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【デュオで】アイドルマスターで百合 その3【トリオで】

1 :名無しさん@秘密の花園:2006/03/18(土) 21:06:29 ID:gganxdXY

ナムコの業務用アイドル育成シミュレーションゲーム・「アイドルマスター」で百合妄想しましょう。

公式ページ ttp://www.idolmaster.jp/


初代スレ
【デュオで】アイドルマスターで百合【トリオで】
http://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1123508370/
2スレ目
【デュオで】アイドルマスターで百合 その2【トリオで】
http://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1131896452/


372 :名無しさん@秘密の花園:2007/01/13(土) 22:52:22 ID:pe4cGvF3
いやいやベージュだろう

373 :371:2007/01/13(土) 23:13:31 ID:vVgPCWnH
千早は見栄を張って自分のサイズより大きいブラをつけていそうだ、
>>372
なるほど、そんな意見もあるのか、

374 :名無しさん@秘密の花園:2007/01/14(日) 00:04:18 ID:4UAbmmDJ
「千早さん、ブラジャーの選び方を教えてください!」
「…高槻さん、なぜ私に?」
「プロデューサーに聞いたら、『そういえば千早の胸囲がやよいと同じだから教わるといい』って」
「くっ…」
「友達には『その大きさならブラなんていらないよ』って言われるんですケド…
 えへへー、やっぱり私も着てみたいです!」
「くっ…」

千早とブラと聞いて脊髄反射

375 :名無しさん@秘密の花園:2007/01/14(日) 08:15:24 ID:PaA/O+pc
>374
GJ

サイズが同じなのを気にしながらもちゃんと教えそうだw

376 :名無しさん@秘密の花園:2007/01/15(月) 12:55:51 ID:5HdMa/0e
ショタP。
なんてものを想像した。

377 :名無しさん@秘密の花園:2007/01/15(月) 19:24:51 ID:InHzNz2L
>366

いいこと言う

しかしどこからこんなに湧いて出たのかw

378 :ショタP見参!:2007/01/15(月) 23:50:41 ID:qnnSxU2X
どうも、Pです。765プロに来てはや半年。それと同時にプロデュースしたアイドル、
天海春香もCランクとなり名実ともに人気アイドルの仲間入りとなったわけですが、
相変わらずドジなわけで…
「あっ、あいつ台本忘れてるっ!!」
と、いうわけで、僕は台本を届けに春香の元へ向かった。
「あっここからは関係者以外立ち入り禁止だよ!」
スタッフが僕を止めに入る。いつものことだ、気にしない。
「僕、春香に台本届けに着たんです。マネージャー聞いてもらえば分かります。」
「ダメダメ、そんな嘘ついたって。君みたいな子供が関係者なわけないだろ。」
子供?こんな返答も予想どうりだ。
なぜ?
僕の容姿は小学校6年から中学1年の間くらい12〜3歳に見える。
かといってそんな子供ではない。ちゃんと酒は飲めるし、車の免許も持ってる。
立派な社会人だ。
体が成長しなかった。これが僕の最大のコンプレックスだ。
最初に気づいたのが、中学の3年。
親も本気で心配になって病院にもいったのだが、まったくの異常なし。
えっ?得してるだろ?
するわけない。女性より男に告白されるほうが多いことがとくしてるのか?
バレンタインに貰うチョコの数より、ホワイトデーにあげた覚えのないチョコのお返しを
貰う数が多いのがとくしてるのか?
10年来の親友に好きだと告白されて、友情が壊れたのがとくしたことか!?
エロ本もAVも免許見せなきゃ買えないのがとくしたことか!?
全然とくなぞしたことないっ!!
断じてないっ!!
あ〜イライラしてきた。
「とにかく!マネージャー呼べば分かりますからっ!」
と、いったが聞き入れてくれない。
「プ、プロデューサーさ〜ん…」
声のした方向に目を向ける。
そこにはうれしさ半分悲しさ半分の顔をした春香が居た。
     続き、みたい?

379 :ショタP見参!:2007/01/15(月) 23:53:01 ID:qnnSxU2X
見たくないですよね…アイマスからかけはなれてるし…

380 :名無しさん@秘密の花園:2007/01/16(火) 01:19:48 ID:3WLiWfM8
板の名前を100回音読してから出直して来い

381 :名無しさん@秘密の花園:2007/01/16(火) 06:03:33 ID:yc/yGHWO
むしろエロパロにもアイマスのスレがあるから,そっちに投下すべし。

382 :名無しさん@秘密の花園:2007/01/16(火) 13:52:53 ID:jv2rGdsX
Pの一人語りなんぞキモいから見せるな

383 :名無しさん@秘密の花園:2007/01/16(火) 20:31:43 ID:1LWg/iON
お、新鮮だなあ。読んでみたい…が、ここではないか。エロパロへGOー

384 :名無しさん@秘密の花園:2007/01/16(火) 20:40:28 ID:RfpMxs+u
エロパロスレにてwktk中

385 :名無しさん@秘密の花園:2007/01/16(火) 22:47:55 ID:rZr707dY
むしろ未来館に行ったほうが幸せかもしれんな

386 :名無しさん@秘密の花園:2007/01/18(木) 00:29:58 ID:3B0Wu4a1
そろそろアニメ版の(ry

387 :名無しさん@秘密の花園:2007/01/28(日) 17:23:07 ID:FBK8lr39
プレイに忙しくて書く時間がないなw

388 :名無しさん@秘密の花園:2007/01/29(月) 20:29:06 ID:ax2vG4WR
ところでまとめサイトマダー

389 :律子×伊織×千早:2007/02/01(木) 13:35:14 ID:QjIcgKaj
「さあ、千早交代よ。」
「はい。」
伊織はそう言うと椅子の後ろからマネージャーの前に移動する。千早の方は返事をして立ち上がりながら、伊織と入れ替わって椅子の後ろに回り込む。
「もう準備万端ってトコね。にひひっ。」
蜜で光っているマネージャーの蕾を見ると伊織は悪戯っぽく笑いながら、そこへ右手を伸ばして行った。
(綺麗なうなじ・・・。)
千早は後ろに回り込んでから首筋を見て少しうっとりしていた。
れろっ
「んくぅ・・・。」
おもむろに首筋を舐め始める。それに反応してマネージャーが声を上げる。
にゅぷぅっ
「ひゃうぅっ!?」
それと同時に伊織が右手の中指と薬指を濡れて熱くなった蕾の中へ沈めていく。
(あら、あっさり入ったわ。濡れ濡れで凄く熱い。しかも、指に絡み付いてくる・・・。)
にゅぷぷぷ・・・
伊織は自分の指から伝わってくる感覚を楽しみながら、どんどん奥へと指を沈めて行った。
「あぁぁ・・・。」
マネージャーは入ってくる感覚に仰け反りながら甘い声を上げる。
れろれろぉ
千早は仰け反るマネージャーの首筋から背中の中心をなぞるように背もたれギリギリまで舐めていく。それにも反応して更にマネージャーはビクビクと体を振るわせる。
(後ろからでも胸があるのが分かる・・・。)
舐めるのを辞めてふと見るとボリュームのあるマネージャーの胸が背中から見え隠れして小刻みに揺れているのが分かった。
おもむろに手を伸ばして、その胸を手の中に収めようとする。
むにぃっ
「ひんっ!」
「・・・。」
(手で余る・・・。)
マネージャーの声がしたが、千早はそのボリュームに嫉妬を覚えていた。
むぎゅっ、ぎゅむっ
その怒りを表すように千早は強くマネージャーの胸を握るように揉みしだく。

390 :律子×伊織×千早:2007/02/01(木) 13:36:00 ID:QjIcgKaj
キュキュッ
「あら、マネージャー胸も弱いんだ。咥え込んでいる指をこんなに締め付けちゃって。いやらしい。」
伊織はそう言って笑いながら、沈み込ませた指を少しずつ動かし始めた。
にゅるぅう
「ふぁあぁ。」
動かす指に反応してマネージャーは甘い声を上げる。
にゅぷっ、にゅちゅっ、もにゅっ、むにゅっ
「あっ・・ひゃっ・・・あんっ・・・。」
伊織の指と、その内に丁寧に揉む千早にマネージャーは小刻みに体を震わせながら甘い声を上げていた。
「あの・・・伊織さん・・・。私にも・・・その・・・。」
いつの間にか千早は胸を揉むのをやめて、マネージャーの肩越しに伊織とそのいやらしく攻めている指を見てもの欲しそうな顔をしながら言った。
「ん?仕方ないわね。じゃあ、こっち来てマネージャーと重なって好きなようにして。」
「はいっ。」
伊織の言葉に嬉しそうに返事をすると、千早は正面に回ってくる。その内腿の部分は既に自分の蜜が垂れて、膝くらいまでに達していた。
(ふ〜ん。攻める方でも感じるんだ。)
伊織はそう思いながら、千早を見ていた。千早はマネージャーの腿の部分に乗っかってそのまま目の前にある豊満な胸に吸い付いた。
はむっ
「あんっ。」
マネージャーは甘い声を上げて軽く仰け反る。
ちゅぅっ、れろぉ、ちゅぅ〜。
千早は赤ん坊のように夢中でマネージャーの胸を吸ったり舐めたりしていた。

391 :律子×伊織×千早:2007/02/01(木) 13:37:16 ID:QjIcgKaj
「行くわよ二人とも・・・。」
伊織はそういうと、目の前にあるマネージャーと千早の濡れた蕾にそれぞれ、中指と薬指を沈めていく。
「ひゃぁあっ!」
「んくぅっ。」
二人は大きく仰け反って声を上げる。
にゅにゅっ、にゅくっ、にゅぷぅっ
「あっ・・・ああっ・・・伊織さぁんっ・・・。」
「んくっ・・・ひゃっ・・・あぁ・・・。」
伊織の指のテクニックに二人は喘ぎ続ける。
(にひひっ、とどめよっ。)
にゅぷっ、くにくにっ、にゅにゅっ、くりりっ!
ニッと笑うと伊織は親指で二人のクリを一気にこねくり回す。
「ひゃぅぅうううーーーー!!!!」
「んんぅぅーーーーーー!!!」
ビクビクビクッ
二人は大きく声を上げ腰の辺りを痙攣させて派手にイった。
千早は力なく崩れるようにマネージャーにもたれ掛かって荒い息をしていた。
マネージャーの方は天井を見上げて余韻に浸るようにうつろな目をしていた。

392 :律子×伊織×千早:2007/02/01(木) 13:37:56 ID:QjIcgKaj
最初の事が始まってから既に3時間が過ぎようとしていた。椅子の回りは3人の蜜や唾液なんかで濡れていた。3人自体の体も誰のものかわからなかったがいやらしく濡れて光っていた。
「マネージャー・・・。アタシと千早のコトは律子には内緒、もちろんアイツにもね。言ったらこの事バラスからね。そうしたらアンタはクビよ。」
伊織は真面目な顔になって言う。言われたマネージャーの方は息を整えながらそれを聞いていた。
「・・・。」
(マネージャーさん・・・律子さんみたいだった・・・。)
それを伊織の横で聞いている千早は、さっきまでの絡みを思い出して自分の両手を見ながら思っていた。
「それが水瀬さんと秋月さんの為になるのなら黙っていましょう。しかし、そうでないのなら首になろうがスキャンダルになろうが私は構いません。」
さっきまでが嘘のように瞳に光が戻ってキッパリと言うマネージャー。
「アンタ・・・。本気で言ってるの!?」
急な変わりようもあったが、その台詞自体に驚いて伊織は聞き返す。
「はい。お忘れですか?大御所との件の時の事を。首が恐いならあんな事していませんよ。」
しっかり返事をしてから、にっこり微笑んでマネージャーは言う。
「・・・。」
伊織は思い出した後、無言になっていた。
「あの・・・。私は黙っていて欲しいです・・・。」
千早は黙っている伊織の代わりに懇願するように言う。
「悪いですが、貴方の意見を聞くつもりは全くありません。貴方が言うべきであり頼るべきはプロデューサーです。」
マネージャーは千早の方を向いてピシャッと切り捨てるように言う。
「くっ・・・。」
(私では伊織さんの力になれない・・・。)
千早は言い返せずに、悔しそうな顔をする。
「私はこの場で如月さんを殺す事が最善と水瀬さんがおっしゃるなら、それもいといません。」
伊織も今まで見たこともない冷たい目で千早を見ながら言う。
「ええっ!?」
「ひっ!」
流石にその言葉に伊織は驚いて目を丸くする。千早の方は短い悲鳴を上げて思わず後ずさる。

393 :律子×伊織×千早:2007/02/01(木) 13:38:31 ID:QjIcgKaj
「アンタ・・・。」
伊織は複雑な顔をして呟く。
「私は水瀬さんと秋月さんの為なら鬼にでも悪魔にでもなりますし、なれますよ。」
はっきりと言い放って、千早を見ていた顔はどこへやら微笑みながら伊織を見る。
(今更なのかもしれないケド、スゴイ奴をマネージャーにしちゃったわね・・・。)
内心で冷や汗を掻きながら伊織はマネージャーを見ていた。
(こ・・・この人・・・恐い・・・。)
千早はマネージャーに戦慄を覚えて、その場で自分を抱えながら小刻みに震えていた。
「ふぅ、分かったわ。だけど千早をどうこうってのは無しね。それはアタシが許さないんだから。」
そう言うと、伊織は震えている千早を軽く抱き寄せて優しく頭を撫でた。
「伊織さん・・・。」
怯えていた千早は少し安心して、軽く伊織に抱きついた。
「水瀬さんがそうおっしゃるなら構いません。ただ、私としてはいずれ秋月さんには知られる所となるでしょうから、秋月さんには出来るだけ早く話すべきだと思います。」
「そう・・・ね。律子には私から必ず話すわ。だから、黙ってて。後はアイツよね・・・。」
伊織は顎に手を当てて少し難しい表情になって言う。
「秋月さんの件は承知しました。プロデューサーには、3人で話し合った後でどうするかお決めになるのが良いと思います。」
「そうね、そうするわ。ホント、こんな時でも流石よね。」
ちょっと苦笑いしながら伊織は言う。
「後はそちらのお二人で居る所を何度も目撃されるのは良くないと思います。」
「どうしたら良いかしら?」
すっかりいつもの仕事をする時のようなやり取りになり始めていた。
「私が間に入りましょう。水瀬さんは私と一緒ならば誰にも怪しまれる事はありません。如月さんは時間をずらして出て行って貰えば問題はないかと。如月さんは秋月さんにはこの関係を話せない様ですから、秋月さんを呼んで一緒に出てくるのも一つの手かもしれません。」
「律子と千早が一緒にってのはアタシが嫌よっ!」
最初の方は頷いていた伊織だったが、最後の所を聞いて不機嫌そうに言う。
「別に長時間一緒に居る必要はありません。それなら水瀬さんも構わないでしょう?」
「アンタ・・・ホントにどこまで知ってるのよ・・・。」
微笑んで言うマネージャーに伊織はジト目になって呟く。

394 :律子×伊織×千早:2007/02/01(木) 13:39:13 ID:QjIcgKaj
「失礼ですが、私は皆さんよりも年上ですし、それなりの経験もしてきていますからね。こういうのは流石に初めてでしたけれど、3人のそれぞれの関係は大体分かっていましたし。」
「知ってて尚・・・。」
「それがマネージャーだと思っています。ただ、今回に関して言えば水瀬さんの行動は合っていたかも知れません。こうならなければ私は間違いなくプロデューサーに話していたでしょうからね。」
「ふう、危なかったワケね。」
伊織は苦笑いしていた。
「安心するのは早いかと。まだ分かりませんよ。これから次第だと思います。」
マネージャーがたしなめる様に言う。
「そう・・・よね。」
(律子とアイツ・・・まずは律子・・・か・・・。)
難しい顔になって伊織は目を閉じていた。
「とりあえず今日は、私と水瀬さんが先に出て、如月さんには後々出て頂きましょう。」
「良い千早?」
「はい。」
マネージャーと伊織の言葉に千早は小さな声で返事をした。
「ねえ、マネージャー。続きしてみる?」
伊織は冗談っぽいが妖しく笑いながら言う。
「どちらでも構いませんよ。今は水瀬さんが望むのなら・・・。」
マネージャーの方は冗談何だか本気なんだか分からない感じだったが、普通に微笑んで答えた。
「冗談よ。流石にアタシは疲れたわ。ホント、マネージャーはタフよね。」
「さあ、色々と忠実なだけかもしれませんよ?」
少し呆れた感じで言う伊織にちょっとだけ妖しく微笑んでマネージャーは答えた。
(この人は・・・プロデューサー以上に・・・分からない・・・。)
千早は困惑した感じで伊織越しにマネージャーを見ていた。

395 :律子×伊織×千早:2007/02/01(木) 13:46:02 ID:QjIcgKaj
明けましておめでとうございます(遅)
久しぶりの続きです。
忘れ去られている可能性大ですが(笑)

いよいよ話も大分まとまってきました。
ラストをハッピーにもバッドにも出来そうなのが何とも(笑)

今回は次回予告無しで【続く】

396 :名無しさん@秘密の花園:2007/02/01(木) 17:51:30 ID:dzFbDpBJ
乙、

397 :名無しさん@秘密の花園:2007/02/03(土) 01:36:23 ID:cWuOCgeL
まとめには期待したいけど、今は家庭版に夢中らしい

398 :名無しさん@秘密の花園:2007/02/04(日) 12:24:56 ID:aMSfDluZ
流れ的にはいおりつこで
落ち着きそうな気配が。

となると問題は浮いた千早の処遇だが…
やはりPと、という形になるんだろうか。

まぁ女×女が主流だから
千早の方はさらっと流されそうだが。

399 :名無しさん@秘密の花園:2007/02/04(日) 12:35:32 ID:yXtsazlJ
>>398
逆に考えるんだ、「Pは実は女性である」と考えるんだ

それにしても、アイテム課金は反則だよな…(・∀・)ゴマエー

400 :名無しさん@秘密の花園:2007/02/05(月) 14:59:27 ID:tl7umUtJ
そこで薫さんの登場ですy



……んー微妙

401 :名無しさん@秘密の花園:2007/02/06(火) 00:37:27 ID:pamw1U57
花山?

402 :名無しさん@秘密の花園:2007/02/06(火) 07:24:04 ID:XKFt4gBf
>>401
コーヒー牛乳噴いた。

花山薫Pって異次元のコンビネーションっ!

403 :名無しさん@秘密の花園:2007/02/06(火) 21:40:47 ID:EtBjztUT
雪歩ってリバだろ?

雪歩×千早
黒春香×雪歩
雪歩×やよい
真×雪歩
雪歩×真

404 :律子×伊織×千早:2007/02/07(水) 01:47:03 ID:MM05cdxj
・・・5日後・・・
23:45
「お疲れ様でした。」
律子は歌番組の収録が終わってマネージャーに挨拶をした。
「お疲れ様でした。ようやくオフですね。ゆっくり休んで下さいね。」
マネージャーの方も挨拶を返してから、にこやかに微笑んだ。
「今夜はこっちに来てくれてありがとうね。だけど伊織の方は大丈夫かしら?」
お礼を言った後、少し心配そうに律子はメガネに手を当てながら呟いた。
「うふふ、さっき電話があってちょっと愚痴っていましたね。」
「あ〜あ。」
少し笑いながら答えるマネージャーの言葉に苦笑いしていた。
「秋月さんは楽屋で帰りの準備をしておいて下さい。私は簡単に打ち合わせをしてから迎えに参りますので。」
「うん、それじゃよろしくね。」
律子はそう言って軽く手を振ってから楽屋へと移動して行った。

帰りの準備がすぐに終わったので律子はマネージャーの事を待っていた。
♪〜
「ん?メール?」
律子は携帯を取り出して見てみた。
(伊織からね・・・何々・・・。)
「「仕事終わったかな?
お疲れ様、律子。明日オフだよね?良かったら明日の夜一緒に食事でもしない?」」
「う〜ん・・・。」
律子はちょっと悩んだ後、返信を打ち始めた。
「「ゴメンネ
明日はちょっと色々あって一日無理なのよ。明後日なら空いてるから明後日で良いかな?」」
打ち終わってすぐに送信ボタンを押した。

405 :律子×伊織×千早:2007/02/07(水) 01:47:43 ID:MM05cdxj
「あ、返って来た来た。」
伊織は嬉しそうに言いながら携帯を見る。
「え〜・・・。」
内容を読んで、がっかりしながら天井を見上げる。
(明日が話すチャンスだと思ったんだけど、延長ね・・・。)
何とも言えない顔をしながら、伊織は再びメールをを打ち始める。
「「OK!
明日は残念だけど、明後日は絶対に約束だからね。明日はゆっくり休んでね。アタシは言うまでも無くマネージャーも疲れているんじゃないかって凄く心配してたから。プロデューサーのせいでまだ仕事中の伊織からでした〜。」」
「お〜い・・。おいっ!伊織っ!」
打ち終わって送信ボタンを押した瞬間に後ろからプロデューサーの声が掛かった。
「な〜に?」
伊織は何事も無いかのように振り向く。
「あのなあ、仕事中にいきなり抜け出すなよ・・・。」
「1時間も時間がずれているのは誰のせいかしら〜?1時間あればもうとっくに終わっているわよね〜?」
呆れるように言うプロデューサーを伊織はジト目で見返しながら言う。
「ぐっ・・・。」
「あ〜あ、マネージャーだったらこんな事無いのになあ。」
詰まって言い返せないプロデューサーに追い討ちをかけるように付け足して言う。
「悪かったよ。飯でもおごるから機嫌直してくれよ。」
「最低でも五千円コースね。勿論経費じゃなくてアンタの自腹ね。」
「うぐっ、分かったよ。だから戻ってくれ。じゃないと仕事が終わるどころか進まない。」
「分かったワ。じゃあ、戻ってあげようかしら。」
そう言ってから伊織は立ち上がって、プロデューサーと一緒に撮影現場へと戻って行った。

「また、プロデューサー何かやっちゃったわね・・・。」
律子は返って来たメールを見て苦笑いしながら呟いていた。
「さて・・・と・・・。」
言い直すと、顔がきりっと引き締まる。そして、名前を選んで電話を掛けた。

406 :律子×伊織×千早:2007/02/07(水) 01:48:21 ID:MM05cdxj
♪〜♪〜
「んっ・・・。」
寝ていた千早は鳴った携帯で目を覚まして、電気をつけながら出た。
「もしもし、如月です。」
「「もしもし、秋月だけど・・・。」」
「!?」
千早は相手を確認していなかったのもあったが、相手が律子なのに驚いて眠気が吹き飛んだ。
「「ごめんね、寝てた?」」
「あ、はい。でも大丈夫ですよ。お仕事終わったんですか?」
「「うん、終わって今楽屋から掛けているの。それでね、急で悪いんだけど、明日の午後スケジュール空いてるわよね。会えないかしら?」」
「えっ!?あっ、はいっ!」
(律子さんから会ってくれるなんて。)
千早は嬉しくて思わず返事をする声が弾んでいた。
「「そうしたら、また明日午後にこっちから電話入れるわね。」」
「わざわざすいません。」
千早は別途の中だったが、携帯を持ったまま恐縮して頭を下げていた。
「「良いのよ。こっちこそ休んでいる時にごめんなさいね。それじゃ、また明日。」」
「いえいえ、また明日に。お疲れ様でした。」
向こうが切れるのをまってから、自分の方を切った。
(律子さんと会うのは久しぶり。あの口調だと二人っきり。)
ちょっとにやけながら千早は布団に潜り込んで、再び眠りについた。

「これで、良し・・・と。」
律子は電話を切ってから、鏡に映る自分の姿を何となく見詰めた。
(私って・・・。)
何となく目の前にいる自分が別の人間に見えていた。

(秋月さんが明日、如月さんと会う・・・か・・・。)
マネージャーは控え室のドアに寄り掛かりながら天井を見詰めていた。

407 :律子×伊織×千早:2007/02/07(水) 01:52:38 ID:MM05cdxj
続きです。
ついに律子が動き始めました。
エッチ分は他の方にお任せ(笑)

>>398
幾つか考えている終わりはありますが
どうまとまるかはお楽しみという事で。

会って話す律子と千早は・・・
【続く】

408 :名無しさん@秘密の花園:2007/02/07(水) 11:03:17 ID:KCrlyTs3
投下乙です。

どう展開してくのか楽しみですお。

409 :名無しさん@秘密の花園:2007/02/07(水) 21:39:36 ID:CFB18lW3
(´゚ω゚):;*:;ブッ


410 :律子×伊織×千早:2007/02/10(土) 23:28:44 ID:mhekvyiL
・・・次の日・・・

千早は午前中、レッスンに励んでいた。
「今日は随分と機嫌が良いんだな。何か良い事でもあったのか?」
いつも表情を変えない千早が楽しそうにしているのを見てプロデューサーは聞いた。
「えっ?あ、はい。」
突然声を掛けられて、いつもなら邪魔をしないように怒鳴る所だったが、千早は微笑みながら返事をした。
(こりゃよっぽど良い事があったんだな。まあ、機嫌が良いのは何よりだ。こっちもレッスンがやり易い。)
プロデューサーの方も上機嫌になっていた。
「よし、昼までみっちりしごいてやるからな。」
「はいっ!お願いします。」
プロデューサーに言われると、千早は再び真面目な表情に戻って返事をした。

「あ〜あ、何でアタシがあんな連中と暇つぶししなきゃならないワケ?」
伊織は移動中の車の後部座席にもたれ掛かりながら不機嫌そうに言った。
「水瀬さんも昔やっていたと思いますが、挨拶回りですよ。その行き先になっているという事は水瀬さんも確実に芸能界の地位が上がってきたという事ですよ。」
「ふ〜ん・・・。まあ、そういう事なら無駄じゃないワケね。」
最初は不機嫌だった伊織は、マネージャーの言葉を聞いてから、満更でも無さそうにうさちゃんを抱き締めながら呟いた。
「無駄な事だったら、よほどの事でもない限りは私がキャンセルしていますよ。」
マネージャーは、機嫌の直った伊織をバックミラー越しに少し見ながら言った。
「まあ、そうよね。アイツと違ってマネージャーは頼りになるものね。昨日と違って今日は楽で良いワ。」
伊織は居ないプロデューサーの事を愚痴りながら、昨日の失態を思い出して何ともいえない顔をしていた。

411 :律子×伊織×千早:2007/02/10(土) 23:29:54 ID:mhekvyiL
「あの、水瀬さん。お聞かせしたい事があるのですが・・・。」
「ん?何?改まって・・・。」
声のトーンが低くなったマネージャーの言葉に、伊織も真面目な顔つきになって身を乗り出して座席の間から顔を出した。
「実は今日の午後、秋月さんが如月さんに会うようなのです。偶然楽屋で電話しているのを聞いてしまったもので。」
「ええっ!?」
(アタシとの食事を蹴って千早と・・・何で・・・。)
伊織はマネージャーの話を聞いて、驚いた跡に怒りが込み上げて来ていた。
「水瀬さん?どうしたんですか?」
伊織の様子がいきなり変わったのに気が付いたマネージャーは思わず聞いた。
「昨日アタシ、律子に今夜食事どうってメールしたの。そしたら断られたのよ。それで千早と約束してるだなんて・・・。」
うさちゃんをギュッと抱き締めて怒りをあらわにしながら伊織は言った。
「水瀬さんのお怒りは分かるのですが、嘘を吐いてでも如月さんと二人で話しをしようという事ですから、きっと大事な事なんだと思います。その場面に水瀬さんを入れたくない程の事かと・・・。」
「・・・。」
(アタシを入れたくない話・・・。)
伊織は考えをめぐらせるように、その場で目を閉じた。
「水瀬さん。その体勢だと危険ですから、座席に戻って下さい。」
「はいはい、分かったわ。」
伊織はそのまま、後部座席にもたれ掛かった。
「今日の午後・・・か。」
その後、車内の天井を仰ぎ見ながら伊織はポツリと呟いた。
「この後は、お気に入りのラジオ番組に生出演ですから気分転換にはなると思いますよ。」
そう言ったマネージャーの声は伊織に届いていないようだった。

412 :律子×伊織×千早:2007/02/10(土) 23:32:01 ID:mhekvyiL
律子はお昼ご飯を済ませた後、アイスコーヒーの入ったグラスを無造作にかき回していた。
「・・・。」
(私さっきから何してるんだろう・・・。)
テーブルに突っ伏したままの格好ですっかり氷が溶け切っているのに気が付いて手を止めた。
「「本日のゲストは水瀬伊織ちゃんだ!」」
つけっ放しだったラジオから突然聞こえてきた名前に、思わずラジオのある方向を向いた。
「「は〜い。お・ま・た・せ。皆のスーパーアイドル水瀬伊織よ。ファンのみんな、ちゃんと聞いててくれてる〜?」」
いつも通りの元気な声が聞こえてくる。
「伊織・・・。ごめんね、嘘吐いて・・・。」
目の前に居ない伊織の代わりにラジオに向かって軽く呟いた。
「不味い!時間だわ。」
律子は慌てて支度をしてマンションを飛び出した。その動揺ぶりは、食器を片付けていない事が示していた。

(久しぶりに律子さんに会える・・・。それも二人きりで・・・。)
千早は一時間も早く待ち合わせの喫茶店で待っていた。待ち合わせ時間が近づく度に自分の腕時計を見てそわそわしていた。
カランカラン
もう何度も鳴っている入口の音に慣れていた千早は特にそちらを見る事は無かった。
「お待たせ千早。」
「えっ!?あっ!はい。」
千早は律子の顔を見ると少し赤くなって俯きながら答えた。
「とりあえず、ここじゃ何だから近くのマンションまで行きましょう。」
「はい。」
律子に手を取られて、それに自然と引かれていくように立ち上がって千早は着いて行った。
表でタクシーを拾って近くのマンションまでの間、二人は今までの活動や私生活の近況報告なんかを話し合っていた。

413 :律子×伊織×千早:2007/02/10(土) 23:33:30 ID:mhekvyiL
律子がさっき出てきた所とは違うマンションへ、二人で入って行った。
(何だろう・・・律子さんの様子がおかしい気がする・・・。)
玄関に入る前とは何か違うと感じ取った千早は少し怯えていた。何となく、以前伊織を入院させてしまった後のような冷たい感覚を感じ取っていたからだった。
「さあ、上がって。」
律子の方はいつもと変わらない感じで、笑顔で千早を招き入れていた。
お互いに向かい合わせになって椅子に座った。
「久しぶりね千早・・・。」
「はい・・・。」
(この瞳・・・吸い込まれてしまいそう・・・。)
千早は自分を見つめている律子の目を見てボーっとなっていた。
「レッスンお疲れ様。喉渇いてない?」
「い、いえ、さっきの喫茶店で飲み物飲みましたからお構いなく。」
立ち上がった律子に、千早は慌てて答えた。
「そう、じゃあ早速なんだけど・・・。」
「はい。」
真剣な眼差しになる律子に、自然と千早の表情も引き締まる。
「千早・・・。今日で、私と貴方とは芸能界での先輩と後輩以上でも以下でも無くなる・・・。」
「えっ!?それって・・・。」
いきなり切り出された千早は面食らって言葉が続かなかった。
「これからは一切今までのような関係は無し。良いわね?」
「そんな、急に・・・。何故です?」
千早は困った顔になって訴えかけるように聞く。
「過ちだったのよ・・・。分かって千早・・・。」
律子は苦しそうに答える。
「分かりません!過ちなんですか?優しくしてくれたのは間違いだって言うんですか?答えて下さい律子さん!」
千早は立ち上がって、机を叩きながら詰め寄った。
「終わりなの。伊織の居る今となっては。私の気の迷いだったのよ・・・。」
律子は目を合わせられずに顔を逸らしながら言う。
「そんなの納得出来ませんっ!」
千早は興奮していて無意識の内に、律子の襟首を掴んでいた。

414 :律子×伊織×千早:2007/02/10(土) 23:38:50 ID:mhekvyiL
続きです。
ついに律子と千早の二人きりの話が始まりました。
最初の方で待ち焦がれている千早と
最後の方の取り乱してしまっているギャップなんかを
楽しんでもらえれば幸いです。

律子と千早の話は決着へ・・・。
そして、伊織は・・・。
【続く】

415 :名無しさん@秘密の花園:2007/02/11(日) 09:49:44 ID:TP7FRXOH
なにやら先が読めなくなって来ましたね(汗)

下手したらいおりつこまで
破綻しかねないような。
伊織がどう動くのか、
そして千早の行く末は?

どんな風に決着するのか、
部外者としても楽しみです。

416 :律子×伊織×千早:2007/02/12(月) 10:01:09 ID:BudyDIjY
「ふぅ・・・。」
(仕方ないわね・・・。)
律子は軽く息を吐く。そして、おもむろに自分の襟を掴んでいる千早の両手を振り払った。
「貴方が納得するかどうかなんて聞いてないわ・・・。」
「ひっ!?」
急に雰囲気が変わって冷たい視線とその言葉に千早は思わず仰け反って驚いた。
(あの時と同じ・・・。)
思い出した千早はその場で何も言えなくなって震え始めた。
「貴方が邪魔なの。納得出来ないならそれで良いわ。それなら今後一切の関係を絶つだけ・・・。」
「そ・・・そんな・・・。」
ショックを受けた千早は目を見開いて驚いた。
「もう一度聞くわ。良いわね?」
律子の言葉だけでなく、その態度にはノーと言わせない圧力があった。
「・・・。」
千早は捨てられる子犬のような顔になって、答えずに無言のまま律子を見た。
「千早、返事は?」
ピクッ
トーンが下がって本当に冷たい言葉だった。千早はそれの反応して何かをされる訳ではないのだが、何かを避けるように目を閉じて極端に堪能していた。
「捨て・ないで・・下さ・・・い。」
千早は俯いたまま消え入りそうな声で言った。
「【はい】か【いいえ】で答えなさい。」
見下ろしている律子は聞こえていたが容赦なく返答を求める。
「嫌・・・です・・・。」
答えている千早の頬には涙が伝い始めていた。
「良い千早?私は【はい】か【いいえ】で答えなさいと言ったのよ。」
律子はそう言いながら俯いている千早の顎を右手で持って自分の方に向かせた。
(泣いてる・・・。でもここで甘い顔は出来ない・・・。)
一瞬律子の顔と右手がピクッと動いたが、すぐに冷たい感じに戻る。

417 :律子×伊織×千早:2007/02/12(月) 10:03:37 ID:BudyDIjY
「もう・・・失いたくは無いんです・・・。折角・・・姉のように慕える人を見つけたのに・・・。」
「なら、【はい】と言いなさい。そうすれば私は貴方の姉のような存在で居続けるわ。」
泣いて訴える千早に、冷静に律子は答える。
「本当ですか?本当ですね?」
千早は泣きながら、再び律子のシャツの襟首を両手で掴みながら必死に聞いた。
「誰も貴方を捨てるだなんて言っていないでしょう。貴方は【はい】とだけ答えればそれで良いの。これ以上は聞かないわ。逆に答えないのなら、貴方とは二度と会わない。良いわね?千早。」
少し溜息をついてからさっきまでの冷たい表情が少し緩む。そして、真顔になって再度千早に聞いた。
(伊織さんの用に相手をされなくても良い・・・二度と会えないなんて・・・絶対に嫌・・・。)
「・・・・・・は・・・ぃ・・・。」
千早はジレンマの中、ついに返事をした。
「良い子ね。これが最初で最後・・・。」
チュッ
「えっ!?」
(律子さん・・・。)
律子に突然キスをされて千早は泣き顔のまま驚いて固まっていた。
「今までもこれからも貴方と私は事務所の先輩と後輩。それ以上でもそれ以下でもない。また、明日からも頑張りましょうね。」
律子はそれだけ言うと、千早に背を向けて部屋から出て行こうとする。
「あ・・・あの・・・。」
(何で最後にキスなんて・・・。)
千早は思わず呼び止めたが、律子は止まりもせずに部屋から出て行ってしまった。
「律子・・・さん・・・。」
自分の唇に人差し指を当てて千早はその場で呟いていた。そして、止まっていた涙が再び目から溢れて頬を伝っていた。

律子はマンションを出てから、他のマンションへ移動するべくタクシーに乗っていた。
(何でキスしちゃったんだろ・・・。)
窓の外を見ながら、唇を押さえていた。
(私の方が未練があるって事なの・・・かな・・・。)
「ふぅ・・・。」
苦笑いしてから、さっきまでの事を忘れるように溜息をついた後、行き先の変更を運転手に告げた。

418 :律子×伊織×千早:2007/02/12(月) 10:05:15 ID:BudyDIjY
伊織は今日の仕事を終えて日付が変わりそうな時間に一番近くのマンションへと来ていた。
「はぁ・・・疲れた。ってあれ?」
テーブルの上には置かれたままのアイスコーヒーの飲み残しと、食べ終わって片付け終わってない食器があった。
(律子が居たのは分かるケド・・・こんなの初めて。こんなに酷く片付け忘れてるなんてどういう事?)
伊織は訝しげにその様子を見ながら、考えていた。
♪〜♪〜
「んっ?電話?プロデューサー!?」
相手先を見て面倒臭そうに言いながらも、伊織は出た。
「もしもし、もう仕事終わってるんだけど?」
通話ボタンを押した瞬間、あからさまに不機嫌そうに言った。
「「すまん伊織。実は明日のスケジュールで変更があって千早に電話しているんだが、出てくれないんだ。マネージャーはもうかえっちゃったし、律子も電源切ってるみたいで出なくてさ。」」
「それで、なんでアタシに掛けて来るのよ。アンタプロデューサーでしょ?」
伊織は呆れ気味に言った。
「「そうなんだが、今日の午前中のレッスンで偉く機嫌が良かったから何で出てくれないのか分からないんだ。いつもなら留守電になっているんだがその状態にもなってないから、伝えようが無くて困ってるんだ。」」
「アンタ千早のアパートには言ったの?」
流石に冗談では無さそうな、プロデューサーの言葉に伊織は真顔になって聞いた。
「「ああ、管理人さんの話だとお昼過ぎに出かけてから帰ってきてないらしいんだ。今どこに居るかも分からなくて困ってる。俺から電話が行ってるのは分かっている筈だが出ない。伊織だったら出てくれるんじゃないかと思ってな。」」
「全くこういう時に日頃の行いが出るのよ。アンタ今まで何やってきたのよ・・・。」
(律子と会っている最中なのかしら・・・。)
内心のムカムカをぶつけるようにプロデューサーに皮肉る。
「「ぐっ・・・。とにかく頼む。駄目ならまた俺が掛け続けるから。」」
「コースは一万円以上に値上げって事で手を打ってあげるワ。にひひっ。」
「「分かった、本当にすまんが頼む。」」
「はいはい、駄目でも一回連絡入れるから正座でもして待ってなさいよ。」
伊織はそれだけ言うと、電話を一方的に切って、すぐに千早へ掛けた。

419 :律子×伊織×千早:2007/02/12(月) 10:08:00 ID:BudyDIjY
「う・・・ぅう・・・律子・・・さん・・・。」
最初は良く分かって居なかったが、言葉の意味が時間が経つにつれじわじわと染み入って来ていた。
(律子さんとは・・・もうあの温もりを感じる事は・・・二度と・・・。)
そう考えれば考えるほど、止め処なく涙を溢れさせていた。
時間が経つのも分からず、周りの音も聞こえていなかった。ただ、ただ悲しく千早は泣いていた。
♪〜♪〜
「・・・?」
初めて電話になっているのに気が付くと、周りも真っ暗だった。のそのそ動きながら電話に出た。
「・・・。」
「「もしもし?千早??聞こえてるの???」」
電話の向こう側から心配そうな伊織の声が聞こえてくる。
(伊織さん・・・。)
「うぅ・・・。ひっく・・・。」
「「どうしたの?泣いてるの???」」
千早は答えられずにしゃくりあげていた。
「「今どこに居るの?」」
「いおりひゃん・・・すてないれぇ・・・。」
伊織の問いに答えず訴えるように呟く。

420 :律子×伊織×千早:2007/02/12(月) 10:14:55 ID:BudyDIjY
続きです。
ついに律子は千早との関係に終止符を。
しかし、律子の方にもダメージが。

>>415
展開が読まれない事はこちらとしては嬉しい事です。
後は、楽しみにして頂いているのにお答えできればと
へたれなりに頑張ります。

千早の言葉に伊織は・・・
割り切った筈の律子は・・・
【続く】

421 :名無しさん@秘密の花園:2007/02/12(月) 17:27:28 ID:0MFGd5gS
投下乙。


ホントに展開が読めなくなってきた…

どうなるのやら。

422 :az:2007/02/13(火) 11:48:15 ID:W5UWJGep
jiokjiojiok

423 :律子×伊織×千早:2007/02/15(木) 08:35:33 ID:5bpBJWwC
「「おいて・・・いかないれぇ・・・。うぅ。」」
(冗談抜きにしてやばそうね・・・。)
「ちょっと!しっかりしなさいよ千早!今どこに居るの?それだけ教えなさい。すぐ行くから。」
緊急性を感じた伊織はとっさに聞いた。
「「あざぶの・・・マンションれすぅ・・・ひっく・・・。」」
千早は弱々しく小さな声で答えた。
「待ってなさい、すぐ行くわ。良い?どこにも行くんじゃないわよ。」
「「うぅ・・・切らないれぇ・・・。」」
(あれ?こんな時に手持ちがないじゃない。終電終わってるし・・・かといってこの時間に新堂は呼べないし・・・。アイツ使いたい所だけど今回は止めた方がよさそうだし・・・。)
伊織は千早の言葉を聞きながら、考えを巡らせていた。
「千早、5分以内に必ず掛けなおすから待ってなさい。」
「「いおりひゃん・・・。」」
(何て切ない声で言うのよ・・・。)
苦笑いしながら伊織は切る手が止まった。
「良い千早。必ず、必ず掛け直すから。」
「「・・・。」」
伊織は真顔になって言うと、千早が黙ったので了承と取って電話を切った。
「こんな時間だけど・・・。」
そして、少し躊躇した後リダイヤルの中から選んで電話を掛けた。

424 :律子×伊織×千早:2007/02/15(木) 08:36:12 ID:5bpBJWwC
「もしもし、どうしました水瀬さん?」
マネージャーは自宅で遅い夕飯を食べている最中だったが、伊織からと分かってすぐにプライベートの携帯に出た。
「「ごめんなさいこんな時間に。仕事じゃないんだけど、千早が大変そうなの。それでこんな時間で頼れるのがマネージャーしか居なくて・・・。」」
(水瀬さん・・・随分と気不味そうに・・・。でもそれだけ大変って事ね。)
いつもとは違って、下手に出てくる伊織の様子にマネージャーはピンと来ていた。
「今日はどこのマンションに居ますか?」
「「ありがとうっ!流石マネージャー話が早いわ。今お台場なの。」」
伊織は嬉しそうに答えていた。
「この時間ですから首都高で早く行けると思いますので、待っていて下さい。すぐ出ます。」
「「分かったワ。急ぎ過ぎて事故らないようにね。」」
「はい、では後程。」
携帯を切ってマネージャーはすぐに着替えて自宅を出た。
(今日のスケジュール変更入れた方が良いかもしれないわね・・・。)
車に乗って、車内のライトで手帳を見ながらキーを回してエンジンをかけた。

(眠れない・・・。)
律子は深夜番組をぼーっと見ながら、冷え切って固くなったパスタをフォークでくるくると巻いていた。
戻ってきてから夕飯を作ったものの、喉を通らなかった。
「私って最低・・・。」
フォークを回す手を止めて、俯きながら呟いた。
(これで良かった筈なのに・・・。)
目を閉じると、千早の泣き顔のアップが自然と浮かんでくる。
【「捨て・ないで・・下さ・・・い。」】
それと一緒に、台詞が繰り返される。
「私は捨ててなんかない・・・。捨てるつもりなんて・・・無い・・・。でも・・・私には伊織が・・・居る・・・から。」
テーブルに突っ伏して、ここには居ない、浮かんでくる泣き顔の千早に向かって言う。
「こうするしか・・・無かったのよ・・・。」
律子はそう言いながら、目頭が熱くなっているのを感じていた。
(そう・・・私が悪いのよ。自分勝手な私が・・・。)
律子は自分に言い聞かせるように思って顔を上げた。
「寝ないと・・・。明日も仕事だわ・・・。」
つけっ放しのテレビとパスタを置いて律子はふらふらとバスルームへ移動して行った。

425 :律子×伊織×千早:2007/02/15(木) 08:36:43 ID:5bpBJWwC
「「い・お・・り・・・さん・・・。すぅ・・・すぅ・・・。」」
電話の向こうから寝息が聞こえてきてホッとした伊織は一旦携帯を切った。
「はぁ・・・。とりあえず泣き疲れて寝てくれたみたい。」
伊織は後部座席に寄り掛かって、黙って運転してくれているマネージャーに向かって言った。
「如月さん変に取り乱さなくて良かったですね。もうすぐ麻布ですから。」
さっき会ってから黙っていたマネージャーが、初めて口を開いた。
「本当良かったワ。ありがとねマネージャー。仕事じゃないのにわがまま言っちゃって。」
「いえいえ、とりあえず現地に着いたら水瀬さんはシャワーを浴びて頂いて、その間に私が如月さんをベッドに運びますね。起きてから電話を頂ければ、私の方でスケジュールを何とかしますので。」
「千早が起きてから落ち着いてくれると良いんだけど。ったくアイツは使えないわねえ。」
伊織は愚痴りながら、プロデューサーに電話を掛けた。
「「もしもし、どうだった伊織?」」
「とりあえず、電話は繋がったワ。ただ、暫く活動できないかもしれないからその覚悟はしておいてね。」
「「どういう事だ?」」
プロデューサーは伊織の言葉の真意が分からずに不思議そうに聞いた。
「今はそっとしておいてやって欲しいってトコかしら。」
「「そうか・・・。」」
「まあ、出来そうなら本人から電話させるように言うから。上手く行けばお昼頃には電話させられるかも。くれぐれもアンタから電話しないようにね!」
「「分かった。すまん伊織・・・。」」
「気持ち悪いわね。ったくアンタは千早のプロデューサーでもあるのと同時にアタシや律子のプロデューサーでもある事忘れるんじゃないわよ。しっかりしなさいよね。」
それだけ言うと一方的に携帯を切った。
「水瀬さん、もう着きますよ。」
「はいはい、これでアイツも少しは考えるでしょ。」
伊織は返事をした後、なんとも言えない顔をして言った。

426 :律子×伊織×千早:2007/02/15(木) 08:46:03 ID:5bpBJWwC
「ぅ・・・んっ・・・。」
千早は差し込む朝日が眩しくて目を覚ました。
(えっ!?)
最初はボーっとしていたが、目の前に伊織の顔があるのに気が付いて驚いてその場で固まっていた。
「何で・・・伊織さんが・・・。私・・・何でベッドに???」
訳が分からずに、千早は首を傾げていた。
(そう言えば・・・。)
何となく昨日の午後から夜の事を思い出して、千早は苦笑いしていた。
(だけど・・・伊織さん・・・わざわざ来てくれたんだ・・・。)
「伊織さん・・・。」
千早は、寝ている伊織を正面から優しく抱き締めた。
(小さいけれど・・・こんなにも温かい・・・。)
その温かみに落ち着いたのか、少しして再び寝息を立て始めた。


----------------------------------------------------------

続きです。
喪失感で情緒不安定に鳴った千早。
その余りの酷さを悟った伊織は飛び出した。
律子もまた苦しんでいた。

クライマックスに確実に進んでいますが
えちぃのはもう暫く先になりそうなのでその辺はご容赦を(平伏)


律子は仕事へ・・・
伊織は千早から話を聞いて・・・
【続く】

427 :名無しさん@秘密の花園:2007/02/15(木) 15:59:28 ID:Hce3GWXd
wktkしてきた

428 :名無しさん@秘密の花園:2007/02/15(木) 22:34:16 ID:SvUl55MH
((((゚∀゚)))ワクワクブルブル

429 :律子×伊織×千早:2007/02/16(金) 11:35:13 ID:ET1G8ai5
「ねえマネージャー。伊織はどうしたの?」
律子は一緒に出るはずだった朝のTV番組のゲストコーナーが終わってから聞いた。
「少し疲れが出たみたいで昨日の夜会った様子を見て、私の方で安全を期してスケジュールをずらしたんです。それもあって今朝は来るのがギリギリになってしまったのでお伝え出来なくて申し訳ありません。」
マネージャーは答えながら深々と頭を下げた。
「良いのよ謝らなくても。そっか、道理で今朝ギリギリだったわけだ。マネージャーらしくないとは思っていたのよ。」
律子は納得したように頷きながら言った。
「こちらが、変更になった水瀬さんのスケジュールです。」
「どれどれ・・・。」
律子はマネージャーの手帳を覗き込んで、変更になった伊織のスケジュールを頭の中に入れた。
「そっか、今日伊織は夕方からなのね。」
「はい、水瀬さんは午後からでも良いとおっしゃったのですが、まだオフまでに日数があるのを考えて私の方から提案させて頂きました。」
「そうね、マネージャーが正しいと思うわ。今忙しいのもあるし体調不良で倒れたら不味いし大変よね。」
マネージャーのもっともな言葉に、律子はまた納得したように頷きながら言った。
「そういう、秋月さんも大丈夫ですか?あまり寝ていらっしゃらないようですが?」
「あはは・・・。マネージャーには適わないな。まあ移動中に眠らせて貰うわ。」
マネージャーの言葉に苦笑いしながら律子は答えた。
「無理はなさらないで下さいね。辛いようだったらおっしゃって下さい。それと、3時までは私が秋月さんと同行しますが、それ以降はプロデューサーと代わって頂きます。」
「えっ!?プロデューサーと?千早はどうしたの?」
律子は千早のスケジュールを思い出して、驚いて思わず聞いた。
「さあ、今朝はギリギリだったものでプロデューサーとは殆どお話できていないんです。ただ、今日のスケジュール変更でお手伝いして下さるとしか聞いていないんです。」
「あっ、ごめんなさい。マネージャーに聞いても分からないわよね。」
(聞く相手を間違っているわよね・・・。何やっているのかしら私。)
内心でも苦笑いしながら律子は謝った。
「いえいえ、気になるようでしたら確認しておきますよ。次は歌番組の収録で移動になりますので、準備をお願いします。」
「わかったわ。千早の件は、プロデューサーから直接聞いてみるから、気にしないで。それじゃあ、車よろしくね。」
「はい。」
微笑んでマネージャーは返事をした後、振り向いて歩き出した。
「はっ!?」
去っていくマネージャーの姿を見送っている自分に気が付いて慌てて荷物を持って楽屋を後にした。


430 :律子×伊織×千早:2007/02/16(金) 11:36:10 ID:ET1G8ai5
「ん・・・。う?」
伊織が目を覚ますと何故か真っ暗で少し息苦しかった。
(一体何???)
訳がわからずに伊織は状況を把握しようと手足を動かした。
(ああ、そういう事ね・・・。)
状況を把握した伊織はモゾモゾ動いて、千早から抱かれている状況を脱出した。
「千早・・・。ちょっと千早、起きなさいっての!」
伊織は千早の肩を揺すりながら起こしにかかった。
「う・・・ん・・・。あ、伊織ひゃん、おはよ〜ごらいまふぅ。」
千早は揺すられて目を覚まして寝ぼけ眼で言った。
「アンタなに寝ぼけてんのよ。」
伊織はジト目になって呟いた。
「伊織ひゃ〜ん。」
まだ寝ぼけている千早は、にっこり笑いながら伊織に抱きついた。
「ちょっ、ちょっとアンタ何して、キャッ!?」
ジタバタと暴れる伊織を千早は押さえ込むようにしてそのまま押し倒した。
「伊織さん・・・。」
「アンタ目が覚めていたのね・・・。」
上から見つめている千早の目はさっきまでの寝ぼけ眼と違い真剣ないつもの眼差しになっていた。伊織はその目をじっと見返しながら言った。
「何があったの?」
「・・・。」
下から聞く伊織の問いに、千早は気不味そうに顔を逸らす。
「話してくれるわよね?」
伊織はそう言って逸らしている千早の顔を見た。千早は何も言わずに小さく頷いた。
「言えるまで待ってあげるから・・・。」
付け加えるように言ってから、伊織は目を閉じて千早が話し始めるのをじっと待った。

431 :律子×伊織×千早:2007/02/16(金) 11:36:44 ID:ET1G8ai5
「秋月さん。着きましたよ。プロデューサーがお待ちです。」
「んっ・・・。ごめんなさい。寝ちゃってたわね。」
律子はメガネを掛け直しながら、苦笑いして謝った。
「いえいえ、この後の仕事も無理しない程度に頑張って下さい。」
「移動中に大分寝れたから大丈夫よ。ありがとう、助かったわマネージャー。」
お互いに微笑み合いながら言葉を交わした。
「律子、行こうか。マネージャー、伊織の事よろしく頼む。」
「はい、お任せ下さい。」
そう元気良く返事をしてからマネージャーは二人から放れて言った。
「プロデューサー、千早はどうしたんです?」
「今日は休みだ・・・。」
(プロデューサー何か隠してる?いや、知らないのかな・・・。)
歯切れの悪い答えに律子は何ともいえない顔で思案していた。
「オーディション前で忙しい筈ですよね?」
「まあな、だが、千早には今日の休みが必要なんだ。もう良いだろ、律子。人の事より自分の仕事だ。」
誤魔化すように、プロデューサーは言うと先に歩き出す。
「は〜い。」
ジト目でプロデューサーの背中を見ながら、律子は後について歩き始めた。

「そう・・・。」
伊織は全部聞き終わってから、気の毒そうに千早を見た。いつの間にか、二人は上下ではなく左右になって向かい合う形になっていた。
「伊織さん・・・。」
「んっ?何?」
伊織は不思議そうに聞いた。
「律子さんとの関係が終わった私は、もう用無しですよね・・・。」
「まあ、そういう事になるわね。」
「うっ・・・。」
あっさりと言われて、千早は何も言えなくなる。
「伊織さんも私から離れて行くんですね・・・。そして律子さんの元へ・・・。それが正しい形なんですよね・・・。」
千早は最後の方は言葉になっておらず、みるみる目に涙が浮かび始めていた。

432 :律子×伊織×千早:2007/02/16(金) 11:47:58 ID:ET1G8ai5
続きです。

マネージャーの見事な嘘吐きぶりは
やっぱり大人ってと笑って(?)頂ければと思います。

>>427様 ありがとうございます。ご期待にそえれば何よりです。

千早の言葉に伊織は・・・
【続く】

433 :名無しさん@秘密の花園:2007/02/16(金) 21:38:36 ID:qgg4+rFj
それぞれの進む道が徐々に見え始めて来た、
というところでしょうか。

個人的にはプロデューサーの優しさが染みましたね。
今まであまり扱いが良くなかっただけに、
こういう事態の為に
今まで冷遇(苦笑)されてたのか?
などと勘繰ってみたり。

実際、今の千早の心の傷を癒すものは
Pの優しさなのかも知れません。

そしてマネさんは
相変わらずの優秀な狂言回しぶり。
Pやこの人を見るに、
子供(アイドル達)と大人(P・マネ)という
関係も描かれてるかな、
という見方も出来るような。
(Pと伊織の会話など典型。
無能扱いされてなお怒らないPは
本当に大人だと思う)

どのような形で収束するか、
一千早好きとして見守ろうと思います。

長文失礼しました。

434 :名無しさん@秘密の花園:2007/02/17(土) 22:37:37 ID:vzqpYmeo
真が亜美真美にいいようにいじられるのと、
亜美真美が真にとかちつくされるのは
どっちがいい?

435 :名無しさん@秘密の花園:2007/02/17(土) 23:21:28 ID:EBlvI6+b
前者が自然な気もするけど、後者には新鮮味があるな

436 :名無しさん@秘密の花園:2007/02/18(日) 00:58:23 ID:rOY+wC4U
真は受けのほうがしっくりくるけど、
まあ、乙女への憧れをのこしたまま、ボーイッシュを攻め化するのはなかなか大変だな。

437 :名無しさん@秘密の花園:2007/02/18(日) 01:24:45 ID:X7zQNDS5
誰かその1とその2のログ持ってませんか?
新参の私にください・・・orz

438 :名無しさん@秘密の花園:2007/02/18(日) 07:19:53 ID:X/bFOzMv
>>434
俺はやっぱり前者がいいな

439 :名無しさん@秘密の花園:2007/02/18(日) 08:40:11 ID:VxRyK3wx
>>437
まとめ人を急かすか、人の良い誰かを探すんだ

440 :名無しさん@秘密の花園:2007/02/18(日) 17:48:54 ID:1bZ316+l
>437
うpしてやるから好みのカップルをあげてくれ
ttp://kasamatu.o0o0.jp/pochi/src/hajime9928.zip.html
yurimas

441 :名無しさん@秘密の花園:2007/02/18(日) 19:39:07 ID:XWHnNFDD
Da審査員×社長

442 :名無しさん@秘密の花園:2007/02/18(日) 20:45:42 ID:X7zQNDS5
>>440
ありがとうございます!
自分は某サイトの影響もあってか
最近はやよい×千早がすきです。

443 :名無しさん@秘密の花園:2007/02/18(日) 22:44:51 ID:1bA78QS6
>>440
横からdクス
自分は律子×伊織が好きだ
スレの作品見てますます好きになった

444 :名無しさん@秘密の花園:2007/02/18(日) 22:52:02 ID:oP+2VwJ1
>>440
横からいただきますた
私は千早&美希&真が好きです
某動画の影響です


445 :名無しさん@秘密の花園:2007/02/18(日) 23:23:48 ID:1bZ316+l
予想以上に答えてくれて嬉しいぜ

446 :律子×伊織×千早:2007/02/19(月) 02:17:41 ID:rDgDEScf
「アンタはそれを望むワケ?」
「嫌・・・です・・・。」
「じゃあ、良いんじゃない。アタシは別にアンタを捨てようとか思ってないし、離れてくつもりも無いわ。」
泣き顔になっている千早の頭を優しく撫でて微笑みながら伊織は言った。
「えっ!?」
千早は驚いてマジマジと伊織の顔を見た。
「な〜に?」
「い、いえ・・・。」
(意外・・・。)
千早は内心で素直にそう思っていた。
「確かにね、最初は憎かったし、この泥棒猫って思ってたけど、今はそうは思ってないわ。だって、そう思ってたらここに来ると思う?多分情が移ったのかしら。」
伊織は最後の台詞をちょっと照れ臭そうにそっぽを向きながら小声で言っていた。
(伊織さん・・・。)
千早は嬉しくなって、そのまま伊織を抱き締めた。
「ちょっと、千早!痛いわよっ!」
「す、すいません。」
伊織に言われて慌てて、千早は伊織を解放した。
「アタシは良いけどさ、千早。アンタ本当に律子の事諦められるの?」
「ぅ・・・。でも・・・伊織さんもいますし・・・。」
言葉に詰まりながらも、千早は何とか答える。
「本音を言いなさいよ、怒らないから・・・。」
「・・・。諦められません・・・でも律子さんはもう受け入れてくれませんから・・・仕方ないんです・・・」
伊織の言葉に意を決したように千早は言った。言い終わった後、涙が溢れて頬を伝い始めていた。
「そっか・・・。どうなるか分からないけど、アタシは千早との事を律子に正直に話すわ。例えどんな結果になったとしても・・・。」
(アタシは隠してきた・・・だけど真実を語るわ。)
伊織は真顔になって、千早にではなく自分に言い聞かせるかのように言った。

447 :律子×伊織×千早:2007/02/19(月) 02:18:16 ID:rDgDEScf
「伊織さん・・・変に話さなくても・・・。」
千早は複雑な表情で言う。
「アタシも律子に捨てられたりしてね。」
伊織は言いながら自虐的な笑みを浮かべていた。
「そんな事・・・。だって、律子さんは伊織さんの事を・・・。」
悔しそうに千早は言う。
「千早、アンタが正直に話してくれたからアタシも本音を言ったわ。本当にどうなるか分からないけれど、必ず事実を話すわ。そしたら、どんな結果になってもアンタにどうなったか話してあげる。」
「・・・はい・・・。」
意を決して真面目な表情になって言う伊織の言葉に、千早も涙を拭いてから目をしっかり見返して返事をした。
「じゃあ、アタシは仕事に行くわ。アンタはできるんならプロデューサーに電話入れなさい。」
「分かりました。お仕事頑張って下さい。」
「当然よ。にひひっ。誰に向かって言ってるの?」
伊織はウインクしながら茶化すように言って、ベッドから出て素早く着替えると一旦千早の方を見る。
「な〜に、捨てられた子犬みたいな顔してるのよ。アンタらしくないでしょ。しっかりしなさいよ。別に独りぼっちになった訳じゃないでしょ。それに、スーパーアイドルになるって言う目標だってあるんじゃないの。さっさと駆け上がってきなさいよ!」
最初は呆れた顔をしながら言っていたが、最後には指をさしてしっかりとした口調で伊織は言った。
「はい・・・はいっ!」
胸に湧き上がってくる感情と熱くなってくる目頭を押さえながら、千早は元気良く返事をした。伊織はそれを満足そうに見てから寝室を出て行った。
(そうよね・・・頑張らないと。)
千早は、その場で軽く気合を入れてからシャワーを浴びて温かいミルクを飲んだ。大きく深呼吸をして落ち着いた後、プロデューサーに電話を掛けた。
「もしもし、如月です。ご迷惑をお掛けしました。明日から行けますのでどうした良いか教えて下さい。」
いつものしっかりとした口調でプロデューサーとのやり取りが始まった。

448 :律子×伊織×千早:2007/02/19(月) 02:18:47 ID:rDgDEScf
「水瀬さん、如月さんは大丈夫でしたか?」
移動中の車内で心配そうにマネージャーは聞いた。
「うん、結構なショック状態だと思うけど落ち着いたし、アイツ何だかんだいって打たれ強いから大丈夫よ。今頃プロデューサーに電話してると思うワ。」
「そうですか。流石は水瀬さんですね。」
「アタシ!?別にそんな事ないわよ。」
マネージャーの素直な褒め言葉に、伊織はちょっと照れながら答えた。
「それでね、マネージャー。昨日とかもこき使っちゃって悪いんだけどお願いがあるの・・・。」
流石に昨日の今日なので伊織はお伺いを立てるように言う。
「遠慮せずにおっしゃって下さい。今は仕事中ですしね。」
マネージャーは殊勝な態度の伊織がおかしくて笑いそうになるのを堪えながら言った。
「律子とじっくり話す時間が欲しいの。それも出来るだけ早い内に・・・。」
伊織は真剣な顔になって、いつになく真面目な口調でゆっくりと言った。
「構いませんよ。明日何とかしましょう。」
「ええっ!?明日!?」
あっさりと言う上にいきなり明日と言われて伊織は驚いてキョトンとしていた。
「今日これからは流石に・・・。」
「そういう事言ってるんじゃなくて・・・明日にそんな事出来るの!?」
気不味そうに言うマネージャーの台詞に伊織は更に驚きながらも聞き返していた。
「夕方くらいからフリーになれれば宜しいですか?その代わりその分のしわ寄せは後に来ますけれど。」
「構わないわ。そこはマネージャーに任せる。今のままじゃ良くないし、ちゃんと決着つけないで後々にすればするほど響いちゃうと思うから。」
「そうですね、今日の秋月さんの様子を見ても、引き摺っている感じでしたから、水瀬さんの見立ては正しいと思います。明日、夕方からお二人が時間を取れるようにスケジュールを変更します。」
「ほんと、無茶いってゴメンネ。アイツじゃ頼りにならないから・・・。」
伊織は申し訳無さそうに、上目遣いでバックミラーに移るマネージャーに言った。
「ふふっ、お二人の為なら。ですよ。」
バックミラーに移る伊織をチラッと見ながらマネージャーは言った。

449 :律子×伊織×千早:2007/02/19(月) 02:19:29 ID:rDgDEScf
「スケジュールの変更?」
プロデューサーは首を傾げながら携帯で話をしていた。丁度休憩時間で、律子の楽屋に居た。
「「はい、先程事務所から緊急との事でメールが行っていませんか?」」
(あ、やばい・・。)
話し相手のマネージャーに言われて、メール確認を忘れていた事を思い出す。
「うん、分かった。律子にはちゃんと伝えるから。それじゃそっちも引き続き宜しく。」
それだけ言うと、携帯を切る。
「律子、実は・・・。」
「スケジュールの変更ですよね?」
「えっ?」
いきなり言われてプロデューサーは面食らっていた。
「私の方にも小鳥さんからメール入りましたよ。何でも先方のわがままが入ったらしいです。何本かは相手が大物なので事務所的に逆らえないみたいですね。」
律子は苦笑いしながら言った。
「大物スターを抱えていても、事務所の大小は如何ともしがたいからなあ・・・。」
プロデューサーもそう言いながら苦笑いしていた。
「このスケジュールだと・・・。」
(千早もさっき復帰するって電話が入ってるから・・・。プロデューサーには二人同時の面倒は見れないわよね。)
律子はノートパソコンを開いて、変更になったスケジュールを上書きしていた。
「なあ、律子・・・。」
「皆まで言わないで下さい。私は大丈夫ですから、千早を見てあげて下さい。あの子には支えが必要ですから。」
(そう、今のあの子には・・・。)
プロデューサーの言葉を遮って、律子は目を細めながら言った。
「分かった。どうやら、マネージャーの方で出来るだけ律子と伊織が一緒に動けるように変更してくれたみたいだから一人になる事も殆どない。まあ律子だったら一人でも安心だけどな。」
「全くもうっ!そういうスタンスだからいつまで経っても駄目なんですよ!」
楽観的に言うプロデューサーに律子はピシャッと言った。
「すいません、収録の続きなのでスタンバイお願いします。」
「は〜い。」
外からADの声が聞こえたので、律子はノートパソコンをしまってから、プロデューサーと一緒に撮影現場へと移動していった。

450 :律子×伊織×千早:2007/02/19(月) 02:20:15 ID:rDgDEScf
「98・・・99・・・100っと。」
千早はプロデューサーに電話を掛けた後、自分のアパートに戻って来てトレーニングの一環である腹筋をしていた。いつものジャージ姿で、長い髪はうっすらと汗で濡れていた。額にも汗の玉が出来ていたが、気にせず腹筋を黙々と続けていた。
何も考えず無心で・・・いや考えたくなかっただけかもしれない。

「いよいよ明日・・・。」
伊織はマンションの寝室で寝る前にこぶしを握りながら呟いた。
(完全決着でなくても良いワ。少なくとも今までの事は全部律子に話す。恐くないと言ったら嘘になる。でも、今言わないとアタシは絶対後悔する・・・。)
うれちゃんをギュッと抱き締めながら、目の前に居ない律子の姿を想像していた。
「ちゃんと寝ておかないとね。おやすみうさちゃん。」
チュッ
軽くうさちゃんにキスしてから一緒にベッドの中へ潜り込んだ。

ドサッ
「流石に寝てないのが堪えたわ・・・ね。」
律子は仕事から戻って来て、シャワーも浴びる元気もなくそのままの格好でベッドに倒れ込んで眠ってしまった。

「また、明日から頑張らないと。」
千早は自分に言い聞かせるように言ってから電気を消した。
(律子さん・・・伊織さん・・・。)
真っ暗な天井を見つめながら、いつの間にか眠りに入っていた。

451 :律子×伊織×千早:2007/02/19(月) 02:29:08 ID:rDgDEScf
続きです。
伊織の意外な答えに独りきりにならずに済んだ千早。
何があるか分からずに、何とか仕事をこなし終わった律子。
そして、密かに話を進める伊織。

>>433様 色々な捕らえ方をして頂けて光栄です。
今後もへたれなりに頑張りますので見守ってて下さいませ。

>>434様 どちらも見てみたいので両方というのは無しでしょうか?(笑)

>>443様 その気に入った過去のものに私のものも含まれていれば幸いです。


次の日の三人は・・・
【続く】

452 :名無しさん@秘密の花園:2007/02/19(月) 12:02:46 ID:7gG66rrc
決着は付けなければならない。
たとえそれが破局と別離を産む事になろうとも…


今回は千早に対する2人の判断が的確ですね。
今自分は離れるべきではないと考えた伊織、
Pの支えが自分の代わりに必要と感じた律子。
千早も元通りになって何よりです。

そして律子の答を聞く為に
打ち明ける事を決めた伊織。
どんな答え、そして結末が待っているのか…
楽しみですね。

453 :律子×伊織×千早:2007/02/22(木) 11:08:46 ID:quJb/5uc
「昨日のスケジュール変更もだけど、今日もだなんて全く困ったものよね。」
律子は夕焼けの差し込む車の後部座席で、苦笑いしながら言った。隣に座っている伊織は朝から様子が変で、今も自分の言葉に全く反応せず、ただぎゅっとうさちゃんを抱き締めて黙っている。
(どうしたのかしら?伊織・・・。)
「お二人のような売れっ子を抱えていても、まだ事務所としては芸能界で小さいですからね。」
黙っている伊織の代わりに運転しているマネージャーがフォローを入れるように言う。
「まあ、そうね・・・。もし事務所が大きくなっても、私はこんなわがままとか言わないようにしたいわ。」
バックミラー越しに映るマネージャーを見ながら言った。
「良い反面教師と言った所ですかね。」
「マネージャーの言う通りかも。私自身も気を付けないと・・・。」
律子はメガネを外して、レンズを拭きながら自嘲気味に呟いた。
「ねえ、伊織?大丈夫?」
メガネを掛けなおしてから、心配そうに声を掛けた。
「えっ!?あっ?うん・・・。」
伊織は気不味そうに答えると、顔を逸らして返事をした。
(これから話すって覚悟を決めたつもりなのに・・・。)
内心でそう思いながら更にギュッとうさちゃんを抱き締めた。
(本当にどうしたのかしら・・・。)
律子はそれ以上何も言わずに、心配そうに伊織を見続けていた。
そんな伊織の横顔には綺麗な夕日が差し込んでいた。

454 :律子×伊織×千早:2007/02/22(木) 11:09:23 ID:quJb/5uc
暗くなってきて、レッスン場の外の外灯がつき始めた。
千早は来週に行われる事になったダンスマスターのオーディションのエントリーで選ばれたのでダンスレッスンを集中的にやっていた。昨日までの事を忘れるように鬼気迫る表情でステップを無心に踏んでいた。
「違う!そこはそうじゃない。こうだ!」
「はいっ!」
熱の入ったプロデューサーの指導にしっかりと返事をして、再びステップを踏み始める。
(早く・・・二人の居る場所まで・・・。)
以前ならダンスなんてと考えていた千早だったが、今はそんな事すら頭に無かった。
「よし、今日はこの位にしとくか。」
「まだ、やれます。」
プロデューサーの言葉に、千早は訴えるように言った。
「朝からずっとやってるんだ。体を壊しかねない。今日は帰ってゆっくり休んで明日に備えてくれ。明日は今日よりハードになるからな。」
「・・・。」
千早はそれに答えずに、ただじっとプロデューサーを見ていた。
「良いか千早。一朝一夕で出来るほど甘くないのは分かってる筈だ。お前だって、ずっと歌ってきたからこそ、今までの積み重ねがあればこそ、その歌唱力がある。焦って体を壊したら元も子もない。分かるな?」
「くっ・・・。」
(分かっています・・・分かっているんです・・・。でも・・・。)
プロデューサーの言いたい事は分かっていたが、それでも今は何かをやって居たかった。そんな自分がもどかしくて自然と唇を噛んでいた。
「着替えて来い千早。ここの借りる時間も終わる。」
「・・・はい・・・。」
不承不承返事をして、のろのろとレッスン場からロッカールームへと歩いていった。
「やれやれ・・・。」
プロデューサーはそんな千早を見送りながら苦笑いしていた。

455 :律子×伊織×千早:2007/02/22(木) 11:10:05 ID:quJb/5uc
「プロデューサー。」
「うわっ!?」
突然後ろから声がして驚いて振り向いた。そこにはマネージャーが立っていた。
「ああ、マネージャーか。びっくりした。どうしたんだ?律子と伊織はもう送り届けたんだよな?」
「はい。事務所に戻りまして、小鳥さんがプロデューサーの携帯に繋がらないとおっしゃっていたので、如月さんが一緒なので掛けてみてはと申し上げたのですが、彼女の方も繋がらなかったので私が参った次第です。」
「わざわざ来るって事は急用なのかな?」
「ええ、高木社長がお話をしたいそうなので、先に携帯でご連絡を入れて頂くのが良いかと。」
マネージャーは静かにそう言った。
「おっかしいな、充電もちゃんとしてたんだけど・・・。あれ?電源が入らない!?」
「もしかして故障ですかね?私のを使って下さい。」
「ああ、悪いね。」
プロデューサーは差し出された携帯を受け取って、早速掛け始めた。
(本当にこの人は運が悪いというかなんというか・・・。)
マネージャーは慌てて掛けて間違った相手に謝っているのを見て内心で溜息をついていた。
その後掛かったらしく、内容を変に聞いていて話し難くなるのを避けてマネージャーはレッスン場の外に出た。
「ぁ・・・。」
「ん?」
小さな声がしたのでマネージャーは不思議に思ってそちらへ向いた。
「ど、どうも・・・。」
そこには千早が居た。私服姿で気不味そうに頭を下げた。
「如月さんお疲れ様です。」
「お疲れ様です。あの・・・何でマネージャーさんがここに?」
頭を下げるマネージャーに千早は挨拶した後、疑問をぶつけた。
「実は・・・。」
マネージャーはさっきプロデューサーに言った事と同じ事を話した。
「そうだったんですか・・・。私の方は電池切れだったみたいで・・・。すいません・・・。」
「何も謝る事は無いですよ。如月さんは悪くありませんしね。あえて悪いというのなら運が悪いとしか言いようのないあの方と今日一緒に居た事位ですかね。」
最初にフォローを入れた後、マネージャーは苦笑いしながら言った。

456 :律子×伊織×千早:2007/02/22(木) 11:11:34 ID:quJb/5uc
「・・・。」
千早はそういわれて、レッスン場の中を見た。そこには、電話なのにぺこぺこ頭を下げているプロデューサーの姿が見えた。
「何か不味い事でもあったんでしょうか?」
「さあ?高木社長からの緊急呼び出しとしか私は分かりませんから。あの様子を見ると良い話では無さそうですよね。」
千早に聞かれて、マネージャーもレッスン場の中に居るプロデューサーの様子を見ながら答えた。
「あの・・・。」
「はい?」
「お二人は今日元気でしたか?」
「秋月さんはかなり元気なご様子でしたね、水瀬さんは変にぎこちない感じでした。」
気不味そうに聞く千早に、マネージャーは淡々と答える。
「そう・・・ですか・・・。」
俯いて呟く千早を、横目でチラッと見てからマネージャーはまたプロデューサーの様子を見た。
「すいませ・・・。」
「プロデューサーが来ますよ。」
消え入りそうな声で謝ろうとして、マネージャーの言葉を聞いた千早は顔を上げた。
「ありがとうマネージャー。お、千早着替え終わったな。じゃあ、また明日。」
プロデューサーはお礼を言って携帯をマネージャーに渡しながら、千早に軽く手を上げた。
「プロデューサー、私今日はもう終わりですから、如月さんを近くの駅まででも送りましょうか?」
「ああ、そうしてくれると助かる。俺はすぐ事務所に戻るからよろしく。あ〜、もしかしたら後で呼び出す事になっちゃうかもしれないけど、その時は頼む。」
「ええ、分かりました。焦って事故など起こさないで下さいね。」
「わかった、それじゃ二人ともまたな。」
そう言うと、プロデューサーは慌てて走りながらレッスン場の入口から出て行った。
「ふぅ、全く世話の焼ける方です。」
マネージャーはそう言いながらも、少し笑っていた。
(マネージャーはプロデューサーの事が好きなのかな?)
笑っているマネージャーの顔をチラッと見て、千早は何となくそう思った。

457 :律子×伊織×千早:2007/02/22(木) 11:28:19 ID:quJb/5uc
続きです。

いつも通りに戻りつつある律子。
話す事を決めて、気が気ではない伊織。
プロデューサーと千早、そしてマネージャー。

>>452様 色々な見方をして頂けると嬉しいです。
ご期待に沿えるようにへたれなりに頑張ります。

マネージャーは千早に・・・
そして、ついに伊織が律子に・・・
【続く】

458 :452:2007/02/24(土) 13:30:12 ID:LUZK5Ych
お気になさらず。
一読者には見守る事しか
出来ませんので。

一途でストイックな性格ゆえ、
ともすれば周りが見えなくなりがちなんですよね、千早は。

そんな彼女の性格をよく知る
プロデューサーならではのアドバイスは、
事の本質の把握、あるいは
その事柄に対する洞察がよく出来ているな、
と思わせる部分ですね。
ただ、巡り合わせというか
間の悪さはどうにもならないのでしょうか(苦笑)

マネージャーの態度は恋愛感情ではないかも?
個人的には「しょうがないな、この人は」といったニュアンスを感じたので。
『弟を見る姉』的な視点というか。

もうひと山ありそうな雰囲気。
いおりつこはどうなるのか、
マネは千早に何を語るのか、
そして千早の行動は…

楽しみにしています。
毎度の長文、失礼しました。

459 :いんとろだくしょん:2007/02/26(月) 00:33:52 ID:ff5gzvSh
「ゴホン・・・仕事の様子はどうかね?」
「はぁい♪お父様!絶好調ですわよ!にひひっ♪」

水瀬家の朝食は、白い大きなテーブルを父子ではさんでのものだ。
食材も高級なものが吟味されており、ことにオレンジジュースは、伊織のお気に入りであった。

「そうか・・・」
愛娘の愛くるしい笑顔を眺めながら、父親が相槌をうつ
「私は今日も遅くなる。だが仕事が終わったら、大切な話があるから
休まずに起きているように。新藤に迎えにいかせる」
「はぁい♪」
(なにかしら・・・不吉な予感がするわね)


「うっう〜!朝ごはんの納豆おいしいです!」
「おねーちゃん、醤油とって〜」
「ほらほらこぼさないで」
「おかわり」
「お父さんも元気いっぱいです〜」
高槻家の食卓は、ちゃぶ台を囲んでの賑やかなもの。
お得感たっぷりの食材を、7人家族で元気にいただく。

「きょうもお仕事がんばってきまーす!」
「いってらっしゃい〜おねえちゃん!」
「浩司もお勉強がんばるんだよ!」
(今日はお仕事、伊織ちゃんに逢える!)

765プロ、乙女と乙女の哀しく切ない物語が幕を開ける。

460 :律子×伊織×千早:2007/02/26(月) 22:02:44 ID:LnVReOBX
「さあ、如月さん忘れ物は無いですか?」
「あっ、はい。」
「では、車まで移動しましょう。」
「はいっ。」
マネージャーは千早の返事を聞いてから、先に千早を促して自分は後ろから歩き始めた。
(何か・・・変な感じ・・・。)
千早は、今まで誰かの後についていく事はあっても自分が前に歩いた事が殆ど無かったのもあって違和感でぎこちなく歩いていた。
「どうぞ。」
「あっ・・・すいません。ありがとうございます。」
自然と後部座席のドアを開けられたので、思わずそう言いながら乗り込んだ。
(慣れない事をされているから・・・違和感が・・・。)
後部座席に乗った千早は、何となく小さくなっていた。
「如月さん、どうしますか?」
「えっと・・・。」
「ご自宅のアパートまで送りましょうか?」
「いえ、流石にそれは悪いので。」
いきなり言われた台詞に驚いて千早は両手をブンブンと振りながら慌てて言った。
「でしたら・・・お二人の居るマンションにお送りしましょうか?」
「えっ!?」
急に雰囲気が変わって静かに言ったマネージャーの言葉に驚いて千早はその場で固まった。
「あの・・・それって・・・どういう・・・。」
千早はそう言いながらも、あからさまに狼狽していた。
「水瀬さんを助けてあげてくれませんか。」
真面目な口調で言うマネージャーだったが、決して後ろを向きはしなかった。
「伊織さんを?」
言葉の真意が分からない千早は不思議そうに聞いた。
「面等向かって秋月さんとお話をしたら、水瀬さんには勝ち目は無いと思います。多分それは水瀬さん自身も分かっていると思います。それでも、今夜全てを話そうとしています。」
「でも・・・私に何が出来るんでしょうか・・・。既に律子さんからは三行半を突きつけられた身ですし・・・。」
マネージャーの言葉に、千早は俯いて力無く言う。

461 :律子×伊織×千早:2007/02/26(月) 22:03:20 ID:LnVReOBX
「今夜が水瀬さんや秋月さん・・・そして、これから行く気があるのなら如月さん、貴方にとっても正念場になると思うんです。貴方は本当に、このままで良いんですか?」
「そ、それは・・・。」
(良くなんかない・・・だけど・・・。)
千早は俯いたまま内心で葛藤していた。
「私は同じ人として、女として、そして何より若い貴方に後悔して欲しくないんです。」
「マネージャーさん・・・。」
千早は顔を上げて思わずマネージャーの方を見た。
「私にも如月さんたちと同じ年に深く悩んだ事がありました。私はそこで諦める道を取りました。その時はそれで良いと自分に言い聞かせました。でも、それは間違いだった。今でもその事を後悔しています・・・。」
(マネージャーさん・・・。)
千早が良くマネージャーを見ていると、小刻みに肩が震えているのが分かった。
「今の如月さんを見ていると・・・昔の自分を見ているようで辛いんです・・・。余計な事を言ったかもしれませんね・・・。近くの駅まで送ります。」
そう言って、マネージャーはエンジンをスタートさせた。
「あの・・・行って何が出来るか分かりませんけれど・・・。お二人の所へ送って貰えませんか?いえ、送って下さい!お願いします。」
千早はそう言って、その場で頭を深く下げた。
「分かりました。途中でコンビにでも寄って飲み物や食べ物を買いながら参りましょう。」
「はい。宜しくお願いします。そして・・・ありがとうございます。」
千早は、一回頭を上げてから再びお礼を言って深々と頭を下げた。

462 :律子×伊織×千早:2007/02/26(月) 22:03:58 ID:LnVReOBX
マンションに戻ってきてからも少し変な様子の伊織だったが、一緒に夕飯を食べ始める頃にはいつものように戻っていた。
忙しいスケジュールの中で久しぶりにゆっくりと二人で食べれる夕食に二人の会話も自然と弾んでいた。
楽しい時間はあっという間に流れて・・・
伊織はオレンジジュース、律子はカフェオレを飲みながらのんびりと適当にセットしたCDを聞いていた。
コントローラーをおもむろに取って、伊織はコンポのスイッチを切った。
「ん?一緒にシャワー浴びる?」
目を閉じながら聞いていた律子は消されたのに気がついて薄く目を開けて、いつものあの妖しげな瞳で聞いた。
(うっ・・・危ない危ない・・・。)
思わずその雰囲気に飲まれそうになった伊織は内心で首を振っていた。
「あのね、律子。大事な話があるの。」
伊織は真顔になって、しっかりと律子の目を見て言った。
「うん、聞くわ。」
律子の方もいつに無く真剣な伊織の言葉にメガネを掛け直してから頷いた。
「律子は千早の事どう思ってるの?」
伊織の言葉に、一瞬だけ律子はピクッっと反応した。
「千早?可愛い後輩よ。何でそんな事聞くの?」
(伊織・・・まさか、ね・・・。)
口でそう言って平静を装っていたが、律子は内心ではかなり動揺していた。
「そう・・・。」
(律子・・・貴方も私に嘘吐くのね・・・。)
伊織は少し俯いて悔しさで唇を噛んだ。
「千早ね・・・一昨日から昨日に掛けて酷かったのよ・・・。」
「っ!?」
顔を上げて痛々しそうな顔になって言う伊織の言葉に律子は驚いて目を見開いた。
「伊織・・・貴方・・・。」
「うん、知ってる。ぜ〜んぶね。勿論千早が悪いんじゃないし、千早はそういう事を軽々しく言う子じゃないのも分かるわ。」
「じゃあ、何で・・・。」
完全に狼狽している律子は聞くしかなかった。
「アタシも千早と関係を持っているからよ・・・。」
「!!?」
律子はあっさり言う伊織の言葉にショックを受けて驚いたまま固まっていた。

463 :律子×伊織×千早:2007/02/26(月) 22:10:03 ID:LnVReOBX
続きです。
千早はマネージャーの言葉に意を決した。
そして、ついに伊織が律子に真実を語り始めた。

>>452様(458) ご意見を頂けるだけでも書き手としてありがたいです。

>>459様 一読み手として始まりを期待しております。


伊織は真実を語り律子に詰め寄る。
そして千早は・・・
【続く】

464 :名無しさん@秘密の花園:2007/02/27(火) 06:20:24 ID:oVf0o24h
ついに伊織vs律子キター

そして千早も…

非常に続きが気になりますよ(`・ω・´)

465 :律子×伊織×千早:2007/02/28(水) 17:41:28 ID:mkG4mqyk
「最初に偶然だったけど、律子と千早がしてるとこ見ちゃったの・・・。いつも下げない頭を下げてまで千早に謝ったのに・・・.
悔しくて、悔しくて。それに律子を取られたくなくて引き離す意味も込めてアタシの虜にしてやったの!」
伊織は話している途中から涙ぐんでいた。ただ、その口調は強く激しくなっていっていた。
「そして、律子にはばれないように関係を続けた。千早はああいう子だからアタシとの関係を律子に言える訳も無い。それも分かってた・・・。」
そこまで言うと一旦伊織は黙った。
(知らなかった・・・わからなかった・・・。)
律子は何も言えずにそのまま、難しい顔をして伊織の事を黙ってみていた。
「そして、アタシと千早の関係も偶然マネージャーに知られる事になった。
律子やアイツに言われる前に何とかしようと思って協力者になって貰った。」
「嘘っ!?マネージャーも!?」
流石にそれを聞いて、律子は愕然とした。
「千早から話は聞いたワ。律子ずるいじゃない。別れ話の最後にキスするなんて・・・。あれじゃあ、未練が残るし千早が可哀想じゃない!」
「・・・。」
伊織の言葉に律子は眉をしかめながら黙り込む。
「知って欲しくなかった・・・。伊織が倒れてから私は凄まじい喪失感に襲われた。千早から事実を知った私は怒りで千早に当った。憎しみはいつしかぽっかり開いた穴に千早を埋める事で愛おしさに変わってしまった・・・。
最初は伊織の代わりのつもりだった、誰でも良かった・・・寂しさを紛らわしてくれる相手が欲しかったの。」
律子はうなだれながらとつとつと語る。
「アタシが戻って来なければ、そのまま千早と上手くやる。アタシが戻ってきちゃったから邪魔になった千早を捨てる。それって自分勝手だし、現状だったら千早が余りにも哀れじゃない!」
伊織は怒りを隠すことなく吐き捨てるように言った。

466 :律子×伊織×千早:2007/02/28(水) 17:43:56 ID:mkG4mqyk
「そう、私は自分勝手なのよ。貴方を最初にバスルームで押し倒した時からずっと・・・今も・・・きっとこれからも・・・。でも伊織、何でそんなに千早の肩を持つの?私と一緒に戻れるのなら問題ないでしょ?」
律子は顔を上げながら冷静な顔つきになって言った後、伊織に聞き返した。
「・・・そりゃあ、律子との関係に戻れるのは正直嬉しい。でもね、アタシ千早に情が移っちゃったのよ。今のままじゃ余りにも可哀想だし・・・。それにかく言う律子だってどうとも思ってないならキスなんてしないはずでしょ。
千早の話じゃ最後の最後まで体は重ねてもキスだけはさせてくれなかったって聞いたわよ。」
「・・・。」
(伊織はそこまで千早の心に入り込んだのね・・・。)
律子は黙ったまま、伊織とここには居ない千早の姿をダブらせて見ていた。
「じゃあ、伊織。貴方はどうしたいの?」
「えっ!?」
不意に聞かれて伊織は驚いた後、困った表情になる。
「私は今回の事で気が付いたの。伊織の代わりなんて居ない。だからもし、これから同じ事があったとしても私は一人で居るって決めたの。だから、千早との関係には終止符を打った。
でも、全く関わりを持たないという事ではないわ。事務所の先輩後輩として今まで通りに付き合って行くつもりよ。」
「律子は本当にそれで良いの?」
伊織は律子を睨みながら聞く。
「良いわ。伊織、貴方こそ選びなさい。私と千早、どっちを選ぶの?色々知った今、伊織との関係を続ける千早を許す事は出来ない。
でも、私を選ぶのなら今までの千早との関係に目を瞑るわ。ただ、千早を選ぶというのなら、私にも考えがあるわ・・・。」
鋭い目付きになって律子が迫るように言う。
「アタシは・・・。」
伊織は律子の迫力に気圧されて、言葉が続かなかった。
そこから少しの間、二人は無言のまま向き合っていた。

467 :律子×伊織×千早:2007/02/28(水) 17:46:21 ID:mkG4mqyk
「「最初は材料のある水瀬さんが有利に話を進められるでしょうけれど、必ずそれを秋月さんの方がひっくり返す時が来ます。
そうなってしまったら、水瀬さんに勝ち目はありません。言い方は良くないですが、水瀬さんが心の中で不満に思っていても、秋月さんに丸め込まれて終わりになってしまうでしょう。」」
「「私は・・・どうすれば良いんでしょう?」」
「「本当に水瀬さんが駄目だと貴方が判断した時に割って入ると良いでしょう。水瀬さん一人でも、貴方一人でも秋月さんには適わないと私は思っています。でも二人なら何とかなると思います。少なくとも今なら・・・。」」
「「そうですね・・・一人ではどうしようもなかったですから・・・。」」
「「良いですか、タイミングを逃してはいけません。早くても遅くても駄目です。秋月さんは強い方ですが、その反面とても寂しがり屋の面を持っています。強硬手段だけではなく、心に訴える事をすると良いと思いますよ。」」
「「はい。でも、何でマネージャーさんは行かないんですか?」」
「「前にも言った筈です。私は水瀬さんと秋月さんのマネージャーです。お二人の前に出たら妥当な所で手打ちをしてしまうでしょうから。私も融通が利きそうで利かない人間だから。っと、私の事はどうでも良いですね。
如月さん、くれぐれも後悔の無いように。頑張って下さいね。」」
「「ありがとうございます。」」

千早はさっきまでのマネージャーのとやり取りを思い出していた。最後に見た悲しそうな苦笑いをした顔が何故か忘れられなかった。
(律子さん・・・伊織さん・・・。)
合鍵を使って既にマンションの中に入っていて、部屋の中の修羅場をドア越しに聞いていた。ドキドキして破裂しまうのではないかと思う胸を押さえながら自分の出るタイミングを伺っていた。


468 :律子×伊織×千早:2007/02/28(水) 17:53:56 ID:mkG4mqyk
「無理・・・。どっちか選ぶなんてアタシには無理よ・・・。律子だって千早の事好きなんでしょ?アタシとは違った意味で。じゃなかったら、許さなかったキスなんてしないでしょ?」
伊織は律子に訴えかけるように言う。
「そうね・・・そうかもしれない。でも割り切らないと駄目なの。千早の事をなじるなら幾らでも聞くし謝るわ。でも、もう遅いのよ・・・。」
律子は俯きながら呟く。
「だったら・・・。」
「伊織、これ以上の問答は無用よ。選びなさい、私か千早を・・・。」
伊織の言葉を遮って、律子が顔を上げて冷たい目をして静かに言う。
「うっ・・・。」
その雰囲気に、伊織はその後続けようとした言葉を出す事が出来なかった。
「答えなさい・・・伊織。」
「あ、アタシは・・・。」
律子の豹変した姿に、伊織は自分では気が付いていなかったが、体も声も震えていた。
(アタシ・・・やっぱり・・・律子には・・・千早・・・ゴメン・・・。)


-------------------------------------------------------------------
続きです。
切り出して律子を追い込む筈が追い込まれてしまう伊織。
マネージャーに助言を得て、時を待つ千早。

>>464様 勝負という程の場面になるかどうかは分かりませんが
楽しんで頂ければ何よりです。


追い詰められた伊織・・・
逆に追い詰めた律子・・・
時が来た千早は・・・
【続く】

469 :律子×伊織×千早:2007/03/04(日) 23:33:26 ID:fKVZpZyY
バンッ!
そこで、突然ドアが開いて誰かが入ってきた。
「えっ!?」
「誰っ!?」
律子と伊織が驚いて見るとそこには千早が立っていた。
「千早!?」
「千早、アンタ何でここに!?」
流石に二人は驚いて顔を見合わせた。
「マネージャーさんに無理にお願いして、連れて来て貰いました。」
千早は気不味そうだったが、俯かずに二人の顔を交互に見ながら言った。
「・・・。」
「マネージャーが許したの!?」
(どういう事?マネージャー修羅場になるってのは分かっていた筈なのに・・。)
律子は無言だったが、伊織は信じられないと言った表情で聞き返した。
「はい。」
千早が返した返事は力強く、さっきまでの気不味さは全く無くなっていた。
「何しに来たの千早?貴方の出る幕じゃないわ。」
驚いたものの冷静に戻って律子が冷たく言う。
「何言ってんのよ!律子。ここで、三人できちんと結論出して決着つけなきゃ。」
伊織の言葉に、律子は一瞥くれるだけで無言のままだった。
「うぐっ・・・。」
(律子・・・恐いわよ・・・。)
一瞥くれられて、伊織は思わず萎縮した。
「律子さん、伊織さん。お二人の話中すいません。聞いて貰えるかどうかは分かりませんが、私の気持ちをお伝えしたくて参りました。」
「良いわ座って・・・。」
律子は静かに言うと、千早に席を勧めた。
四角いテーブルだったが、それぞれが視界に入るように三角形になる感じで椅子の向きを変えて座りあった。
(危なかったワ・・・。)
伊織は座りながらホッとしていた。それと同時に危うく律子の雰囲気に飲まれてしまいそうだった自分に内心で苦笑いしていた。

470 :律子×伊織×千早:2007/03/04(日) 23:35:32 ID:fKVZpZyY
「私は最初、律子さんに芸能界の先輩として優しくして頂いて・・・。伊織さんにも声を掛けて頂いて・・・。お二人の所まで駆け上がろうと今でも思っています。
最初に伊織さんを突き飛ばしてしまって、その事実で律子さんから怒りを買ったんですが、その後伊織さんの居ない寂しさなのからか、私に色々と手解きをして下さいました。」
「・・・。」
「・・・。」
律子と伊織は黙って千早の話を聞いていた。
「その後、伊織さんにその事実を知られて、私が嘘を吐いていた事でやはり怒りを買って、滅茶苦茶にされました。それは、私を律子さんから引き離す為に伊織さんが取った手段でした。
正気を失う程、何度も何度も激しくされて、どうにかなってしまうかと思いましたが、それは、逆に私にとって今まで体験した事の無い甘い物へと変わって行きました。」
(そんな事があったのね・・・。)
その話を聞いて、律子はチラッと伊織を見た。
「私は最初、律子さんにだけ心を奪われていましたが、伊織さんに無理矢理されているのもその内にそうでは無い事に気が付きました。確かに色に溺れたのかも知れませんが、
伊織さんの気持ちが変わっていくのが何となく分かりました。そんな気持ちに気が付いた私は伊織さんにも徐々に心を奪われて行きました。」
(あんまりそういうつもりは無かったんだケド、まあそう思ってるならそれで良いワ。)
伊織は聞きながら腕を組んで千早を見ていた。
「全てを知っている伊織さんと、その事を知らない律子さんの間で苦しんだ時もありました。いつかはこの事が表に出てしまう恐さと、その時には私は律子さんと伊織さんの二人を同時に失う事が恐かった・・・。
そして、先に律子さんからその話をされてしまった。悲しかったし、今度は伊織さんに同じ風にされたら私はどうなってしまうのか不安で恐くて仕方なかった・・・。」
千早は言葉の最後の方で涙が目に溜まり始めていた。
「最後の最後まで私は伊織さんの代わりでしかないと思っていました。だけど、最後でキスされてそれは違うんじゃないかって思ったんです・・・。」
「・・・。」
律子はその話ではあえて口をつぐんでいた。
「伊織さんは、夜中なのにわざわざ来て下さって、面倒を見てくれました。そして、私の話を全部聞いた上で律子さんに全てを話すと・・・。例え結果が酷い事になったとしてもと・・・。」
「あんな状況でほっとけるワケないでしょ。」
伊織は苦笑いしながら突っ込んだ。

471 :律子×伊織×千早:2007/03/04(日) 23:36:47 ID:fKVZpZyY
「前置きが長くなりましたが、結論を言わせて貰います。私は律子さんも伊織さんも好きです。芸能界の先輩としては無論ですし、普通なら二人何ていうのは許されないのかもしれません。でも、二人とも好きなんです!」
力強く言って千早は思わず勢いで立ち上がった。
「そう・・・二人なんて許されないのよ・・・。」
律子が静かに言った。
「じゃあ、律子。もしアタシが千早と一緒になるって言ったらどうするの?」
「・・・。その時は一人で・・・。いえ、千早から貴方を奪うわ!」
何気なく聞いた伊織の言葉に、律子は少し千早を睨みながら言う。
「ひっ!?」
千早は立ったまま仰け反って、バランスを崩してジタバタしてそのまま椅子に座る形になった。
「ぷっ。何やってんのよ千早。」
「だって、伊織さんが変な事を聞くから・・・。」
笑う伊織に、ふくれっ面で千早が文句を言った。その様子を見て、律子は面白く無さそうな顔をする。
「要は皆ワガママなのよ。アタシはいつでもどこでもワガママだけどね。にひひっ。」
「そうね・・・。わがまま・・・自分勝手・・・よね。」
笑いながら言う伊織に、律子は何とも言えない顔をしながら呟く。
「ねえ、律子。こんな場面なんだから嘘は言わないで。千早の事好きなんでしょ?アタシの代わりなんかじゃなくて、一人の相手として。」
伊織の言葉に、千早は固唾を呑んで律子を見守る。
「ふぅ・・・分かったわ。正直に言うわ。そう、私は伊織も千早も好き。だけど・・・。」
「だったら問題ないわ。私だって律子も千早も好きよ。それで良いじゃない。何が駄目なの?」
「何って・・・。」
あっけらかんと言う伊織に、律子は伊織を見て言う。
「アタシも千早も全てを知って苦しんだのよ。律子だって苦しんだじゃない。そりゃあ、上手く行かないかもしれないけど、それまでは自分に正直になっても良いじゃない。」
「伊織・・・。」
伊織は少し微笑みながら言う。
「律子さん・・・。私じゃ駄目ですか?」
「千早・・・。」
千早は、少し涙ぐみながら訴えるように言う。
「何も知らなくて伊織にばれないようにって苦しんだ私は何だったの・・・。伊織と千早を傷つけてしまった私は・・・。」
律子は俯きながら呟く。
「全部知った上で、後は律子の答え待ちだけよ。」
「・・・。」
無言の律子を伊織と千早はじっと待った。

472 :律子×伊織×千早:2007/03/04(日) 23:42:30 ID:fKVZpZyY
続きです。

ついに割って入って語る千早。
驚くも一緒に説得に入る伊織。
形勢逆転をした筈が揺れ動く律子。


伊織と千早の言葉に出す律子の結論は・・・
【続く】

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