕を見せてくる麻美子。
確かにうっすらと鳥肌が立っている。
「綾ちゃん、私がやってあげるよ。ほら、ここ。横になって」
今度は麻美子が横座りして、膝をポンポンと叩いた。
「ええ!? 私はいいよ。さっきお風呂上がりで自分でやったから。大丈夫」
不意に言われて、当然こういう流れになるだろうことをすっかり忘れていた私は慌てて首を横に振った。
麻美子にするのと、麻美子にされるのとでは大違いで、これは麻美子の言う通り、確実に照れてしまう。
多分、麻美子が不審がるくらい私は舞い上がるだろう。
「ホント、大丈夫だから」
「えええ〜〜〜そうなんですか? ホントに・・・?」
「・・・うーー」
人に対して余り強く言わない麻美子の、名残惜しそうな口振りに心をくすぐられて、
ちょっとくらいいいかなと思ってしまう。
「・・・ちょっとだけなら」
「お!ホントに?」
「まあ・・・うん・・・」
「じゃあ、はい。綾ちゃんの番ね」
結局麻美子に押し切られて、導かれるまま背中を向ける形で横になり、麻美子の膝にそっと頭を乗せた。
「違うよ。こっち向いて」
「え!?」
言うが早いが、両手でコロンと身体の向きをひっくり返されてしまう。
突然、目の前に浴衣の麻美子のお腹がくる・・・。
「じゃあ、動かないでね」
「うん・・・」

656 :rehab ◆2tjokYoELc :2006/06/05(月) 20:56:32 ID:FfdBXRM1
私の耳掻きを使って麻美子がちょこちょこと掃除を始めた。
麻美子の膝枕の温かさや、かすかに鼻先に漂う、夕飯前に入ったお風呂の石鹸の香りのせいで、
なんとも言いようのない照れがどんどん、どんどん湧き起こってくる。
その照れを、耳元のムズ痒さが加速させる。
みるみる顔や耳が赤く染まっていくのが自分でも分かるけれど、止めることができない。
・・・こうなってしまうから、遠慮したかったのに。
「綾ちゃん平気? 別にムズムズしてこない?」
「うん・・・私は別に・・・」
「私だけなのかな・・・」
「麻美はちょっと、敏感すぎるって」
「だってホントにくすぐったいんだって・・・。自分でする時は、別に平気なんだけど」
「あー。まあね。自分でするのと、人にされるのとっていう違いもあるんだろうね」
「っていうか綾ちゃん、耳は奇麗なんだけど、すっごい顔赤いですよ?真っ赤なんですけど」
「照れるんだってば! これホントに照れる!私なんで耳掃除しようなんて言っちゃったかな」
「でしょ?照れるでしょ?これすっごい照れるの!」
「だよね!」

気恥ずかしさに耐えられなくなって、お互い笑いがこみ上げてきて、しばらく笑い合った。
二人でひとしきり笑ったあと、私は麻美子の膝の上でまた仰向けになった。

「はあーーー」
「ね、綾ちゃん。なんか笑っちゃうでしょ?」
「ねえーーー。なんだろうね」
赤ら顔で、涙目で、とにかく恥ずかしいことこの上ない。
「麻美、膝があっついでしょ」
「うん。あのね、ポカポカしてるよ。・・・綾ちゃん、ちょっといい?」
そう言って、麻美子の手の平が私の額に触れた。
細くて柔らかい感覚がおでこを覆い、とても温かい。

657 :rehab ◆2tjokYoELc :2006/06/05(月) 20:57:05 ID:FfdBXRM1
「麻美の手も、あったかいね」
「綾ちゃんも・・・」
「・・・」
「・・・」
麻美子を見上げると、麻美子の瞳も少し潤んでいる。
その瞳が一瞬だけ何かを言いたげに揺れたかと思うと、
麻美子の手の平がゆっくり下がって私の視線を覆う。
「綾ちゃん・・・いい?」
「・・・」
・・・かすかに、麻美子の手の平だけに分かるくらい本当にかすかに、私は頷いた。
麻美子が腰を屈める気配がして、そのまま私の唇に温かい感触が広がっていく。

ゆっくりと離れていく麻美子の唇。
未だに私のまぶたを覆っている麻美子の手の平は少し震えていて、
私はその手を取って、自分の右の頬に宛った。
ほんの少し前まで笑い合っていたことが嘘のように、
辛そうに揺れる目をした麻美子が私を見下ろしていた。
そして、麻美子の瞳に写る私の瞳も、同じように揺れていたと思う。
「綾ちゃん・・・」
ごめんね・・・と言いたげな、ささやくような麻美子の声。
私は麻美子の手を握りながら起き上がり、そのまま麻美子を抱き寄せた。
そして、ゆっくりと、ゆっくりと、力を入れて、
もしも麻美子が嫌がったらすぐに振りほどけるように優しく抱きしめる。
「綾ちゃん・・・ごめん」
麻美子の抵抗はまったく無かった。
「いいんだよ。謝るとこじゃないよ麻美」
麻美子の長い髪を指でなぜながら、いいんだよ、いいんだよ、と繰り返した。
自分自身にも言い聞かせるように、これでいいんだよと言葉を繰り返す。
「私も麻美と同じ気持ちだから。同じだから」
「綾ちゃん・・・」

658 :rehab ◆2tjokYoELc :2006/06/05(月) 20:57:55 ID:FfdBXRM1
「これからは、一緒に考えよう?
どうしたらいいか。どうしたいか。二人で考えよう? 別々じゃなくて。ね?」
「ありがとう・・・凄い嬉しいっ」
麻美子にぎゅっと抱きしめられて、私も思い切り麻美子を抱きしめた。

そうだ。
私はずっとこうしたかった。
麻美子と、こうなりたかったんだ。

麻美子とずっと親友でいようという私の決心は、初日の晩に早くも崩れ去った。


●SCIENCE-3
ひばりの間 寝室

ツインベッドの寝室で、私も麻美子も浴衣を脱いで裸になっていた。
私がベッドに仰向けに寝ると、麻美子は私の横に座って、私の胸をじっと見つめる。
「・・・なに?」
「綾ちゃんの胸、綺麗だよ。ホントに」
「そうかな・・・麻美だって」
綺麗だよ・・・と言おうとした私の唇に、麻美子が身を屈めて唇を押し当てる。
先ほどのキスとは違って、麻美子の舌が私の中に入ってきて、
親指と人差指で私の乳首をつまんでは離し、つまんでは離しを繰り返す。
あっという間の麻美子の攻めにたちまち先端が硬くなっていくのが分かり、
恐らく麻美子にも伝わっているだろうなと思うと恥ずかしくてたまらなくなる。

659 :rehab ◆2tjokYoELc :2006/06/05(月) 20:58:32 ID:FfdBXRM1
仰向けに寝ている私の口に麻美子の唾液が後から後から流れ込んできて、
何度飲み下したか分からなくなった頃、ようやく麻美子の唇が私の唇から離れた。
麻美子は私の横に寝転んで、腕枕をして私を抱きしめてくれた。
少しでも力を入れたら解けてしまいそうな優しい麻美子の両腕の中で、
だから私は動くことができなかった。ずっと麻美子に抱きしめられていたかった。

「綾ちゃん、女と人するの・・・駄目?」
「・・・分かんないよ。分かんないけど、でも麻美となら、いいよ。なんだろう、麻美だけは違うの」
「じゃあ、私が綾ちゃんの、初めての女だね」
「麻美は初めてじゃないんだ、こういうの・・・」
「・・・」
「なんか、慣れてるし。私、いま麻美にリードされてる」
「・・・」
いま聞いてはいけないことを聞いてしまったのだろうか。でも、どうしても聞いてみたかった。
ずっと、聞いてみたかったことだった。
「うん、初めてじゃないよ・・・。でも、地元にいた頃の話・・・。
綾ちゃんに会ってからは、綾ちゃんが好き。綾ちゃんだから好き。男とか、女とかじゃなくて」
「ごめん、変なこと、聞いちゃったね・・・。ありがとう、私も同じ気持ちだよ麻美」
やはりいま聞くことではなかったなと思ったけれど、はぐらかさずに答えてくれたことが嬉しかった。
「感謝しなさい。麻美は私の初めての女よ」
「ありがとう。・・・続けていい?」
私は麻美子の腕の中で、小さく頷いた。

「綾ちゃん、もう濡れてる」
私に腕枕したまま、もう片方の手を私の性器に這わせて、麻美子がささやく。
麻美子に抱かれてじっとりと溢れ出した蜜を、麻美子の指が絡みとって
性器の周りを撫でるように愛撫していく。
決して中心には触れず、でも麻美子に抱かれて身体が火照っていた私にとっては
それだけで十分に気持ちがいい。
頭がボーっとしてきて、ただただ麻美子の指の快感だけを求めてしまう。

660 :rehab ◆2tjokYoELc :2006/06/05(月) 20:59:04 ID:FfdBXRM1
麻美子の指が私の性器の周りを小さな円を描きながら動いて、段々と中心に移動してきた。
そのまま膣の入り口に滑るように入ってくる。
「指、入れるね」
麻美子の指が、1本、私の中心に吸い込まれていく。
「熱いよ、凄く。綾ちゃんの中、あっつい」
そう言いながら、指を動かし続ける。
「うああっ・・・ああ・・・」
麻美子の指の動きに合わせて声が漏れる。
「いいよ。麻美上手い・・・ああっ・・・続けて」
「綾ちゃん、ぎゅーって締まってくるよ。ホント凄い」
「・・・麻美気持ちいい・・・凄い気持ちいい・・・」
たった1本の指なのに、強烈な快感でクチュックチュッと水音が響き始めた。
麻美子の指の刺激がもっと欲しくて、ほとんど無意識の内に腰が徐々に持ち上がり、
麻美子の指の出し入れとシンクロするように上下に揺れ始める。
「ああっ、ああっ、ああっ、もっとして。もっと」
「綾ちゃん気持ちいい? 凄く可愛いよ。可愛い・・・。このままイク? イカせてあげるね」
私の顔を覗き込んで嬉しそうにささやきながら、更に激しく指を動かしてくる麻美子。
「あぁ〜・・・気持ちいい。そのまま、そのまま・・・ああ! あう!」
麻美子は指を出し入れしながら、ジンジンするほど熱くなったクリトリスを手の平で圧迫してくる。
「ああ!・・・!」
口だけを開いて、声にならない嬌声が上がる。
「やっぱりここだよね。じゃあ、このまま・・・」
一定のリズムで指の出し入れを続ける麻美子。
その度にクリトリスもこすれて、ピチャピチャとあからさまな音が耳元まで届いてくる。
「イキそう、イキそう! いい! それ続けて。麻美上手いよ!」
もう、自然に腰が更に浮いて、激しく揺れ出す。
「綾ちゃん、こっち見て。綾ちゃんの顔、見せて」

661 :rehab ◆2tjokYoELc :2006/06/05(月) 20:59:42 ID:FfdBXRM1
イク寸前でそんなことを言われて、恥ずかしいけれど逆らえる状態ではなかった。
真っ直ぐに私を見つめる麻美子の濡れた瞳を見つめ返すと、心臓がドクンと高鳴った。
腰の揺れが小刻みになり、お腹の辺りが波打つ。
快感の波が鳥肌と共に全身に拡散していった。
「うあああ! ああ!・・・!・・・!!」
麻美子と見つめ合いながら、麻美子の指で、思い切り達した。

「はあ〜・・・はあ・・・はあ・・・」
麻美子の柔らかい腕の中で、身体の痙攣と荒い呼吸が収まるのを待つ。
髪をなぜてくれる麻美子の手の平の感触がとても心地いい。
半ば放心状態のまま、しばらく麻美子の腕の中でまどろんだ。
「綾ちゃん、イッちゃったね」
「イッちゃったね・・・」
「可愛いかったよ」
「凄い気持ち良かった。ホントに。初めてかも。
なんだろう・・・ホントになんだろう。なんで・・・」
なんでこんなに感じてしまうんだろう。
改めて、自分の中で麻美子の存在がどれだけ大きかったのかを思い知らされた。
「ヤバい、泣きそうだよ私。・・・凄い、麻美のこと好き」
「私も大好きよ」
目尻に滲んだ涙を麻美子が唇ですくい取る。
溢れては、すくい取る。
ずずずっと鼻をすすりながら麻美子にキスされて、目元も、心も、たまらなくくすぐったかった。

「麻美、仰向けになって。私がしてあげる」
「うん・・・実はさっきから、もう・・・ジンジンしちゃって」
「なっ、こっちが感動してる間に、そんなこと思ってたの!?」
「いやいやいや、私もちょっと貰い泣きしちゃったよ。でもほら、これとそれとは・・・ね?」
「・・・いいけど」

662 :rehab ◆2tjokYoELc :2006/06/05(月) 21:00:22 ID:FfdBXRM1
麻美の脚の間に座って、改めて麻美子の性器を見ると、
もう触る前からはっきりと口を開いてとろとろに濡れている。
ゆっくりと麻美子のクリトリスを口に含み、自分が気持ちいいように舌を上下に動かして激しく舐める。
「あ!ううぅ!」
途端に声が漏れ始める。
「綾ちゃん凄いっ。それ、凄い」
たまに口を離して指でさすり、口で愛撫して、それを交互に続ける。
「どっちのほうがいいかな?」
「・・・口、かな」
「分かった。麻美は口がいいんだね」
吸い上げたり、舌でつついたり、思いつく限りの方法で麻美子を攻めてみる。
「綾ちゃん・・・綾ちゃん・・・気持ちいいよ・・・綾ちゃん」
下半身をうねうねとくねらせながら、うなされるように私の名前を繰り返す。
「綾ちゃん・・・あぁ、もうイキそう。もうイキそう!」
「えっもう?麻美もうイキそう?」
「綾ちゃんがイクとこ見たから、もう、たまんないよ。1回、1回イカせて」
「うん・・・ど、どうすればいいのかな」
「吸われるのがいいかも」
「うん・・・」
麻美子のクリトリスに吸い付いて、
強めにちゅっちゅっと吸い上げたり、舌でつついたりを繰り返してみる。
激しく身悶えしながら、麻美子の私を呼ぶ声がどんどん大きくなる。
苦しそうな喘ぎ声に構うことなく、勢いをつけて麻美子を吸いまくる。
そのうち麻美子の身体がビクビクっと跳ねて、小刻みに痙攣しながらベッドに沈み込んだ。

麻美子をイカせてあげられたことが嬉しくて、
まだ放心状態の麻美子に覆い被さるように腕を回して身体を寄せた。
麻美子はそんな私を少し虚ろな瞳で見つめながら、私に腕を回して引き寄せ、
さっきまで麻美子を攻めていた私の口や、顔全体にキスしてくれる。

663 :rehab ◆2tjokYoELc :2006/06/05(月) 21:01:02 ID:FfdBXRM1
「綾ちゃん・・・」
「麻美もイッちゃったね」
「イッちゃったね・・・綾ちゃんにしてもらってると思ったら、もうダメだわ」
「まだまだこれからだよ麻美〜」
麻美子がイクところを見て、私もなんだか気持ちが気持ちが高ぶってしまって、
もう一度してほしくて堪らなかった。
そんな私を察してか、麻美子がまた私の中に指を差し入れてくる。
1本、2本と指が増え、先ほどの快感が身体によみがえると
クチュクチュどころではない、ジュブッ、ジュブッという卑猥が音が聞こえてくる。
「綾ちゃんの、凄い締まるね。締まりすぎて指が疲れちゃうから、2段攻めだ」
麻美子は楽しそうにそう言って私を仰向けにさせ、今度は指と舌で攻めてきた。

結局また私は簡単にイカされて、私もまた麻美子にお返しをして、
その夜は何度も何度もお互いを求めた。
こうしたくてもできなかった今までの時間を取り戻すように、5年分の愛情を注ぎ合った。

翌朝、目を覚ますと、私は麻美子に腕枕されていて、目の前に麻美子の唇があった。
ツインベッドの羽毛の掛け布団の上でそのまま寝てしまったらしく、
いつの間にか、隣の空いているベッドの掛け布団が剥がされて、私たちに掛かっている。
麻美子が掛けてくれたらしい。
いつの間にしたんだろうと思いながら、私は目の前の麻美子の可愛い寝顔を心ゆくまで見つめ続けた。


●SCIENCE-4
温泉旅館 貸し切り露天風呂

上も下も羽毛の布団にくるまれて寄り添って寝ていた私たちは、
寝汗を洗い流すために貸し切りの露天風呂に来ていた。
もともと麻美子と早朝のお風呂に入りたくて予約していたのだ。
・・・こんな理由で入ることになるとは思っていなかったけれど。

664 :rehab ◆2tjokYoELc :2006/06/05(月) 21:01:42 ID:FfdBXRM1
貸し切りなので、当然ほかに宿泊客はいない。
周囲の板塀の上からは、青くて白い朝の空と、紅葉の樹々が広がっているのが見える。
麻美子と二人きりで広い露天風呂の端にちょこんと浸かると、
お湯の温かさと露天風呂の雰囲気に癒されて、昨晩の疲れが次第に解けていく気がした。

隣に寄り添っていた麻美子が、すっと私の肩に頭を預けてきた。
麻美子から伝わる朝風の冷たい感触はすぐに消え、心地よい重みと温かさが身体に染み込んでくる。
私もそっと、麻美子の頭に自分の頭を重ねた。
「麻美、私ね・・・本気だよ?」
「うん」
「親に紹介してもいいくらい、本気だから」
「うん。紹介してよ」
「・・・ちょっとは考えてよ」
「もう何回も考えたよ。いつか、挨拶に行かないとね」
「麻美・・・」
そうか・・・。そういば、ずっと前から私のことを好きだったと言ってくれたんだ。
麻美子はずっと本気で・・・。
「いつから?いつから、麻美は・・・」
「ベストコミュニケーションの、最初の顔合わせ・・・の前の食事会かな」
「最初じゃん!」
一番最初じゃないか。5年前の、私と麻美子が出会った日だ。
「あの時ね、あー、素敵な人だなって。
これはずっと一緒にいたら好きになっちゃうかもなーって、思った。
それから、ずっと好き。・・・綾ちゃんは?」
「私は・・・自分でも、よく・・・。気が付いたのはねえ、去年くらいかな。
麻美がほかの人たちと仲良くしてるの見たり聞いたりするとね、
だんだんこう、胸がぎゅーって。やめてーって。私の麻美に手を出すなーって。
中学生か、私は」
「ううん、気になるよね。やっぱり気になってたよね。でもホントに違うから」

665 :rehab ◆2tjokYoELc :2006/06/05(月) 21:02:15 ID:FfdBXRM1
「私も多分ずっと麻美のこと好きだったんだよ。でも抑えてた。抑えきれなかった訳ですけど。
麻美はずっと、待っててくれたんだね・・・。ごめんね」
「ふふっ。旅行しようって言われたとき、ちょっと期待したんだよ?
あらこれはいよいよ告白されるのかしらって」
「最初にキスしてきたの、麻美のほうじゃん」
「・・・私も抑えられませんでした」
「ふふふっ」
「駄目じゃん、私たち」

本当に、本当に頼もしくなったよ。麻美子は。
私の気持ちをちゃんと察してくれて。
仕事も、私より沢山こなして。
いつからこの子はこんなに頼もしくなったんだろう。

「私もね、麻美と一緒にいたい。一緒にまた旅行しよう。楽しいこといっぱいしようね麻美」
「それじゃあ、仕事も頑張らないとね」
「そうだね。一緒に」
「一緒にね」

もしも今、この仕事に就く前の自分に戻ってしまったら、私はもう一度この仕事を目指そうと思うだろうか。
目指したとしても、デビューなんてできるだろうか。
同世代の平均よりもいい収入を得られて、いい仕事仲間を得て、数え切れないファンから支持されて、
自分の言葉を、自分の想いを、多くの人たちに伝えることができて。
麻美子と出会えて。
そんなことが私にもう一度できるだろうか。
多くの幸運に恵まれて今の仕事が在って、麻美子との繋がりが在る。
そのとき唐突に、私は・・・自分が酷く幸せ者であることに気が付いた。
これが・・・私の幸せなんだ。
この幸せを得るまでに、ここに来るまでに、29年かかった。
30年目からはこの大切な幸せを守って生きていきたい。
私はこの子と歩いていく。
今日の私の天使、麻美子と。

666 :rehab ◆2tjokYoELc :2006/06/05(月) 21:03:52 ID:FfdBXRM1
「あー・・・なんか、凄い幸せ。
もうね、私の彼女は能登麻美子なんだぞーって言って回りたいくらい、幸せ」
「ごめん綾ちゃん、それはやめて」
「ふふっ・・・愛してるよ、麻美子」
「うん、愛してる」
「ねえ、名前で呼んでみて?」
「・・・あやこ?」
「はい」
「綾子」
「はい」
「綾子っ」
「はいっ」
「綾子、キスしていい?」
「はいっ」

その日の朝風呂は、二人とも少しのぼせた。


- 終わり -


●SCIENCE-5
2006年 春 東京
二人の物語は続いている

667 :rehab ◆2tjokYoELc :2006/06/05(月) 21:04:54 ID:FfdBXRM1
終わりですー。
失礼しました。m(_ _)m

668 : ◆KE2pAIxMAI :2006/06/05(月) 21:55:17 ID:+liFt+oz
>>645 いい感じです。本スレであれを振ったのは私ですが、正式に使用許可を
出します(笑)、また作品を作って下さいね。というGJ。

669 :名無しさん@秘密の花園:2006/06/06(火) 06:25:27 ID:OoKYQMK4
科学

670 :644:2006/06/06(火) 10:17:31 ID:uFBQKx9R
>>667
ありがとうございます。
私は比較的最近パソコンを始めたばっかりだったので、やり方の要領が良く分からなかったのです。

671 :名無しさん@秘密の花園:2006/06/06(火) 19:05:59 ID:H08kXHu3
>>667
ちょっと恥ずい話からピュアな話まで凄く出来が良くて、GJです。
>>631-639なんて、本当に俺泣いちまったよ。

672 :rehab ◆2tjokYoELc :2006/06/06(火) 23:15:28 ID:YiIVVVRR
>670-671
どういたしまして。m(_ _)m
レス感謝です。

今日のまるなびは2本撮りの1本目なので
萌える近況話が聴けたらまた何か書きますです(あくまで予定)。
綾ちゃんも「うちの麻美子が〜」くらい言わんかな。
他局ではさらっと言ったくせに。

673 :名無しさん@秘密の花園:2006/06/06(火) 23:45:01 ID:GerHgkKu
>>672
ヒント:ツンデレ

674 : ◆KE2pAIxMAI :2006/06/07(水) 20:02:40 ID:4eAPmsC2
夜のいちご狩り ストパニラジオ32回の、愛麻衣ウォッチャー的ポイントは「嫉妬」。

(二人は寂しいとどうなりますか? という質問からのトーク)

清水「あの〜。それはねぇー、一緒に遊んでた友達とかを、帰さなくなります。」
清水「・・・で、『じゃ、ウチ来る?』って言われたら、家に・・・行きます。」
清水「はい。搦め捕ります。」
中原「からめ・・・とられるね」

中原「無駄な時間を作るから寂しいって感じる訳だから、」
中原「かと言って、人といると疲れるからさ。人といたくない。」
清水「きっぱり言われちゃった。・・・きっぱり言われちゃった。」
中原「違うの。違う、気心知れていればいいんだけど」

中原「愛ちゃんとかは、誰とでも一緒にいられる人でしょう?」
清水「うーん・・・。そうでもないみたいだよ。人見知りだから。」
中原「(私は)その範囲が、凄く狭くって。」
中原「ホントにホントに仲いい人じゃないと駄目だから。」
中原「疲れるぐらいだったら、癒されに行く。」

675 : ◆KE2pAIxMAI :2006/06/07(水) 20:04:52 ID:4eAPmsC2
いつものように収録後、スタジオの外の人気(ひとけ)のない階段でのハグ。
愛 「麻衣ちゃん、ひどい。」
麻衣「あれは一般論を言おうとして」
愛 「寂しいよ。すっごく寂しくて死んじゃいそうだったよ。」
麻衣「だって。愛ちゃんには、他にもお友達が一杯いて、寂しい時でも」
愛 「違うよ。他のお友達でも、もっと遊んでいたい、とは思うだろうけど。」
麻衣「・・・。」
愛 「『帰りたくない』って言って甘えるのは、麻衣ちゃんだけだよ!
   一晩中抱かれていたい、って思えるのは、麻衣ちゃんだけだよ!」

麻衣「・・・うん。あたし、嫉妬してたね。」
(優しい目をしながら、右手を愛ちゃんの頬に添える麻衣ちゃん。)

愛 「・・・ダメ。そんな、答えに詰まった彼氏、みたいな事しないで。」
(体を入れ換え、階段を一段だけ上って目線の高さを合わせる愛ちゃん)

愛 「私といると、疲れる?」

676 : ◆KE2pAIxMAI :2006/06/07(水) 20:05:54 ID:4eAPmsC2
麻衣「愛ちゃん・・・。」
愛 「そうなんだね。」
麻衣「・・・愛ちゃんの想いは・・・時に大き過ぎて・・・そんな時も、ある。」
愛 「どうすればいいの? 私も麻衣ちゃんに何かしてあげたいのに。」
麻衣「それは・・・。」
愛 「想いを薄めて、空気のように、麻衣ちゃんの心を乱さない存在になればいいの?」

麻衣「・・・愛ちゃん。誰かに、嫉妬してる?」
愛 「・・・してると思う。」

麻衣「ふぅ。・・・いつか、愛ちゃんの全てを受け入れたい、って思ってる。これは本心。」
愛 「信じても、いい?」
麻衣「信じて。・・・私はここにいるんだから。」

愛 「麻衣ちゃん。今日は私が・・・。」
麻衣「・・・あ」
(左手を頬に伸ばして麻衣ちゃんの顔を引き寄せる愛ちゃん。)
愛 「・・・・・・・ん。」
麻衣「う・・・ん・・・。」

麻衣「愛ちゃん・・・信じてくれた?」
愛 「麻衣ちゃん。麻衣ちゃん・・・!」


麻衣「ね、とにかく、何か食べに行こう? 続きはそれから」
愛 「・・・麻衣ちゃんって、ホント、私のあしらい方が上手いよね。」
麻衣「素直なコは大好きよ。」

677 :名無しさん@秘密の花園:2006/06/07(水) 20:18:28 ID:ZJGMH9V/
>>674
GJ

678 :名無しさん@秘密の花園:2006/06/07(水) 20:19:06 ID:ZJGMH9V/
>>674
サンクス。

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