5ちゃんねる ★スマホ版★ ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50  

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

レズ声優出張所Part4

1 :& ◆Jx3uuDAUoo :2006/02/17(金) 20:57:19 ID:22IXIXnD
ここは声優板「レズ声優」の出張スレです。
本スレ:レズ声優 Part8
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/voice/1124473961
「この声優は絶対レズだ」とか「レズらせたい」という声優さんを
「エロ話中心で」思う存分マタ?リと語っちゃって下さい。
妄想捏造ドンと来い。
SSも書いちゃって結構です。っていうか、キボンヌ
執筆して下さると言う方はトリップだけは忘れないで下さいね。

私が書き込んでいたら512kを超えたので書き込めませんと出ました。
とにかく新スレを立てておきます。



58 :名無しさん@秘密の花園:2006/02/28(火) 01:50:05 ID:uHyHUrin
>57
GJ!

59 :名無しさん@秘密の花園:2006/03/01(水) 00:18:14 ID:AI73D/n9
>>57
久しぶりのやまなこキターーーーーーーーーーーーーーーー
超GJテラモエス

60 :名無しさん@秘密の花園:2006/03/01(水) 09:39:35 ID:ai3MjKMC
レズ声優 Part15
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/voice/1141148943/

61 :名無しさん@秘密の花園:2006/03/01(水) 15:10:56 ID:yTTGMaNZ
兄弟スレ
声優限定ナマモノスレ(11)
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/801/1124504927/

62 :名無しさん@秘密の花園:2006/03/01(水) 16:33:29 ID:ai3MjKMC
なんだか、ゆ〜かたんがスクラン降板の件で袋フラグが立っているので今こそさえぽんの出番だと思ふ。

63 :名無しさん@秘密の花園:2006/03/01(水) 20:04:12 ID:Dbv7gIru
でも自分の歩みたかった道を問題なく歩んでるゆーかたんだから
さえぽんは複雑だと思う
二人で舞台にでれば問題ないね

64 :名無しさん@秘密の花園:2006/03/01(水) 20:23:20 ID:YtQzCAnb
>>62
病気・妊娠などの特別な理由以外で続編を蹴るのは非常に印象を悪くするからねぇ。
もし、この上さらにアーティスト宣言でもした日には、どれだけ叩かれることか…

65 :名無しさん@秘密の花園:2006/03/01(水) 22:30:09 ID:lv5EurGU
>>61
兄弟にしないでくれ

66 :名無しさん@秘密の花園:2006/03/02(木) 01:22:46 ID:33xqRC1u
>662
思い入れのあるキャラをスケジュールの都合で泣く泣く降板することになり凹んでいるゆーかさん
それを優しく(体で)慰めるさえぽん

こんな図が浮かんだ俺は本当に末期だなw

67 :名無しさん@秘密の花園:2006/03/02(木) 01:23:52 ID:33xqRC1u
ゴメン>62だったorz

68 :名無しさん@秘密の花園:2006/03/02(木) 02:58:51 ID:ZwpAiIv6
>>66
ちょwwwwww
(*´Д`)ハァハァ

69 :名無しさん@秘密の花園:2006/03/04(土) 17:44:36 ID:9cQVFxNC
今月はゆーか(13日・22歳)、あやち(30日・30歳)の誕生日。
ちばさぇがリボンを巻いた自分自身をプレゼントにするのはどちらだろうか?

70 :名無しさん@秘密の花園:2006/03/04(土) 18:50:56 ID:7ekE6mWx
そりゃ両方だろw

71 :名無しさん@秘密の花園:2006/03/04(土) 19:43:46 ID:Ho19NViJ
なんかありきたりだけど朴路美と釘宮理恵かな?
いつもベタベタしてる印象しかない

72 :名無しさん@秘密の花園:2006/03/05(日) 02:11:00 ID:YfwVut5E
>>71
激しく同意。
特にハガレン劇場版DVDでのあの二人は言うことなしですたい。

73 :第16話「すれ違って行く2人」:2006/03/05(日) 23:06:05 ID:7BrM6K9u
お互いの存在が感じられなくなってしまった2人。
共に泣くだけの夜を過ごした次の日。
さえぽんの部屋
さえぽん(は〜、どうしよ〜。ゆーかが見えないまま授業やるのも酷な話。
     当てるに当てられないし・・・、今日、1時間目だよ・・・。)
・・・
ゆーかの部屋
ゆーか「ぐすっ、ぐすっ・・・。紗子さ〜ん・・・。」
・・・
教室
香里「ゆーかちゃん、来ないね〜。」
井ノ上「う〜ん・・・。」
加藤英美里「・・・実はさ〜、今朝、ゆーかちゃんの部屋の前に行ったんだけど・・・。」
香里「ど、どうだったの!」
英美里「ず〜っと部屋から泣き声が・・・。」
井ノ上「え〜、泣きっ放し〜?」
英美里「う、うん・・・。」
井ノ上「ど〜すんのさ〜、一時間目は千葉先生だよ〜。」
香里「それに、もうすぐ授業始まっちゃうよ〜!」
・・・
学園長室
根谷「・・・というわけで、ゆーかちゃんに関して、どうしてもダメだったら私に言って。
   私からも理事長に何とか説明するから。」
さえぽん「わかりました・・・。」
根谷「さっ、授業でしょ!ゆーかちゃんが見えなくてもガンバんなさい!」
さえぽん「はい・・・。」
バタン。
根谷「は〜、でも佳奈ちゃんの問題も解決してないし・・・。」

74 :第16話「すれ違って行く2人」:2006/03/05(日) 23:08:14 ID:7BrM6K9u
ゆーかの部屋
ゆーか「グスッ・・・さ、紗子さ〜ん。」
   (も、もう涙も出なくなっちゃった。ゆーか、もう・・・限・・・界・・・。)
パチン!
ゆーか「・・・あれ!紗子さん、紗子さんだ!
    な〜んだ、紗子さん、ゆーかの部屋にいたんだ〜!」
ギューーーーー。
ゆーか「じゃあ、ちょっと待っててくださいね、今、着替えますから。」
・・・
ゆーか「ね〜、紗子さん聞いてくださいよ〜。
    ゆーか、来年の4月にミュージカルに出るんですよ〜。
    絶対に見に来てくださいね〜。
    でも、それに出ちゃうと学内舞台の『スクールランブル二学期』に
    出られなくなっちゃうかもしれないんです・・・。
    ・・・よしっ!それじゃあ一緒に教室に行きましょ〜。
    ゆーかは紗子さんと、ず〜っと一緒ですから・・・。
    えっ!おはようのキッスが、まだって・・・もう、紗子さんのわがまま〜。」
チュッ!

75 :& ◆8rE4LIwTGU :2006/03/05(日) 23:10:16 ID:7BrM6K9u
教室
ゆーか「みんな、おはよー!紗子さんと朝からデートだよ〜!」
一同「えっ?」
ゆーか「何、みんな?あ〜、ゆーかが紗子さんと一緒だから妬いてるんだ〜!」
香里「そうじゃなくて、何で熊のぬいぐるみ抱いてるの?」
ゆーか「ふえ?ぬいぐるみ?ゆーかが抱いてるの紗子さんだよ〜。」
伊藤実華「ゆーかちゃん、壊れちゃった・・・。」
鹿野優以「どうすんの・・・千葉先生、来ちゃうよ。」
ゆーか「紗子さんは、ゆーかが今、抱いてるじゃん。
    ・・・う〜ん、イス、イス、あった、あった。
    紗子さんは、ゆーかの隣・・っと。これでOK!」
ニコニコ。
笹川亜矢奈「香里ちゃん、どうしよ〜?」
香里「もう、どうしようもないよ・・・。」
・・・
さえぽん(う〜、教室までの足取りが重い・・・。)
ガラガラ・・・
さえぽん「おはよー。じゃあ授業始めるね・・・。
     ゆーかさんは・・・え?
     ちょっと何で、ゆーかさんの席の隣に熊のぬいぐるみが置いてあるの?
     それ片付けて!」
香里「・・・それは出来ないんです。」
さえぽん「・・・いいわ!アタシが片付ける!」
又吉「あ!先生、ダメです!」

76 :& ◆8rE4LIwTGU :2006/03/05(日) 23:11:42 ID:7BrM6K9u
さえぽん:ガシッ!
・・・
ゆーか「紗子さ〜ん・・・あれ!紗子さん、どこに行くんですか!行っちゃダメです!」
ガシッ!
・・・
さえぽん「ちょっと!何で、このぬいぐるみ動かないのよ!」
・・・
ゆーか「紗子さ〜ん、行っちゃダメ〜!」
・・・
香里「呼ぶ?」
井ノ上「そうだね・・・学園長〜!」
・・・
で、学園長室
根谷「紗ちゃん、どんどん厄介な事になっていくわね〜。」
さえぽん「はい・・・。」
ゆーか「紗子さ〜ん。」(ニコニコ)
根谷「ゆーかちゃんには、あの、ぬいぐるみが紗ちゃんに見えるってわけね。」
さえぽん「はい・・・。」
ゆーか:ニコニコ
根谷「う〜ん。このままだと、ゆーかちゃん、全部の授業にあのぬいぐるみ連れ回すわよ〜。」
さえぽん「それどころか私生活や学園生活においても連れ回しますよ。下手すれば全校集会の時まで・・・・・。」
根谷「は〜、他の職員は何とかなるけど理事長には、どう説明しようかしら。」
さえぽん「う〜ん。」
根谷「・・・ちょっと、ナバ先生に診てもらった方がいいわね・・・ゆーかちゃん!」
ゆーか「何ですか〜、学園長〜。」
根谷「今から保健室に行くわよ〜。」
ゆーか「紗子さんも一緒ですか?」
根谷「う、うん、一緒よ〜。じゃあ、行こっか!」
ゆーか「は〜い。」
さえぽん(ゆーか、昨日より極端に子供っぽくなったみたい・・・。)
根谷「紗ちゃん!行くわよ!」
さえぽん「は、はい!」

77 :& ◆8rE4LIwTGU :2006/03/05(日) 23:13:30 ID:7BrM6K9u
保健室
ナバ「ゆーかちゃ〜ん、ここにイスがあるから一旦、そのぬいぐるみさんをそこに座らせよ〜ね〜。」
ゆーか「ぬいぐるみさんじゃないです、紗子さんです。」
ナバ「あ〜、ゴメン、ゴメン。紗子さんを座らせよ〜ね〜。」
ゆーか「は〜い。」
ナバ「じゃあ、いい?ゆーかちゃ〜ん、これ何に見える〜。」
ゆーか「う〜ん。」
・・・
保健室の外
根谷「じゃあ、紗ちゃん。私、これから理事長に色々と説明してくるから。」
さえぽん「はい、お願いします。」
タッタッタッ・・・
さえぽん(ゆーかの為に学園長は理事長まで動かそうとしてる・・・、それなのにアタシときたら・・・。)
ガラガラ
ナバ「紗ちゃん、ちょっと・・・。」
さえぽん「はい・・・。」
・・・
保健室内
ゆーか「紗子さ〜ん。」
ナバ「じゃあ、ゆーかちゃん、今日はゆっくりお休みしてね〜。」
ゆーか「は〜い。」
ナバ「それじゃあ、部屋まで先生が一緒に着いて行ってあげるから。」
ゆーか「先生、ありがとー!」
ナバ(小声)「じゃあ、紗ちゃん、ちょっと待っててね。」
さえぽん「はい。」
バタン。
さえぽん(何で、こうなっちゃったんだろ・・・。)
アタシは何も考えられなかった。

78 :& ◆8rE4LIwTGU :2006/03/05(日) 23:14:55 ID:7BrM6K9u
ナバ「じゃあ、紗ちゃん。結果、話すね。」
さえぽん「はい。」
ナバ「まず、ゆーかちゃん、検査の間もず〜っと『紗子さん』、『紗子さん』って言ってた。
   これが、どういう事が紗ちゃん、自覚してる?」
さえぽん「はい・・・。」
ナバ「・・・ゆーかちゃん、ちょっと精神をヤラレたみたいね。
   それが原因で知能と精神の幼稚化が始まってるわ。」
さえぽん「えっ!」
ナバ「大好きな紗ちゃんを見る事も、紗ちゃんと話す事も、
   紗ちゃんと触れ合う事が出来なくなった事で、
   ゆーかちゃんは自分の中に、もう一人の紗ちゃんを作っちゃたの。
   ゆーかちゃん自身にとって都合のいい、もう一人の紗ちゃんを。」
さえぽん「・・・・・。」
ナバ「今の状況が、このまま続くとゆーかちゃん、何をしでかすか分からないわ。
   ゆーかちゃんが今、抱いてる『ぬいぐるみ』というより、もう一人の『千葉紗子』。
   これをバカにされたり、取り上げようとする人間に対して、
   最初は自分を守る為に引き篭もりに走るけど、
   日数が経てば自分と紗ちゃんだけの世界を守る為に、
   最悪の場合・・・殺人まで犯してしまう可能性があるわ。」
さえぽん:ガーーーーーン!
ナバ「あの紗ちゃんを抱いているって状況は今のゆーかちゃんにとって聖域なの。
   その聖域を侵そうする者に対しては容赦無い鉄槌を下す。
   ま〜、今のゆーかちゃんは、まだ、そこまで行ってないわ。
   だけど、いつ殺人鬼になってもおかしくない状況に置かれてるって事は確かよ。
   紗ちゃん、ゆーかちゃんを救えるのは紗ちゃんだけなんだから、
   アタシも何とか応援するから、絶対にゆーかちゃんから逃げちゃダメよ!」

79 :第16話「すれ違って行く2人」& ◆Jx3uuDAUoo :2006/03/05(日) 23:16:09 ID:7BrM6K9u
さえぽん「・・・はい・・・。」
ナバ「それから新しい事が分かったから紗ちゃんに伝えておくね。
   ゆーかちゃん、紗ちゃんの書いた字も見えないみたい。
   それに紗ちゃんと昔、歌った歌・・・tiarawayの歌を聞かせたの。
   そしたら、『ゆーか、何で一人で下のパート歌ってるんですか?』だって。
さえぽん(ゆ、ゆーか、そんな・・・。)
ナバ「紗ちゃんの過去の音声も聞こえないの。
   さらにtiarawayの解散コンサートの映像も見せたの。
   そしたら『ゆーか、一人で歌ってるのに、何で、ほとんど右側の方に立ってるんですか』ですって。
   紗ちゃんの写ってる過去の映像、それすらも紗ちゃんの姿が見えないの。
   恐らく、紗ちゃんにも同じ事が起こってるはずよ。試しに今から・・・。」
さえぽん「もう、いいです!」
バタン!
ナバ「ちょ、ちょっと紗ちゃん!」

80 :& ◆8rE4LIwTGU :2006/03/05(日) 23:16:55 ID:7BrM6K9u
廊下
さえぽん(ゆーかが殺人鬼に?う、ウソよ!そんなの絶対ウソよ!)
・・・
めぐー(佳奈ってば、また今日も口を開かなかったよ〜。一体、何があったんだ〜。)
・・・
ドン!
さえぽん「キャッ!」
めぐー「うわっ!ちょっと紗子ちゃんさ〜・・・。」
タッタッタッ・・・
めぐー「チッ!何だよ〜、ぶつかっといて〜。」
麻美子「あ!御姉様、大丈夫ですか!」
めぐー「あ、ああ大丈夫だよ・・・。」
麻美子「御姉様・・・。」
ギュッ!
麻美子「あっ!」
めぐー「何も言わないで・・・。」
麻美子「お、御姉様・・・。」
めぐー(何やってんだろ、アタシが一番大事なのは佳奈なのに。
    今、ここに居る麻美子へ逃げちゃダメなのに。だけど、だけど・・・。)
・・・
さえぽんの部屋
さえぽん「分かんない、分かんないよ!」
アタシは、ただ、ただ大声を出すだけだった。
ナバ先生から次々と突きつけられた現実。
アタシにゆーかをどうしろっていうの!
ゆーかに対してアタシは何もする事が出来ないのに。
さえぽん「・・・3時間目の授業の準備しよう・・・。」
アタシは学園生活という現実に戻った。

81 :第16話「すれ違って行く2人」& ◆Jx3uuDAUoo :2006/03/05(日) 23:17:46 ID:7BrM6K9u
職員室
ナバ「紗ちゃん、行くわよ。」
さえぽん「え?何処へですか?」
ナバ「ゆーかちゃんの部屋!」
さえぽん「でも・・・。」
ナバ「でもじゃない!行くわよ!」
さえぽん「あっ、あっ・・・。」
・・・
ゆーかの部屋の前
ガチャッ!
ナバ「さっ、鍵開けたから中に入って。」
さえぽん「で、でも、アタシは、ゆーかに何も出来ないんですよ!一体、どうすれば・・・。」
ナバ「それを見つけられるのは紗ちゃんだけよ。」
さえぽん「わ、分からないのに、どうしろって・・・。」
ナバ「じゃあ一生、ゆーかちゃんとこのままの関係でいいの!」
さえぽん「・・・・・。」
ナバ「さあ、部屋に入って!
何も出来なくたっていい!何が出来るかを探して行けばいいの!」
さえぽん「はい・・・。」
アタシはナバ先生から逃げる様にゆーかの部屋へと入った。

82 :第16話「すれ違って行く2人」& ◆Jx3uuDAUoo :2006/03/05(日) 23:19:18 ID:7BrM6K9u
ゆーかの部屋
アタシが、ゆーかの部屋に入ると驚く様な光景を目にした。
ゆーかのベッドが盛り上がっていて、
そのベッドの中でぬいぐるみとその隣にいる目に見えない何かが、もぞもぞと動いている。
きっと、あのぬいぐるみの隣にいるのが、ゆーかなんだ。
さえぽん「ゆーか!」
アタシは、ゆーかのベッドに飛び込んだ。
だけど、ぬいぐるみが吹き飛んだだけだった。
・・・
ゆーか「え!紗子さんが飛んでっちゃった!なんで?なんで?
    ゆーかの紗子さんが勝手に動いた!
    ・・・ゆーかの部屋に誰かいる!紗子さん助けてー!」
・・・
さえぽん「どうして!どうして!何でゆーかに触れないの!そこにいるのは分かってるのに!」
アタシは泣き崩れた。
さえぽん「ゆ〜か〜・・・。」
床を何度も叩いて悔しがるアタシ。
きっと、この音も、ゆーかに聞こえないんだろう。

83 :第16話「すれ違って行く2人」& ◆Jx3uuDAUoo :2006/03/05(日) 23:20:56 ID:7BrM6K9u
ドンドン!
ゆーか「・・・何?何なの、この音。お化けだ、ゆーかの部屋にお化けがいるよ〜。
    ・・・紗子さん、ゆーかの事、助けてよ・・・。」
・・・
どれだけ、ゆーかの部屋で泣いたんだろう。
さえぽん「もう、ヤダ・・・。」
    (ゆーかの事で何で、こんなに苦しまなきゃいけないの・・・。)
・・・
ゆーか「ZZZZZ・・・。」
・・・
川澄の部屋
あやちー「・・・めぐーのヤツ〜、麻美を廊下で抱き締めるなんて信じられない!」
コンコン。
あやちー「誰!」
さえぽん「綾ちゃ〜ん、開けて〜。」
あやちー「さっ、紗ちゃん!ま、待っててね。今、開けるから。」
ガチャン!
さえぽん「綾ちゃ〜ん!」
あやちー「紗ちゃん、どうしたの〜。」
さえぽん「うっ、うっ・・・、アタシ、もうヤダー!」
アタシは、綾ちゃんの部屋で、また泣いた。

84 :第16話「すれ違って行く2人」& ◆Jx3uuDAUoo :2006/03/05(日) 23:25:13 ID:7BrM6K9u
この後、アタシはゆーかを避ける様な日々を3ヶ月も過ごした。
心の拠り所を綾ちゃんに求め、そしてアタシは綾ちゃんへドンドン溺れていった。
とにかく、ゆーかの事を忘れたくて・・・。
だけど、この間にゆーかの精神状態が、
どんどん悪化していた事を後にアタシは思い知らされる事になる。
そして、ゆーかを3ヶ月も放って置いたアタシへ天罰が下された。
                        (第16話終わり)

85 : ◆Tiam51qK/E :2006/03/06(月) 00:49:20 ID:uMmn2zCo
ゆったりと、ソファーに腰掛けて居眠りする姿がたまらなく愛しく、そして苦しい。
私はこうやって、君に触れない時間をゆっくりゆっくりと過ごさなければいけないのだから。

時々、悩ましげな寝息のような寝言のようなものが漏れると、気が気ではない。

そう、やっぱり私は君に心を奪われていると実感する。

何の気なく、立ち上がりキッチンまで向かう。
別に何か食べたかったわけではないけれど。
シンクの上には朝に作って余ったクッキーが置かれていて。
それを、なんとなくつまんで口に入れてみる。
やっぱりおいしい。
自然と顔が綻んでしまう。

そして、やっぱり私は君に心を奪われていると実感する。

86 : ◆Tiam51qK/E :2006/03/06(月) 00:50:09 ID:uMmn2zCo
「ん…んー?あれ、さぇこさん…?」
「はいはい?いるよー」
お姫様のお目覚め。
いつもこうやって起きたら私を探してくれるのは、習慣になってしまっているのだろうか。
「よかった。…?甘い匂いする。何食べたの?」
「クッキー一枚食べちゃった。」
「おいしかった?」
「大変おいしゅうございました。ってさっきも食べたし。」
「そっか」
そう言って、へへ、と笑うとクッションを抱きしめて、またソファーに深く腰掛けた。
「どっか行こうよ」
唐突に、彼女が切り出した。
「どっかって…どこ?」
「海、とか。」
「どっかじゃないじゃん。どこの海?この寒いのに」
「沖縄行きたい」
「沖縄ねぇ…」
「さぇこさんとデートがいいな。」
クッションを抱きながら、照れるように私を見る。
赤くなりたいのはこっちの方なんだけどな。

87 : ◆Tiam51qK/E :2006/03/06(月) 00:52:31 ID:uMmn2zCo
「それはまた今度で…さすがに遠いよ。」
「うん。じゃあ今は別のとこでいいや。」
「どこ行きたいの?」
「公園…かな」
「公園でいいならお安い御用だけど…いつ行くの?今?」
「うん。」
なんとなく、考えてることが分かったりして、私は彼女のことちょっとは理解できてるのかななんて。
ちょっと自惚れてみたりもする。
当の彼女さんは、寝起きがいいもんで、ちゃきちゃきと目の前で着替え始めた。
「もーちょっと、恥じらいとか…考えなさいよ、ゆーかさん。」
「だってぇ。別に恥ずかしくないんだもん。あ、さぇこさん髪の毛やってぇ」
「いいよ、どうすんの?」
「んー…別におろしたままでもいいけど…さぇこさんにおまかせ。」
「じゃあ今日はゆるゆるみつあみで。」
「やったー」
こうやって彼女に触れる時間がとても愛しい。
ソファーに座りながら、足をぱたぱたさせている。
よっぽど嬉しいんだろう。

88 : ◆Tiam51qK/E :2006/03/06(月) 00:55:08 ID:uMmn2zCo
「でーとだでーとだぁ」
「ハイハイ」
「さぇこさんは嬉しくないの…?」
「嬉しいってばさ」
「もー」
そう言ってニコニコしてるあなたが私は本当に大好きです。
「ホレ、できた。」
「じゃあ行こっ」
靴を履いて。
彼女も珍しくスニーカーで。
ドアを開けて鍵かけて。
「さぇこさん、手。」
「えっ」
「ヤ…?」
「ヤじゃあないですけどもー…」
「はずかしい?」
そりゃそうですよ。そりゃあ恥ずかしいですよ。
でもねぇ…

89 : ◆Tiam51qK/E :2006/03/06(月) 00:57:41 ID:uMmn2zCo
「つなごうよぉ」
「あー、もう分かった、つなぐから!」
「んふー。」
あーあー、満足そうに笑っちゃってさ。
また私はしてやられた感のまま、彼女の左手を握りながらエレベーターに乗る。
「あー、どうしよう。ゆーか、もう楽しいよ。」
「よかったねぇ。」
「うんっ」
やっぱり本当にかわいい。
他の誰でもない、南里侑香という人間に本当に本当に焦がれている。
なにより、名前を呼ばれるのが好き。
さぇこさん、なんて呼ぶのこの子ぐらいだから。
侑香だけに呼ばれるなんて、なんて心地のいいことなんだろう。
「さぇこさん」
「ん?どしたの?」
「好きぃ」
「往来でやめなさい…」
「にひ」
意地っ張りでごめん。
ホントは、ホントのホントに好きなんです。
分かってくれてる…よね?

90 : ◆Tiam51qK/E :2006/03/06(月) 00:59:17 ID:uMmn2zCo
お粗末さまっした。

91 :名無しさん@秘密の花園:2006/03/06(月) 03:04:22 ID:tYBn6R79
>>90
GJ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今日この日にtiara読めるなんて。・゚・(ノ∀`)・゚・。

92 :名無しさん@秘密の花園:2006/03/06(月) 10:11:37 ID:eUQxyWna
>>90
GJ!
今日この日…
セツネー!!

93 :名無しさん@秘密の花園:2006/03/06(月) 13:29:24 ID:nyiAJt0W
近い内にまた鋼の公式イベがやるらしく、朴さんと釘宮さんも来るみたいだv
こりゃ絶対に行かないと!+

94 :名無しさん@秘密の花園:2006/03/06(月) 18:10:05 ID:65GUvP1u
今日この日ってなんだ?って思ったら
あれから一年か…早いなぁ…
ゆうかさんの舞台とか落ち着いたら復活とかしないかなぁ…

95 :Unfinished Tiara ◆IzjIVQz3sE :2006/03/06(月) 23:35:11 ID:jJZp/4wW
そっか…今日で一年なんだ
って事で前スレの>>741の続きです。
いつのまにか前の投下から一ヶ月近く経ってたのか

96 :Unfinished Tiara ◆IzjIVQz3sE :2006/03/06(月) 23:35:43 ID:jJZp/4wW
―――yuuka

目を覚ますとそこには…微かな温もりだけ。
「紗子さん…?」
本当に夢だったのだろうか
でもここは紗子さんの家…だよね。

いいにおいがする…。
部屋からでると、そこには夢じゃない本物の紗子さんがいた。
「紗子さん…」
「ん?あっおはよう侑香」
紗子さんはフライパンを片手に振り向いた。
「夢じゃないんだ…」
「まだいってるの?」
紗子さんが笑ってくれる。
私は耐え切れず、紗子さんに抱きついた。
「ちょっとあぶないって」
「本物だぁ…」
「何言ってるの?」
紗子さんはケラケラと笑う。
「侑香今日のこと忘れてないよね?」
「今日?」
「うん、アフレコ今日でしょ?」
「あー!」
「侑香」
急に声のトーンが低くなる。
「…」
「わかってると思うけど…」
暗黙のルール。
わかってる…今だけだから…
「うん…我慢するから…ぎゅって抱きしめて」
「うん…」

97 :Unfinished Tiara ◆IzjIVQz3sE :2006/03/06(月) 23:36:14 ID:jJZp/4wW
「おはようございまーす」
二人して部屋に入ると
まだ予定の時間よりは少し早いが
何人かは既に入っていて
美香ちゃんが真っ先に挨拶に来た。
「おはようございます」
「一緒に来たんですか?」
「いや…そこで会っただけだよ」
「そうなんだ」
「じゃあね侑香」
「うん…」
美香ちゃんは紗子さんの後ろ姿を見つめる私に
「どうかしたの?」
不思議そうに聞いてくる。
「ううん、なんでもないよ」
私は首を振って答えた。


98 :Unfinished Tiara ◆IzjIVQz3sE :2006/03/06(月) 23:36:39 ID:jJZp/4wW
紗子さんはすぐに前の紗子さんに戻ってしまう。
私はそんな風にすぐ気持ちを切りかえれない
さっきまであんなに近くにいたのに
また遠いような気がして、不安で
そばにいって気持ちを確かめたくなる
怖いくらい、どんどん好きになってる・・・


気持ちがわかった今のほうが不安が大きくなってる。
なんかまだ現実感がないんだ。
昨日のこと…
また紗子さんにほっぺ抓られちゃうけど
でも抓ってもらってもいいから現実だって実感したいよ…。

99 :Unfinished Tiara ◆IzjIVQz3sE :2006/03/06(月) 23:37:19 ID:jJZp/4wW
―――――――saeko

聖夜の着信音がなる。
これは侑香専用だ。
「もしもし、紗子さん…?」
「どうしたの?」
「声聞きたくて…」
気持ちを通じ合わせてから
毎日欠かさず電話で話してる。
あたしからかけることもあるけど、2:8で侑香かな。
「ははっ…そんなに私のこと好きなの?」
我ながら傲慢なこといってると思う
だけど侑香は必ずYESと答えてくれるから。聞ける言葉。
「うん…」
ほらね。
「もうすぐ仕事終わるから家来る?」
「うん!」
侑香は素直に気持ちを伝えてくれるから
なんだかくすぐったいけど、それが嬉しい。
携帯を切ってかばんに直したときだった。

「紗子ちゃん」
背筋がゾクっとした。
声のトーンが低い。
このまま逃げれるものなら逃げたかった。

「梶浦さん…」
「ちょっと時間ある?」
「はい…」

100 :Unfinished Tiara ◆IzjIVQz3sE :2006/03/06(月) 23:37:57 ID:jJZp/4wW
「約束が違うんじゃないかな」
「……」
バレないで済むとは思っていなかった。
特に侑香はそういうの隠せるほど大人じゃない。
「本気なの?」
「…少なくとも私は」
「あのこは、もちろん本気よね」
「だと思います、ご存知のとおり、あの性格ですから」
梶浦さんは、大きなため息をついた。
「こうならない為、それで納得したはずよね?」
「あのこがそんな器用なことできると思ってるの?」
「…」
「私は別にあなたたちに会うなって言ってるわけじゃない」
「あの選択をしたのはあなたでしょう?」
「侑香ちゃんがあなたのことで、気を病んでた事は知ってたわ
 でも仕方ないって思ってた…なのになんで今さら…
 今は侑香ちゃんにとっても、私にとっても大事な時期なの、わかるわよね?」
わかってる、侑香には才能がある、嫉妬するぐらい
「あたしだって、そのつもりでした…」
「つもりって…」
「でも、侑香はあたしを必要としていたから…。
 それを振り払うことなんて…」
「先輩として、友達としてでも支えることはできるでしょう?」
私は首を振る
「…だって…私だって…侑香のこと…」
一瞬躊躇った。だけどここで言わないと自分自身に嘘をつく気がして
「…愛してるから…」
一瞬時間が止まったかのような沈黙。

101 :Unfinished Tiara ◆IzjIVQz3sE :2006/03/06(月) 23:38:50 ID:jJZp/4wW
「気持ち悪い」
彼女の口から発せられたその言葉に
毛が逆立つように体が震えた。
それを抑える為私は唇を噛み締めた。


「…こういうこと言われるってことなのよ?」
「え?…」
「あなたも、侑香ちゃんもそれに耐えれる覚悟があるの?」
「いったわよね?簡単じゃないって
 世の中はそんなに優しくなんてないわよ?」
わかってる…でもそれでも…それに耐えるよりも
侑香と一緒に居れない事に耐えれない…。
「わかってます。私だって、いろいろ考えました。
 でも…どんなに時間がたっても、忘れることなんてできなかった…」
「…私が何を言っても気持ちはかわらないってことね?」
「はい」
私はしっかりと答えた。

「そう…それだけの覚悟があるんだ…
 わかった。私にできることなら協力する」
「え…」
「なによ?私ってそんなに鬼?」
梶浦さんはとても優しい目をしていた。
それに面食らってしまう。
「いや…その…」
「あなたたちは私にとって娘みたいなものだから」
「あなたたちがそれに押しつぶされるのを私は見たくないのよ…」
「でも…そっか。そこまで好きなんだね…」
「はい…」

102 :Unfinished Tiara ◆IzjIVQz3sE :2006/03/06(月) 23:39:19 ID:jJZp/4wW
「ごめんね、つらくあたって…」
「いえ…まだあの時の私にはそんな覚悟なかったですから…」
「それに・・・悔しいですけど、侑香のこと一番に考えて、解ってたのは
 あたしなんかじゃなくて梶浦さんだったんだと思います…」
「だから解散したことも、後悔はしてません」
「一度離れてみて、気持ちがなくなるのなら
 それが一番よかった。でも私も侑香も無理だった。
 自分の気持ち、見つめなおして、どれだけ相手のこと想っていたのか
 よくわかりましたから」
「あなたと居るときの侑香ちゃんは本当に幸せそうだもの…」
「自惚れかもしれませんけど、そう思ってます」
「そのくらいの自信がないとこの先やっていけないわよ」
「そうですね…」
梶浦さんはぎゅって暖かく私を抱きしめてくれた。
「何があっても私はあなたたちの味方だから」
「ありがとう…ございます」
力になってくれる。
それ以前に、こうやって侑香のことを話せる人ができたことが
とてもとても大きかったんだ。

103 :627:2006/03/06(月) 23:39:43 ID:jJZp/4wW
――――yuuka

紗子さんの家のチャイムを鳴らす。
だが、出てくる様子はない。
「あれ…まだ帰ってないのかな…」
好きな人を待ってるときって
何でこんなにワクワクするんだろう。

「あ!紗子さん!」
「…ごめん遅くなっちゃって」
「ううん、そんなに待ってないから大丈夫だよ」
「実はね…これ作ってて遅くなったんだ」
そういって紗子さんがシルバーのものをかばんから取り出す。
「かぎ…?」
「うん、うちのカギ。」
私の手を掴んでその上におく。
「いいの?」
「うん、こんなとこで待ってて風邪ひかれても困るしね」
「うっ…」
「ちょちょっと!何泣いてんの!」
「だって…うれしいんだもん…」
紗子さんは困ったようにこめかみを掻く。


104 :Unfinished Tiara ◆IzjIVQz3sE :2006/03/06(月) 23:40:17 ID:jJZp/4wW
「さっ、侑香開けてよ、寒い」
「え?」
「それで開けてよ。ね?」
「うん!」

出来立てホヤホヤのそれを
ゆっくりと鍵穴に差し込んで回すとカチャという開錠の音。
「開いた!」
「そりゃ開くよ」
私が扉をあけて、それを紗子さんが持って
二人して部屋に入る。
パタンとドアが閉まると、私は振り返り
たまらず紗子さんに飛びついた。
「紗子さん…ありがとう」
「うん」
紗子さんも抱きしめ返してくれる。
紗子さんが好き…。大声で言いたい。
誰になんと言われたって構わない。
好きで好きで好きで好きで
好きって言葉で世界一周出来ちゃうくらい好き。
愛してる。愛おしい。恋しい。
「紗子さん…好きだよぉ…」
本当はこんな簡単な言葉で伝えきれない
だけど私はそれしか気持ちを伝えるすべをしらない。
もしも、もっともっとこの気持ちを伝えれる言葉があるとするならば
どんなに長い言葉だろうと、私はいい続ける。

105 :Unfinished Tiara ◆IzjIVQz3sE :2006/03/06(月) 23:40:48 ID:jJZp/4wW
「耳にたこ」
「…あたしも好きだよ。侑香」
でもそんな簡単な言葉でも
紗子さんに言って貰えたら、どんな言葉よりも嬉しいだ。
「ずっとずっと好きでいていい?」
「もちろん。永遠じゃないと許さないから」
今だって断言できる。だって息をするくらい当たり前に紗子さんが好き。
紗子さんを好きじゃなくなるのは息ができないのと同じ。
でも気の利いた言葉なんて私は言えないから
ただぎゅって抱きついて、この気持ちが少しでも伝わるように願うだけ。

「侑香…そんなに抱きつかれたら…」
「え?―んむっ」
あげた顔に突然のキス。
「侑香のせいなんだから…」
ボトっというかばんの落ちる音。
「ごめんなさ…んっ…」
謝り終える前に唇を塞がれる。
紗子さんの手が私の腰にまわって
くすぐったい様な、少しゾクッとする感覚。
キス一つで、文字通り私は骨抜きにされる。
本当に、本当に好きなんだ
この世界で何が一番確たるものなのかって聞かれたら
紗子さんを好きだってことだって私は答えるよ。

106 :Unfinished Tiara ◆IzjIVQz3sE :2006/03/06(月) 23:43:00 ID:jJZp/4wW
続きます。
今日はこんなとこで。

なんか繋ぎ部分だから説明ぽくなって申し訳ない。

107 :名無しさん@秘密の花園:2006/03/07(火) 01:03:13 ID:QtflK8E2
うああ最高です
gj
続き待ってまーす

108 :名無しさん@秘密の花園:2006/03/07(火) 03:54:18 ID:W7zHb8pu
>>106
GJ!!!!!!!!!!!!!
すごいキュンキュンした(*´Д`)

109 :名無しさん@秘密の花園:2006/03/07(火) 13:27:51 ID:3jLhlda2
>>106
待ってました!!!
GJです!
続きも楽しみに待ってます!!

110 :名無しさん@秘密の花園:2006/03/07(火) 21:56:10 ID:4pZdRbfL
>>106
今、侑香タンの本スレがえらい事になっているだけにホッとします。

111 : ◆JirmzAivjs :2006/03/08(水) 18:02:37 ID:9Ldf3HRr
あれから一年。早かったような、遅かったような不思議な気分。
でも、一年間ティアラの事を忘れなかった。
今年もティアラのことを忘れずに暮らせたら、それはきっと凄く幸せな事だと思う。

いきなり変な事書きましたが、言い訳から入るのもあんまりだったんで。
お久しぶりもいい所で、一ヶ月遅れのティアラ投下です。ホント申し訳ない。
どうにか間に合わせようと思って、まったく間に合わずでした。微妙に長くなったんで、途中で区切ります。

112 : ◆JirmzAivjs :2006/03/08(水) 18:07:19 ID:9Ldf3HRr
「でね、紗子さん・・・・・・」
何でも無い、可愛い恋人との長電話。
お互いの都合で会えない最近は、ますます長くなってきていた。

「ふーん」
ゆーかの話に返事をしながら、私は心ここにあらずって感じ。
(可愛いよねぇ)
電話から聞こえてくる、ゆーかの一日の話。
今日の出来事を話す口調は、どこか甘えてくれているように聞こえる。
「紗子さん?」
「ん・・・ちゃんと聞いてるよ・・・続き聞かせて?」

可愛いなぁ。
会いたいなぁ。
なんて言うか・・・抱きしめたい。

「・・・紗子さん?」
「ん・・・ちゃんと聞いてるよ・・・続き聞かせて?」
「・・・・もういいや」
「何でよ?」
しまった。
そう思いながらも、とりあえず強気に出てみる。
「だってさぁ、さっきから同じ事しか言ってないじゃん」
「そんなこと無いよ」
「そんなこと有るよ」
むう・・・的を得ているだけに言い返せない。
珍しくゆーかにビシッとつっこまれて、少し反省。
「ごめんね、怒ってる?」
ちょっとだけ・・・・ほんのちょっとだけ泣きそうな声を意識して、弱々しく尋ねてみる。

「あのね、そんな声で聞いてくるのはズルイと思う」

113 : ◆JirmzAivjs :2006/03/08(水) 18:08:14 ID:9Ldf3HRr
「よかった。怒ってなくて」
「全然怒ってないよ・・・・ズルイなぁって思ってるけど」
「それも何か嫌だな」

ゆーかの笑い声を聞いてると、心が温かくなる。
それは気のせいなんかじゃなくて、きっと安心してるんだと思う。

「・・・・もう、こんな時間だね」
「何言ってんの?」
時計を見ても、まだ夜中と言うには少し早い時間帯。
何時もなら、もっともっと沢山の話をしてくれるのに。
「ごめんね・・・・ちょっとしなくちゃいけない事があって」
悲しそうな、申し訳なさそうなゆーかの声。
「そっか・・・じゃ、しょうがないね」
喉まで出掛かった言葉。
それをグッと我慢して、大人の紗子さんを演じてみせる。
「ホントにごめんね」
「そんなに謝らなくても良いよ」
「じゃあ・・・切るね」
「うん・・・じゃあ、またね」
そうは言っても、何だかきっかけが無い。
何とも言えない無言が、少しの間二人を包む。
「紗子さん・・・・・我侭聞いてくれる?」
「ん、なーに?」
しょうがないなぁ。
そう言いながらもゆーかの声がまた聞けて、ちょっと・・・かなり嬉しい。

「明日なんだけどね・・・・お家にお邪魔してもいいかな?」

勿論、どんな我侭でも聞くつもりだったよ。
でも、こんな素敵な我侭は絶対叶えてあげなくちゃいけないよね。

114 : ◆JirmzAivjs :2006/03/08(水) 18:11:17 ID:9Ldf3HRr
はぁぁ・・・・
朝の日差しがまぶしい中、眠い目を擦って覚ます。
(今日の一日頑張ったら、ゆーかに会えるしね)
そう思うと、なんだか少しすっきりしたような気がする。
「よしっ、頑張るぞ」
誰に聞かせるわけでもなく、自分自身に言い聞かせる。

会っていっぱい話がしたい
会ってぎゅって抱きしめたい
会って眩しい笑顔を近くで感じたい

憂鬱な気分を吹き飛ばすように恋人の事を考えてみる。
また少しすっきりしてきた所で、TVから思わぬ声が聞こえてきた。
「今日はカラッとした青空で、女の子には心強いですね」
なんで?
私の中の疑問は、カレンダーを見ることでゆっくりと解決されていく。
(なるほど・・・・確かに晴れた方がいい日かも)
今まで気がつかなかった自分に呆れながらも、それを上回る嬉しさがこみ上げてくる。
「今日はいい日になるといいな」
何だか一気に憂鬱な気分なんて吹き飛んでしまった。

115 : ◆JirmzAivjs :2006/03/08(水) 18:12:02 ID:9Ldf3HRr
「あっ、紗子さん?」
電話の向こうから聞こえてくる声は、絶対に間違える事の無い聞きなれた声。
それなのに、聞くたびに嬉しくなるのはどうしてなんだろう?
「ゆーか、もう家に居るの?」
「うん・・・もう紗子さんの家で待ってる」
自分の家に電話したんだから、ゆーかが家に居るのなんて当たり前のこと。
でも、なんだか不思議な感じがするのも事実。

(だってねぇ・・・家に帰ったら好きな人が待ってくれてるなんて)

なんて言うか、新婚さんみたいじゃない?
「紗子さん、お仕事終わったの?」
「うん、今終わって帰ってるところ」
この会話も、なんだかそれっぽくてちょっとドキッとする。
にやけそうな顔を必死で堪えて、電話に集中。
「危ないから、気を付けてゆっくりでいいから早く帰ってきてね」
「それってさぁ、凄く難しいと思うんだけど」
「へっ?」
暫くの無言。
よく考えてようやく意味が分かったのか、少しふてくされた声が返ってくる。
「心配だから言ってるのに」
「分かってる。ごめんね」
「意地悪」
「ごめんって・・・・じゃあ、家でいい子にして待っててね」
笑いながら電話を切って、また家に向かっての帰り道を歩く。
(可愛い若奥様のお願いだもんね)
周りに充分注意しながら、少しだけ歩く速度を早くする事にした。

116 :名無しさん@秘密の花園:2006/03/09(木) 01:14:11 ID:n76Av+UC
GJですっ!(*´Д`)
続きも楽しみに待ってます!!

117 :名無しさん@秘密の花園:2006/03/09(木) 01:18:31 ID:xzphppNT
新婚…(*´Д`)
色ベリ放送終了後トークでやってた新婚ごっこを思い出した

118 :名無しさん@秘密の花園:2006/03/09(木) 12:58:56 ID:LWE/vhSp




━━━━━━━━━━━━*´Д`━━━━━━━━━━━━!!!!


つづ…続きを……!!!


119 :名無しさん@秘密の花園:2006/03/09(木) 14:52:39 ID:2ReIw06P
新妻ゆうかたん・・・
旦那様!早く帰って来い!!

120 : ◆JirmzAivjs :2006/03/09(木) 19:57:26 ID:KaHq4gmi
(もう少ししたら、紗子さん帰ってくるんだ)
そう思うと、何だかドキドキするようなソワソワするような不思議な気分。
「変じゃないよね」
さっきから何回も見ている鏡を、もう一回改めて見直す。
(短すぎるかなぁ)
鏡に映る私は、結構短いスカートに少し緊張気味の顔。
試しにニコッと笑ってみても、何処となくぎこちない様な気がする。
「・・・・緊張するな」
勿論、久しぶりに会えるのは凄く嬉しい。
問題は、今のこの状況。
(やっぱり考えすぎなのかなぁ)

私の好きな人は、物凄く頼りになるお姉さん。
だから、きっとこんなことは考えていない。
私だけがこんなに悩んでるなんて、ちょっとだけ理不尽。

一人なので、スカートの裾が広がるのも気にせずにゴロンと寝転がる。
(・・・・・紗子さんの匂い)
抱きしめたクッションは、当然のように良い香りがする。
もっと近くに感じたくて力を込めた瞬間、部屋を包む静寂が破られた。
「ひゃ・・・ひゃい」
突然鳴った音にビックリしながら、一人で返事。
立ち上がりながら、だらしなく広がっているスカートを急いで直す。
「ピンポーン・・・ピンポーン・・」
急かす様に鳴り響くチャイムに、私の心まで急かされていく。
(落ち着いて・・・普通にすればいいんだから)
ドアの前で一回深呼吸してリラックス。
よしっ。

「お帰りなさい、しゃえ子ひゃん」

久しぶりに見た大好きな人は、玄関なのに大声で笑っていた。

121 : ◆JirmzAivjs :2006/03/09(木) 20:01:27 ID:KaHq4gmi
「そんなに笑わなくてもいいでしょ」
腹立たした半分、恥ずかしさ半分。
部屋に入ってもクスクス笑っている紗子さんに、何回も注意する。
「ごめんね・・・あまりにも可愛くって」
何回も謝ってくれても、その度にクスクスって笑い声がオマケでついてくる。
「まだ笑ってるじゃん」
恥ずかしさを誤魔化す為に不機嫌に呟いて、寒い中帰ってきた紗子さんに紅茶の用意をする。

「ゆーか」
「何?」
背中から聞こえてくる声。
少しだけ振り返ると、紗子さんは寒そうにコタツに包まっている。
「ぎゅってしていい?」
「・・・・ダメ」
「何で・・・・まだ怒ってるの?」
「怒ってないよ」
「じゃあ、何で?」
何でと言われましても困る。

122 : ◆JirmzAivjs :2006/03/09(木) 20:02:49 ID:KaHq4gmi
「今ね、紗子さんの為に紅茶の準備をしてるの」
「ありがと」
「で、熱湯とかあるから危ないでしょ」
納得してくれてのか、納得してくれなかったのか。
「・・・我慢する」
物凄くつまらなそうな声が聞こえてくる。
(なんか、今日の紗子さん可愛いな)
めったに見れない子供っぽさにクスクス笑っていると、益々面白くなさそうな声。
「ゆーかだけ嬉しそうでズルイ」
「ごめんね・・・・すぐ終わるから」
「聞きたい事あるんだけど、聞いたら答えてくれる?」
「うん・・・・なんでも聞いてくれて良いよ」
答えられる事だったらね。
そう言ってから紗子さんを見ると、意地悪な事するときのニヤニヤ顔。

「何でさぁ、帰ってきた時にあんなに緊張してたの?」
その目は子供みたいにキラキラしてた。

「何でって・・・久しぶりに会ったから」
「それだけ?」
「・・・うん」
「うそつき・・・顔真っ赤じゃん」
言われなくても分かってるもん。
紗子さんの言葉に、ほっぺが弱火でじっくり暖められてるみたいに熱が集まり始める。
「うそじゃないよ」
勿論、その理由も嘘じゃない。
嘘じゃないんだけど、大部分の理由は口にするには恥ずかしすぎた。
「本当の事言ってよ・・・・二人の間に隠し事は無しでしょ」

123 : ◆JirmzAivjs :2006/03/09(木) 20:03:45 ID:KaHq4gmi
(二人の間に隠し事は無しね)

紗子さんと付き合うようになって、二人で交わした始めての決まり。
それは今まで当然のように守られてきている、凄く大切な約束。
「ゆーかさんが隠し事なんて・・・お姉さん寂しいなぁ」
冗談めかして言われる言葉。
でも、その綺麗な瞳は真っ直ぐに私を掴んで離してくれない。
「だって、恥ずかしいんだもん」
一歩、また一歩。
少しずつ、私の逃げ場が無くなっていく。
「恥ずかしくなんて無い」
「まだ何も言ってないから分からないでしょ」
「分かるよ・・・絶対に恥ずかしくなんて無いよ」
(・・・・ずるいよ)
こんなにかっこよくて、しかも凄く優しいなんてズル過ぎる。

「絶対に笑わない?」
逃げ場なんて最初から無かったような気もするけど、改めて決心するとドキドキが早くなる。
「笑わないよ」
「約束してね」
「絶対に約束する」
一回息を吸い込んで、ドキドキを少しでも抑えてから一気に言葉に変換する。

「あのね・・・帰りを待ってるなんて結婚したみたいだなって思ってたの」

124 : ◆JirmzAivjs :2006/03/09(木) 20:04:25 ID:KaHq4gmi
部屋の中が、お湯の沸くシュンシュンって音に包まれる。
勿論、紗子さんの顔なんて見れる訳が無くて。
下を向きながらも後悔がドンドンと心に広がっていく。
(やっぱり言わなきゃよかったかも)
顔が爆発するんじゃないかと思うぐらいに熱くなっている。
「ちょっとだけ・・・ほんとにちょっと思っただけだよ」
よく考えたら、どのくらい考えていたかなんて関係ないような気がする。
でも、この沈黙が気まずくて口がとにかく言葉を発射してしまう。
「ごめんね、変なこと言っちゃって」
「・・・・・・・」
「可笑しかったら、我慢せずに笑って・・・」
「可笑しくなんてないし、絶対に笑わない」
物凄く久しぶりに聞いたような気がする声。
何時もよりずっと真剣で、少しだけ泣きそうにも聞こえる。
「紗子さん?」
驚いて振り返ると、物凄く嬉しそうな顔の紗子さんが私を見つめてくれていた。

「ゆーか・・・お願い聞いてくれる?」
そんなに真っ直ぐ見られたら、断れる人なんていないよ。
「今すぐ私の近くに座って欲しい」
「どうして?」
どうして。
口ではそう言いながら、私はある事を紗子さんに望んでいる。
「ゆーかのH・・・・聞かなくても分かるでしょ」
「聞かなくちゃ分かんないよ」
ちゃんとお湯の火を止めて、紗子さんの隣に座る。
「?まえた」
私の後ろに回って、紗子さんの腕が私をしっかりと抱きしめてくれる。
(・・・・言ってないのに、どうして分かるのかなぁ)
私の大好きな人は、いつでも私の望みをかなえてくれる。

125 : ◆JirmzAivjs :2006/03/09(木) 20:05:16 ID:KaHq4gmi
「ゆーかもね同じように思ってくれてたんだなぁって思ったら、なんか泣きそうになっちゃった」
「何の話?」
聞き返すと、腕の力が少しだけ強くなった。
「さっきの新婚さんみたいって話」
「紗子さんはそんなこと思ってないでしょ」
「思ったよ・・・・ほんとに思ってた」
これ以上無いくらい強く抱きしめてくれる腕。
耳元に聞こえる、凄く嬉しそうな囁き。

「ありがと・・・嘘でも凄く嬉しい」
私の好きな人は凄く大人だから。
例えこれが優しい嘘でも、私は泣きそうになってしまうぐらい嬉しかった。

「嘘なんかじゃないよ」
「・・・・・うん、わかってるよ」
紗子さんの顔が見たくて、もぞもぞと腕の中で半回転。
「ん?」
少し不思議そうな顔は、この世界で一番なんじゃないかと思うぐらい綺麗。
「あのっ・・・紗子さん・・・紅茶用意するね」
突然そんなのを見たら、人間はビックリするわけで。
「もういいよ・・・ゆーかの方が暖かいもん」
急にギクシャクしだした私を、紗子さんは優しく抱きしめてくれる。
「もうちょっと暖まりたいんだけどいいかな?」
にこっと笑う女神様。
ゆっくりと近づいてくる唇は、ピンクに光って私を誘ってくる。
「紗子さっ・・・ちょっと待っ・・・おやつがあるの」
「ゆーかがおやつになってくれるんでしょ?」
「ちがうって・・・そうじゃなくてぇ・・ちょっと待ってってば」
危険すぎる誘いは、ドンドンと私を追い詰めていく。
「そんなに焦らされると、余計にしたくなるんだけど」
グイグイ近づいてくる顔から目を逸らして、力いっぱい叫ぶ。
「今日はバレンタインデーだから、チョコ持ってきたの!」

126 : ◆JirmzAivjs :2006/03/09(木) 20:06:36 ID:KaHq4gmi
「紗子さんってば、そんなに変態さんだったんだ」
「違うよ・・・そうじゃなくて」
「ゆーかの方がおやつより食べたいなんて・・・恋人じゃなかったらセクハラお姉さんだよ」
「あの・・・そんなこと言ってない」
「言ったよ、絶対言ったもん」
さすがに少し怒ると、紗子さんは反省したのかチョコの箱を持ったまま小さくなっている。
「反省した?」
「・・・・・うん」
「今度から、私の話しも聞いてくれる?」
「・・・・・はい」
「じゃあ、食べてもいいよ」
その言葉を言った瞬間、紗子さんの瞳はチョコに釘付けになる。
「ねぇねぇ、これ手作りだよね」

(・・・ホントに反省してたのかな)

少しだけそう思いながらも、やっぱり喜んでくれるのは凄く凄く嬉しい。
「紗子さんのこと考えながら頑張ったんだよ」
「嬉しい・・・・凄く美味しそう」
形も味も何回もチェックした、自信作のチョコレート。
それでも紗子さんの口に運ばれる瞬間は、物凄く緊張する。

127 : ◆JirmzAivjs :2006/03/09(木) 20:07:09 ID:KaHq4gmi
「・・・・美味しい・・・すごく美味しいよ」
「ホントに?」
「うん・・甘さもちょうどだし、形も綺麗に出来てるし」
「そっか・・・・よかった」
ほっとしてため息をつくと、紗子さんがいい子いい子してくれる。
「ホントに嬉しいよ・・・・ありがとうね」
にこっと笑ってくれると、昨日の疲れなんてどっかに飛んでいく。
「そんなに喜んでくれると、作った側も嬉しいな」
本当に嬉しそうな顔の紗子さんは、早くも二個目を選んで口に頬張っていた。
「ゆっくり食べてくれていいんだよ・・・・全部紗子さんのチョコだし」
「だってホントに美味しいんだもん」
「そんなに早く食べちゃうと、すぐ無くなっちゃうよ」
二人で笑いながら幸せな気持ちに浸っていると、紗子さんが静かに呟いた。

「・・・・今日貰ったチョコの中で一番美味しい」

その一言は、部屋を静かにするには充分の破壊力があった。

128 : ◆JirmzAivjs :2006/03/09(木) 20:07:42 ID:KaHq4gmi
「ふーん」
急に低くなった私の声に、紗子さんの体がビクッと震える。
「いや・・・違うよ・・・そんな意味じゃなくて」
「何が違うの?」
「だからね・・・・その・・・ゆーかのチョコは美味しいなって」
少しビクビクしてる紗子さんも可愛いけど、今はそんなこと言ってる場合じゃない。
「しょうがないよ・・・お付き合いとかもあるし」
助け舟を出すと、凄い勢いで紗子さんが顔を上げる。
「でもね・・・・ゆーかのが一番嬉しかったよ」
「・・・・ホントかなぁ」
「絶対ホント・・・・ゆーかに嘘なんて言えないよ」
(ズルイよね・・・どう考えても卑怯だよ)
そんな顔で真っ直ぐに見られると、やっぱり文句なんて言えないわけで。
「もういいよ・・・喜んでくれたんなら」
攻撃していたはずなのに、カウンターを喰らった気分。
納得いかない気分でいると、紗子さんが手を握ってくる。
「ホントにゆーかのが一番嬉しかった」
「うん・・・わかったんだけど」
「けど?」
本来ならば、もう出て来てもおかしくない筈。
多分期待できないなぁと思いながら、瞳を見つめて聞いてみる。

「紗子さん、私もチョコ欲しいんだけど?」

やっぱり部屋の温度が少し下がった。

129 : ◆JirmzAivjs :2006/03/09(木) 20:08:31 ID:KaHq4gmi
「朝ね、気が付いて買っていったの」
さっきより、もっと困った顔の紗子さん。
子供みたいに言い訳してる姿は可愛くて、少しだけ意地悪したくなってくる。
「で、お仕事に行ったんでしょ」
普段と反対の立場は新鮮で、なんだか少し面白い。
「そしたら、思ったよりも沢山貰えて」
「お返ししてたら無くなっちゃったの?」
無言でちょっとだけ頷いて、紗子さんは慌てて付け足してくる。
「でね、帰りにちゃんと買おうと思ってたんだけど」
「けど?」
「・・・・・ゆーかの電話が可愛すぎて忘れてた」
何も言わずに下を向くと、紗子さんの声が上から聞こえてくる。

「ごめん・・・ほんとにごめん」
(可愛いなぁ)
いっつも私をからかって可愛いって言ってる紗子さんの気持ちが、少しだけ理解できる。
「うん・・・そんなに謝らなくてもお返し貰ったし」
「えっ?」
あまりに不思議そうな声に、我慢できずに笑ってしまう。
「あんなに嬉しそうな顔で食べてくれるだけで充分だよ」
しっかりと上を向いて、私から紗子さんに抱きついた。

130 : ◆JirmzAivjs :2006/03/09(木) 20:09:11 ID:KaHq4gmi
「もっとくっ付きたいな」
耳元でお願いすると、少し遠慮がちだった二人の距離が少しだけ縮まる。
「ほんとにごめんね」
「もういいってば」
まだ謝っている紗子さんのほっぺにキスすると、やっと安心したみたいに少しだけ笑ってくれた。
「あっ、いい事考えた」
「何?」
「三月のホワイトデーにお返ししたらいいんだ」
「いいけど・・・ホントにそれでいいの?」
「勿論。期待してていいよ」
自信満々に言ってくれる紗子さん。
その気持ちは嬉しいんだけど、多分知らないんだろうなぁ。

「じゃあ、期待してるね・・・三倍返しで大変だと思うけど」

「・・・・何それ?」
「ホワイトデーは可愛い恋人さんに貰ったお返しは三倍にして返すんだよ」
「嘘・・・・だよね?」
「ホントだよ・・・・それに私の場合は誕生日もあるし」
三倍かぁ。
そう言った後、急に無言になった紗子さん。
(意地悪しすぎたかな)
そう思って顔を覗き込んだ瞬間、私の体が後ろにゆっくり倒される。

「ゆーかの気持ちの三倍だったらさ、今から返していかないと間に合わないよね」

静かに近づいてくるピンクの唇は、拒む理由が思いつかない美しさだった。

131 : ◆JirmzAivjs :2006/03/09(木) 20:09:46 ID:KaHq4gmi
「んんん・・・はぁ・・・んっ」
ゆっくりと、確実に私の頭が紗子さんで満たされていく。
何時もしてもらっているお礼がしたくて、精一杯背伸びしようとする。
でも、追いつけないぐらいの差が二人の間にはあって。
申し訳ないと思いながら、凄く嬉しくて泣きそうになってしまう。

「・・・紗子さん・・・どうしたの?」
私の上着に手をかけたまま、急に動きが止まった紗子さん。
脱いでもいない、でも着てもいない。
いわゆる半脱ぎ状態は、一番恥ずかしいような気がする。
「いや・・・このまま進んでいいのか聞かなきゃと思って」
不思議に思った私に軽くキスをして、紗子さんが耳元で囁いてくれる。
「さっき約束したでしょ・・・ゆーかの話しもちゃんと聞くって」
やっと意味が理解できたと同時に、理不尽な部分が湧きでる。
「・・・・今まで聞いてなかったじゃん」
「今思い出したの」
楽しそうに笑いながら、意地悪な舌で耳元を擽ってくる。
「ひゃ・・・ちょっ・・・今のは確認しなくていいの?」
「今のはサービス・・・・ほら、早く聞かせてよ」
「・・・・意地悪」
「ゆーかが言ったから、約束守ってるだけでしょ」

私の好きな人は、意地悪。
私の好きな人は、誰にでも優しい。
私の好きな人は、物凄くズルイ。

「あのね・・・・これぐらいじゃ三倍なんてまだまだだよ」
「そうなの?」
「だからね・・・もっとたくさん、ぎゅってして」

終わり

132 : ◆JirmzAivjs :2006/03/09(木) 20:17:19 ID:KaHq4gmi
文字化けの野郎!「?まえた」って何じゃああ!!!
いや・・・ホントにスマンでした。
「つかまえた」って格好いい漢字がだめだったみたい・・・ごめんなさい。

てな訳で季節外れの話でした。
よくよく考えると何が一ヶ月遅れなのか分かってない中、感想下さった方々に感謝です。
ホントに季節外れでごめんね。

133 :名無しさん@秘密の花園:2006/03/09(木) 23:11:41 ID:f0X0uJ6K
gj!甘い甘いよ!
保存保存と

134 :名無しさん@秘密の花園:2006/03/10(金) 02:15:09 ID:3PNLC9S9
>>132
GJ!!!!!!!!!!
甘くて、もう溶けそう…(*´Д`)

135 :名無しさん@秘密の花園:2006/03/10(金) 12:09:05 ID:RfW4+Umg
>>132
GJです!
い、いかん、歯磨きしてくるよ!
このままじゃ虫歯になっちまう!

136 :名無しさん@秘密の花園:2006/03/10(金) 13:30:46 ID:6wpCM8yj
>>132
━━━━━━━━━━━━*´Д`━━━━━━━━━━━━!!!!
ほんとにもう!甘すぎて俺今原型留めてないよ!超GJ!

つか>>127-128の流れが奈緒なつっぽくてダブルで萌死できました( *゜∀゜)=3



137 :名無しさん@秘密の花園:2006/03/12(日) 03:27:21 ID:z755xb1l
>>132
GJ!!
さぇこさんは実際にあげたのより貰った数のほうが多かったらしいね。
>>128みたいにゆーかさんに嫉妬されちゃうよ!

138 :名無しさん@秘密の花園:2006/03/13(月) 18:47:13 ID:GXrdkdcx
今日はゆーかさんの誕生日だねぇ。
紗子さんとのめくるめく官能の夜の予感…

139 :名無しさん@秘密の花園:2006/03/15(水) 19:20:35 ID:5ktzS3ME
急に人がいなくなったなorz

140 :Date: March 13, 2006 ◆IzjIVQz3sE :2006/03/15(水) 20:44:31 ID:UPiwF0X4
忙しくて誕生日には間に合わず…
過疎ってるようで、保守兼ねて、短編。

Date: March 13, 2006
―――

「ねぇ紗子さん、今日お仕事何時に終わるの?」
「ん〜何時だったかなぁ〜なんかあるの?」
「え!別に何もないよ」
「ふーん」
本当は気づいてるけど
侑香がそわそわしてるのが面白いから
もうちょっと黙っていよう。
「あ、もうでなきゃ」
食器を台所に運び、急いで支度をする。
「いってらっしゃい…」
見るからに、しょんぼりとした顔で玄関まで侑香が見送りにくる。
私はそんな侑香の頭をくしゃくしゃと撫でた。
「何食べたい?」
「え?」
「夜、お祝いしよ?」
「覚えててくれたんだ…」
「あたりまえでしょ」
「何がいい?」
「紗子さんの作るものなら何でもいい」
侑香は満面の笑みで答える。
ほんと百面相だこと。
「それが一番困るんだけどな」
「あ、侑香」
何?という顔をした侑香を引き寄せる。

141 :Date: March 13, 2006 ◆IzjIVQz3sE :2006/03/15(水) 20:45:14 ID:UPiwF0X4
「う?」
ちゅ
「22回目の誕生日おめでと」
ちょっと驚いた顔のあと、ふにゃっと表情が緩む。
「えへへ、ありがと」
「もう大人だね」
「前から大人だよぉ」
「じゃあ、今夜確かめようかな」
「えっち」
「侑香だからえっちになるんだよ」
顔を真っ赤にする侑香。
そんな反応されたら言ったほうが照れるじゃん!
朝からバカップル全開だけど、今日くらいいいかなって
そんな気分なわけで。

「じゃ、いってきます」
「うん、いってらっしゃい」

やばい、顔がにやける。
今から仕事なのに、早く帰りたくてしかたがない。
気を引き締めなくちゃ。
でも結局仕事中も侑香の事が頭から離れなかった。

142 :Date: March 13, 2006 ◆IzjIVQz3sE :2006/03/15(水) 20:45:41 ID:UPiwF0X4
ケーキを買って、プレゼントも用意済み。
侑香の喜ぶ顔を早く見たくて足が自然と速くなる。

カギを鍵穴に刺そうとした瞬間
「おかえり!」
と勢いよくドアが開いた。
「うわあ、ゆ、侑香玄関で待ってたの?」
「うん、足音で紗子さんだってわかったから」
「だからってびっくりさせないでよ、ケーキ落としちゃったらどうすんの」
「ケーキあるの!?」
「あるよ。でもご飯の後だよ」
「は〜い」
侑香は子供のように返事をする。


「改めて、誕生日おめでとう」
「ありがとう、紗子さん」
「さ、消してよ」
「うん!」
大きなバースデーケーキに立てたろうそくを
侑香が一つずつ消していく。

全部消し終えたところで
「はい、これ」
前もって買っておいたプレゼントを渡した。
「ありがとー、開けてもいい?」
「いいよ」
中身は侑香の好きなブランドのブレスレット
「うわぁ。ありがとう、侑香がほしいって言ったの覚えててくれたんだぁ」
「貸して、つけてあげる」

143 :Date: March 13, 2006 ◆IzjIVQz3sE :2006/03/15(水) 20:46:05 ID:UPiwF0X4
「思ったとおり、よく似合うね」
「えへ、ありがと」
「嬉しすぎて、何ていったらいいかわかんないよ」
「大げさだよ」
「ねぇ紗子さん」
「ん?」
「抱きついてもいい?」
「え?い、いいけど…」
なんか聞かれると照れる。
侑香が私の後ろに回って、いわゆるあすなろ抱き?
侑香にいっても年齢のギャップを感じそうだから言わないけどさ。

そして耳元で
「ねぇ紗子さん」
って甘い声で囁く。
「ん?」
「ひとつお願い聞いてくれる?」
「なぁに?」
「紗子さんのこと愛したい」
「今朝のこと気にしてるの?」
「そういうわけじゃないけど…」
「だめ?」
「だめじゃないよ。侑香の誕生日だしね。
 侑香のしたいようにしていいよ」

144 :Date: March 13, 2006 ◆IzjIVQz3sE :2006/03/15(水) 20:46:34 ID:UPiwF0X4
侑香の事見上げるのって結構久々だなって今になって思った。
妙に息遣いが荒い。
瞬きも多くて、焦ってるのがわかって少しおかしかった。
「何笑ってるの?」
「ううん、なんでもないよ?」
「むう」
「ずるいよ」
「何が?」
「だってさ…どうしたって、侑香は紗子さんに敵わないんだもん…」
「そりゃそうだよ、7年の経験を簡単に追い越されたら立場ないじゃん?」
「どうしてそんな余裕なのよ…」
「何怒ってんの」
「怒ってないよ〜」

「何が不満?あたしはそういう侑香が好き
 侑香はこんなあたしが好きなんでしょ?」
「不満とかじゃなくてさ、悔しいの」
「悔しい?」
「悔しいくらい好きなの!」
「絶対、紗子さんの好きより、侑香の好きのほうが
 10倍も100倍もでかいもん」
私はそんな侑香の10倍も100倍も侑香のこと
好きだと思ってるけど

145 :Date: March 13-14, 2006 ◆IzjIVQz3sE :2006/03/15(水) 20:47:11 ID:UPiwF0X4
「そう」私があしらう様に答えると
「そういうのが悔しいのー!」
「あはは、でもそんなあたしが好きなんでしょ?」
「もー!」
「ねぇ侑香」
そういって私は侑香に示すように時計を指差す
「時計?」
「言うこと聞くのは誕生日の間だけだよ?もう時間ないよ?」
「あ…気づいてたでしょ?」
「何が?」私がとぼけると、
また侑香のもー!っていう叫び声が響く。

そして時計は0時を指す。
「残念。終了」
「………あ!」
侑香の顔がまた百面相する。
曇った顔が一転、明るくなった。
「侑香?」
「ふふふふ」
不気味な笑い。
「な、何?」
「今日は何の日?」

146 :Date: March 14, 2006 ◆IzjIVQz3sE :2006/03/15(水) 20:48:02 ID:UPiwF0X4
「え?」
「覚えてないんだ…」
「え、ごめん、何?昨日が侑香の誕生日で…あ…」
忘れてた。完全に。
まずい、非常にまずい。
「えーっと…」
「ひどいなー紗子さん、忘れてたんだ…」
「え、いや忘れてないよ、うん」
「そうだよね、じゃあ今日も侑香のお願い聞いてくれるよね?」
「え…あ…う、うん…」
私としたことが、侑香の誕生日で頭がいっぱいで
次の日のことまで考えてなかった。

そう、侑香の誕生日は3.13…次の日は3.14
ホワイトデーだったんだ…

おわり。

誕生日ってことで即興で書いたから、
かなり適当なところあるけど保守てことでご勘弁を。
私自身ホワイトデーのお返しもらって
ホワイトデーだってこと気付いた口なんだけどね・・・。


147 :名無しさん@秘密の花園:2006/03/15(水) 21:19:52 ID:BQG3BDlW
>>146
やられた…
GJでした!!!
こういう関係性はかなり理想です!!!

148 :名無しさん@秘密の花園:2006/03/16(木) 02:11:39 ID:VDtx5ECz
>>146
あーもう!!かわいいなぁ(*´∀`)
GJっす!!!!!!!!!!!!!!

149 :名無しさん@秘密の花園:2006/03/16(木) 13:25:46 ID:6tmBIEbl
ああ、そうか!そうきましたか!!
う〜んGJです!
バカップル万歳!バカップルよ永久に・・・。

150 :名無しさん@秘密の花園:2006/03/16(木) 14:29:00 ID:18rUbFdp
>>146
GJGJGJGJ!!
こんなバカッッポーなら毎日拝みたいよ!!!
YOU達、もう結婚しちゃいなよ!

151 :名無しさん@秘密の花園:2006/03/17(金) 02:51:26 ID:ZbFkNrhy
GJすぎっす!!
これで即興だなんて‥最高でしたよ!(*´Д`)

152 :名無しさん@秘密の花園:2006/03/18(土) 00:42:38 ID:3h0laeTH
そろそろぱっくぎ分に餓えて…

153 :前スレの760(776改訂):2006/03/18(土) 22:44:43 ID:W6Mtp1Aa
大分遅くなりましたが、修正を終えました。ただ、容量オーバーは計算外で前スレのうちに終わらなかったのは不覚でした。

http://makimo.to/2ch/bbspink-sakura02_lesbian/1126/1126183281.html 
で補完してくれたら幸いです。

では、投下します。

154 :前スレの760(776改訂):2006/03/18(土) 22:46:23 ID:W6Mtp1Aa
1時間後――停電の原因調査のために予定より、30分以上遅れて開催されたイベントにはわたしも、そして人間の姿に戻って着替えを済ませた綾ちゃんも何事も無かったかのように会場に現れることが出来た。
でも私は、イベント中はずっとうわべだけの笑顔を見せるだけで、心の中では悲しみと後悔で一杯だった。
(わたしがポットの蓋を開けたままにしたせいで綾ちゃんの秘密がみんなにばれちゃったんだ……もう、わたし……綾ちゃんと一緒にいられない……。)
わたしは自分が犯した取り返しのつかない失敗に心が押し潰されそうになるのを感じた。

イベントが終わって退出して控室に戻る途中もわたしの表情は晴れることは無かった。
「麻美、さっきの中途半端な表情は何? 見に来てくれたファンの方に失礼でしょう……」
綾ちゃんが私に耳打ちした。
 私はその言葉を聞いた瞬間、体中の力が抜けてその場に座り込んで力無く、泣き出してしまった。
「綾ちゃん……ごめんね……わたしのせいで……」
「麻美……」
綾ちゃんもしゃがみ込んでわたしに優しく語りかけ始める。
「……私はいつも麻美からたくさんの大切なものを貰ってきたわ。私も今まで声優をしてきて辛い事や苦しい事もあったけれど、麻美に出会えて本当に良かったと思ってる。麻美の優しさと笑顔が側にあるだけで……私…とても嬉しいよ……」
「……」
「……絶対に私は麻美の前から消えたりはしないから、もう泣いちゃダメよ……」
「綾ちゃん……」
わたしが綾ちゃんの胸に顔を埋めながら零した涙を綾ちゃんはそっと指で拭ってくれた。


155 :前スレの760(776改訂):2006/03/18(土) 22:46:57 ID:W6Mtp1Aa
「そこの二人、何やってるのよ」
不意に声がして、わたしと綾ちゃんは声の主の方に顔を向けた。
そこには苦笑いを浮かべた「お姉様」と「なば様」が立っていた。
「何、二人勝手に『お別れシーン』を演じているのよ。そういう事はアフレコ現場でやりなさいよ! ねえ、豊口」
「そうそう。人間が水を被ったら人魚になっちゃったなんて話をしたら、どう考えても言ったほうが病院送りでしょう」
「それに、もしそんな事をちくったら、麻美子から一生恨まれるのが分かっているし……」
「私らの実力があれば、川澄綾子の一人や二人相手に麻美子のハートを奪って見せますよ」
「二人とも……」
「ありがとう……」
わたしと綾ちゃんは深々と二人に頭を下げた。
「というわけで……麻美子はこれから戴いていくわ」
「ちょっと、何どさくさ紛れに言っているのよ」
「なば、ずうずうしいにも程があるわよ!」
「綾ちゃん……3人とも引っ張らないでよ……」
一転、私は3人の美女から揉みくちゃにされてしまった。


156 :前スレの760(776改訂):2006/03/18(土) 22:47:51 ID:W6Mtp1Aa
その後、綾ちゃんの事はもう誰も詮索しようとはしなかった。
今日もアフレコ現場にはわたしの側に綾ちゃんがいる。
わたしの周りは少し騒がしいけれど、それでも綾ちゃんと一緒にいられるこの日々が愛おしく感じられる。
「綾ちゃん……」
「ん……?」
「この前の綾ちゃんの言葉の返事なんだけど……。わたし……わたしも綾ちゃんともっとずっといたいよ」
「……ったく、麻美ったら」
綾ちゃんがそういうと私たちは笑顔になっていった。

ちなみに、浅野さんは配電盤をショートさせた犯人として事務所から散々お説教を受けたようです。
「ひどいよ〜!!」
(完)


157 :前スレの760(776改訂):2006/03/18(土) 22:53:21 ID:W6Mtp1Aa
とりあえず終わりです。ちょっとファンタジー仕立ての異端作を書いてしまいましたが、どうだったのでしょうか?

でも正直な事を言うと、「ウィッチブレイド」の雅音役が能登さんと知った時に、
「しまった、『ウィッチブレイドの装着者が(リアルな)能登麻美子だったら?』で書きたかったな」
とも、思ってしまいました。

もし、同作品が盛り上がるようならば、そのネタをやってしまうかも知れません。

>>33-34
二回目の本スレの告知をしてしまったのは私です。
気がついたら、前スレが容量オーバーになっていて次スレを捜すのに大変苦労したので気を利かせたつもりだったのですが…。
ごめんなさい。

501 KB
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

★スマホ版★ 掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50

read.cgi ver 05.04.02 2018/11/22 Walang Kapalit ★
FOX ★ DSO(Dynamic Shared Object)